沖縄

勝連城と阿麻和利とは~鬼大城や展望も素晴らしい勝連城の見どころ【沖縄の世界遺産】


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勝連城(かつれんぐすく/かつれんじょう)は標高約100mに築かれた山城で、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産(世界文化遺産)や日本の国の史跡に登録されています。
2017年には続日本100名城にも指定されました。

最初の築城は茂知附按司と考えられていますが、時期は1300年プラスマイナス100年と、かなり大まかな推定となっています。

茂知附按司(もちづき-あじ)は悪政を強いていたとされ、北谷間切屋良村で百姓出身とされる阿麻和利(あまわり)が茂知附按司を倒して、勝連城の按司になりました。
この阿麻和利と勝連城の見どころを中心に、このページではご紹介させて頂きます。


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阿麻和利の幼名は加那(カナー)と伝わります。
生まれてからと言うもの体が弱く、10才まで歩くことも出来なかったので、山に捨てられたとも言われています。
その時、山でクモが巣を張るのを見て、加那は漁に使う打ち網を考案したともされていますので、アイデアマンだったようです。

下記は勝連城の全景ですが、写真ではそんなに急峻には見えないかと存じます。
しかし、実際には写真より急峻に感じられます。

この阿麻和利が茂知附按司を倒した話には下記のような逸話もあります。

茂知附按司にお神酒を献上するとして、酒樽に武器類を入れ、阿麻和利と百姓が勝連城に赴いたと言います。

献上された神酒を飲もうとし、茂知附按司と側近が庭に出たところ、阿麻和利は部下の百姓と申し合わせた通り、酒樽のふたを開けるのを合図に、桶に忍ばせていた武器を取り、側近に襲いかかったと言います。

側近は何が起きたか分からず茫然と立ち尽くしていたところを、阿麻和利は茂知附按司の髪えりを捕らえて引き倒し、一刀で刺したそうです。

そして、周囲でビックリしている者たちに・・

いま、降伏する者は一命を助く、降伏しない者は首をはねてさらし首にする

と大声で叫んだため、みなは、ひれ伏して降伏し、阿麻和利が勝連城を乗っ取った訳です。

このように、伝承として残っていると言う事になります。

また、阿麻和利は与論島、沖永良部島、奄美大島諸島を通して本土との交易だけでなく、朝鮮とも貿易を行い、強大な勢力を張るようになります。

このように阿麻和利は一目置かれる存在となり、首里城の第一尚氏王統である第6代国王・尚泰久王は、琉球支配を安定させるため、大切な娘・百度踏揚を嫁がせました。

しかし1458年8月、護佐丸・阿麻和利の乱となります。

王朝に使える重臣としては阿麻和利の他に、もうひとり護佐丸(ごさまる)と言う権力者がいました。

この中城城按司の護佐丸が阿麻和利に対抗するため兵を集める行動を取ったとされます。
この動きを、いち早く察した阿麻和利は、尚泰久王に対して、護佐丸に謀反の動きありと報告した模様です。

そのため、尚泰久王は討伐軍の総大将に阿麻和利を任じると、中城城を包囲させました。
城を包囲したのが王府軍と知った護佐丸は、忠誠を貫き、反撃などせずに、妻子とともに自刃して無実を証明したようです。

護佐丸盛春を滅ぼすことができた阿麻和利は、そのまま首里城を攻めようと軍を進めたとされています。
このことを、妻の百度踏揚が、王女の従者である越来賢雄(ごえく-けんゆう)、別名を鬼大城(うにうふぐしく)と共に勝連城から脱出し首里城に伝えました。

そのため、阿麻和利は、この越来賢雄(鬼大城)を大将にした討伐軍と戦う事となります。
阿麻和利の弟・賢休が討死したしたともあります。

越来賢雄(鬼大城)は勝連城を包囲しますが、堅固な城のためなかなか落とせません。
そのため、自ら女装して勝連城に忍び込み、油断していた阿麻和利を討ち取ったとされています。
これ以降、勝連城は使われる事が無かったようで、石垣などは運び出された模様です。

武功を挙げた越来賢雄(鬼大城)は、越来間切(沖縄市越来)の総地頭職となり、越来親方賢雄と称しました。
更には、祖父を夫に討たれ、夫を父に討たれた悲劇の王女・百度踏揚を妻にしたと言います。

勝連城

現在、失われていた石垣なども復元され、往時の姿を取り戻しつつあるのが勝連城です。

見学は24時間可能で無料で、観光所要時間は30分~60分程度です。

南には中城湾、東には海中道路が望めて、景色は大パノラマで最高ですし、万座毛と同じくらい絶壁です。
ただ、今回は天気が悪かったため、すみません。

晴れていれば素晴らしい景観がまっていると存じますので、デートスポットにも良いのではと存じます。

例外なく勝連城にも拝所がありました。
勝連城の守護神が祀られたウシヌジガマの拝所(ウジヌシガマの洞穴)が下記です。

ウジヌシガマの洞穴と、玉ノミウヂ御嶽の洞穴は繋がっているとも言います。

他にも井戸(門口のカー)などもあります。

天険の要害で難攻不落と言う事もあり、城跡は急勾配となっていますが、登り道は、そんなに急ではないです。
ただし、ご訪問される場合の「靴」は、スニーカー以上がお勧めです。
雨の日には滑りやすく、雨のあとなどでも足場は悪いですのでご注意を。
夏は暑いので日焼け止めや水分補給の対応も忘れずに。

下記の案内図ですが、左下の「金属製品」とある方角から城域に入っていく感じになります。
駐車場は中腹に位置するので、比較的ラクラクです。

勝連城への行き方・アクセスですが、下記の地図ポイント地点が勝連城跡休憩所と言う場所になっていて、無料駐車場(午前9時~午後18時)が完備されています。
※道路の反対側にも24時間の駐車スペースはあります。

那覇空港からだとレンタカーで高速乗って、約90分の距離で、タクシーだと那覇市内から8000円程度です。
このあとは、アマミチューの墓を訪問させて頂きました。

中城城と護佐丸盛春とは~護佐丸・阿麻和利の乱と王女・百度踏揚【世界遺産】
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コメント

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