大谷寺(おおやじ)は、栃木県宇都宮市大谷町にある天台宗の寺院で、国の特別史跡および国の重要文化財に指定されている「大谷磨崖仏」が見学できます。
栃木県内としては、日光「華厳の滝」に次いで、国の名勝にも指定されました。
大谷寺は大谷石の採掘でしられる凝灰岩層の洞穴の中に、堂宇を配置した日本屈指の洞窟寺院となっています。
ご本尊は、岩壁に彫られた約4.5mの高さがある千手観音で、一般的には「大谷観音」として知られています。
直接の撮影は禁止の為、ポスターを撮らせて頂きました。
この石に彫られた千手観音は、平安時代中期頃の作品と考えられており、には周辺住民等の信仰の地となっていたものと推定されているようです。
大谷磨崖仏(おおやまがいぶつ)は、その千手観音像のほかに、伝釈迦三尊像、伝薬師三尊像、伝阿弥陀三尊像の4組10体の全体の呼び名です。
大谷寺の洞窟にある訳ですが、この洞窟からは約1万1000年前の古代人が生活した痕跡があり、深さ3mに埋葬されていた身長154mの縄文人の人骨も出土しています。
大谷寺の創建として、川に毒蛇が住んでいたのを、810年頃に弘法大師が退治をしたと伝わり、その弘法大師の偉業から、仏教を信仰する人が増え、大谷寺が造営されたと言われています。
下記のような庭園も散策可能です。
江戸時代初期には、徳川家康の長女・亀姫(奥平亀姫)が、寄進し、整備も行っています。
繰り返しのご案内になりますが、写真撮影は境内自由ですが、建物の内部は撮影禁止です。
御朱印は頂けます。
なお、12月21日から12月31日と、12月~3月の木曜日は、有料拝観できないお休みですので、ご注意願います。
※その他、臨時で木曜定休の場合あり。
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JR宇都宮線・宇都宮駅の西口から関東バス「立岩行き」で所要約30分「資料館入口」バス停下車して徒歩約5分。
大谷観光一日乗車券と言うバス乗り放題の割引乗車券は、関東自動車JR宇都宮駅前定期券センターにて発売されています。
大谷寺の前に有料駐車場がありますが、その有料と言うのは、有料拝観してくださいと言う意味ですので、駐車場は実質無料です。
駐車場の場所は、当方のオリジナル地図にてポイントしておきます。
大谷観音「大谷寺」大谷磨崖仏の観光所要時間ですが、15分~30分といったところです。
・大谷資料館の紹介 大谷石の解説 巨大な地下空間
・大谷景観公園の解説 自然が作り出した迫力ある景色
・関東周辺の観光・史跡オリジナルGoogleマップ
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