山梨

笹子峠の矢立ての杉・笹子隧道・駒飼宿本陣跡~マイナー史跡もたまにはいいよ


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たまには、マイナーなB級史跡も良いですよ?と、言う事で、かなりマイナーな観光・史跡ですが、国道20号の大月と甲府の間にある旧甲州街道「笹子峠」付近の観光スポットをご紹介致します。

まずは、矢立ての杉です。

矢立ての杉

矢立ての杉は笹子峠の大月市側にあり樹齢1000年を超す、高さ24mの大木で山梨県の天然記念物に指定されています。

矢立てのスギ(やだてのすぎ)は、甲斐国誌、甲斐叢記など古い書物にも登場する名木で、江戸時代末期の浮世絵師・葛飾北斎や二代目の歌川広重による名画でも描かれている巨木です。
このように古来からある巨木の多くは、現代において既に枯れてしまったり、倒れてしまったりして、良く「2代目の木」のようなモノが植えられていると存じます。
しかし、笹子峠の矢立ての杉は、現役と申しましょうか、正真正銘、昔の書物に登場する杉の木が現存しています。

戦国時代頃までの峠道は、笹子峠では無く、もっと北寄りの田野の方に降りる道が正式だったようですので、この街道に関しては、武田信玄は通過しなかったと考えられます。
しかし、鎌倉時代に源頼朝が富士の巻狩りで矢を立てたと言う伝承があり「矢立」と言う名がついたと言われていまます。
その後も、合戦に赴く武士が往来した際に、縁起を稼ぐと申しましょうか、必勝を祈願してこの杉に矢を射ったも伝わります。

戦国時代が終わって、甲府と江戸の街道が整備されるようになると、この矢立の杉のすぐ脇が、甲州街道として開通しました。

ただし、有名な杉の大木と言えども、幹の内部は空洞化しており、かなり弱っているそうです。
特に、昭和4年に宿無しの浮浪者が、杉の幹の中で「火を焚いた」と言う事で、内部は炭化もしているとの事です。
そのため、いつ倒れてもおかしくない申しますと、失礼かとは存じますが、津久井城のシンボルとも言える杉の大木が、カミナリで焼失してしまったケースもありますので、見れなくなる前に見学して参りました。

杉良太郎さんの平成20年に発売された歌に「矢立の杉」という曲があり、一躍全国的にも有名になっています。

さて、矢立の杉がある場所ですが、現在の国道20号沿いではなく、笹子峠越えの旧道になる県道212号で進んで頂く事になります。
1.5車線の完全舗装された峠道ですので、走りにくいことはありません。
ただし、他のサイトで示している地図の多くは場所が間違っています。
正確には、下記の地図ポイント地点となります。

カーブの場所に大きな案内板があり、その付近に4~5台のクルマを止めるスペースがあります。
その駐車スペースから、ほぼ平坦な遊歩道を入って100mほど行くと、旧甲州街道の山道があり、大きな杉が見えてきます。
トイレはありませんので、ご注意願います。


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なお、冬季に雪が降った際には、県道212号線はチェーンが必要です。

笹子隧道

笹子隧道(ささご-ずいどう)は、県道212号日影笹子線の笹子峠(標高1096m)の直下にあるトンネルです。
大正時代まで、甲府盆地と東京方面を結ぶ道路はなく不便を強いられていました。
そのため、現在の貨幣価値で約4億円を投じて開通したのが、全長239mの笹子隧道となります。
現在は、文化庁の登録有形文化財に指定されています。

トンネル内の幅は約3mしかなく、対向車が来るとすれ違い出来ません。
そのため、トンネルに入る前に、前から車やバイクなどが来ていないか、よくご確認の上、進入願います。

笹子隧道の場所ですがね下記の地図ポイント地点となります。

笹子峠の前後はヘアピンカーブも多く、車幅も充分ではないことから、笹子隧道が開通しても、甲府に入るルートとしては河口湖からの御坂峠の道路が整備されたと言います。
しかし、戦後、野菜などの物資輸送の重要度が増し、笹子隧道を抜ける道路は国道20号に指定され、昭和32年12月に、新しい「新笹子隧道」と言う現在の国道20号の新笹子トンネル(全長2953m)が有料道路として開通しました。
新しいトンネルは昭和46年には無料開放されています。
ただし、その新笹子トンネルも50年経過して老朽化していることから、新笹子トンネルの西側に、あらたなトンネルを掘る計画も国道交通省が発表しています。

また、リニア中央新幹線のトンネル(2本か?)も掘られると、笹子峠に県道の笹子隧道、国道の新笹子トンネルと更に新しいトンネル、2012年に笹子トンネル天井板落下事故を起こしたことがある中央自動車道のトンネル、開通当時は世界一長いトンネルだったJR中央本線のトンネル2本と、合計で8本もトンネルがあると言うまさに交通の要所となります。

なお、国道20号の新笹子トンネルと、JRのトンネルは、トンネルの真ん中付近で、直線にはなっておらず、微妙にずれています。
これは、昔のトンネルを掘る技術がまだ正確ではなかったので、両方向から掘り進めたら、真ん中で、ちょっとずれていたと言う事からです。

駒飼宿本陣跡

笹子峠からずっと勝沼方面に降りていくと、駒飼宿(こまかいしゅく)に到達致します。

元々、馬の放牧をしていた場所だったそうで、駒飼と言う地名になっており、次の鶴瀬宿とは相宿だったそうです。
江戸時代には本陣(冨屋)1、脇本陣1、旅籠6があり、人馬の継ぎ立てを21日から月末まで行いました。(鶴瀬宿が毎月1日~20日を担当)
参勤交代としては、信濃・高遠藩、高島藩、飯田藩が通行しました。
現在でも地元の方々は、お互いを屋号で呼び合うそうです。

幕末の1868年には、笹子峠を越えた新鮮組の近藤勇の甲陽鎮部隊が、ここで軍議も開きました。

駒飼宿本陣跡は下記の地図ポイント地点となります。

この他、初鹿野には、九州のキリシタン大名だった有馬晴信関連の史跡だけでなく、武田家滅亡の景徳院も田野にありますので、セットでご訪問なさってみてはいかがでしょうか?

有馬晴信と日野江城~沖田畷の戦いでは南蛮防衛での最新兵器を駆使か?
景徳院~鳥居畑の戦い(天目山の戦い)と武田勝頼の墓 訪問記
近藤勇とは~新選組局長として徳川幕府に尽くした生涯

コメント

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