京都観光

天橋立(あまのはしだて)観光「またのぞき」お勧めモデルコース攻略法

天橋立

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京都府宮津市の「天橋立」(あまのはしだて)は、宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てた全長3.6kmの湾口砂州の名称で、松島宮島と並んで日本三景のひとつになっています。
古くから奇勝・名勝として知られており、国の特別名勝、日本の重要文化的景観に選定されいる国内有数の風光明媚なエリアです。
天気はあまりよくありませんでしたが、久しぶりに3回目の訪問をさせて頂きました。

この記事では、天橋立を初めて個人旅行(家族旅行)される方向けに、失敗しない・損しない・得する・効率が良い天橋立観光の攻略法をご伝授したいと存じます。

天橋立観光スポット

まず、天橋立ですが、南北に伸びており、渡りますと徒歩で50分ほど掛かります。
そのため、南側と北側のどちらかをポイント(拠点)にして観光するのが一般的です。

その南側の地名(場所)は、天橋立駅や智恩寺がある「天橋立桟橋」側となります。
北側は、一宮と呼ばれる元伊勢籠神社・籠神社(この-じんじゃ)や笠松公園(かさまつこうえん)がある「一の宮桟橋」側となります。
この2つをまず、覚えておくと、この記事を読む上でも、また、現地でも困りません。

天橋立ビューランドからの景観を「飛龍観」、傘松公園からの景観を「昇龍観」といいます。

傘松公園

傘松公園(かさまつ-こうえん)は、北側となる一の宮桟橋側にあります。
ツアーなどの場合には、だいたい、傘松公園に行くことが多いですが、もちろん、個人旅行でもお勧めです。

麓にある「府中駅」から「天橋立リフト」または「ケーブルカー」に乗ります。

天橋立傘松公園ケーブルカー・リフト

乗車して4~6分程度で「傘松駅」となり、標高は130mになります。
ただし、ケーブルカーに乗車した場合、空いていれば、進行方向ではなく、下側に向いている席に座ることをお勧め致します。
天橋立を見ながら登れます。

天橋立傘松公園ケーブルカー・リフト

ケーブルカーとリフトは、どっちに乗っても大丈夫でして、上りはケーブルカー、下りはリフトといったような選択も可能です。
登りますと、降りたところが「展望台」になっています。

傘松公園

下記は「股のぞき」です。
股の間から天橋立を見ると、景色が逆さになります。
要するに、海と空が逆になり、天橋立が、まさに天に架かる浮き橋のように見えますので、ぜひ、試してみてください。

天橋立・股のぞき

あとは、展望台の端っこの方に行くと「かわらけ投げ」も楽しめますよ。

かわらけ投げ

有料駐車場は付近の民間駐車場か、元伊勢籠神社(一の宮)の有料駐車場(朝7時~17時)が利用できます。
当方のオリジナル地図では、駐車場入口がわかるようにしてあります。

観光所要時間は、混雑していなければ、麓からの往復で約30分といったところです。

傘松公園案内図

元伊勢 丹後一の宮 籠神社

傘松公園を見学される場合には、その前後にて、元伊勢一の宮「籠神社」(この-じんじゃ)を参拝しましょう。
一の宮と言うのは、その国で一番由緒ある神社と言う意味です。

元伊勢籠神社

要するに、丹後国で一番なのが、この「籠神社」となりますが、神社の参道は、なんと天橋立そのものなのです。
なお、元伊勢と名が付く通り、三重の伊勢神宮ができる前からあった神社であり、伊勢神宮「外宮」の祭神である豊受大御神は、この籠神社から遷座したとも考えられます。
現在の主祭神は、海部氏(あまのべ)の祖神である彦火明命 (ひこほあかりのみこと)で、創建は671年です。
約2500年前から祭祀が行われていた形跡があり、現在も、海部氏が神職を担当しています。
恐らくですが、籠(こもり)と言う字も、古代に使われた竹籠製の船の意味だと個人的には感じています。
あまのべ氏にちなんで「あまの-はしだて」と言う事で、やがて漢字が日本で使われるようになると、天橋立となったのでしょう。
このように、日本の場合、歴史的背景も感じながら観光すると、また違った角度からも楽しめ、感慨深い旅行となります。

天橋立観光船

天橋立を海の上から堪能する方法として人気です。
主に一の宮桟橋~天橋立桟橋間の運航で、片道12分と時間もリーズナブルです。

天橋立観光船

時刻表(ダイヤ)ですが、平日でも概ね30分置きで、土日祝は20分毎になります。
内海を航海しますので、波でそんなに揺れることもありません。
ペットに関しては、ゲージなどに入っていて、ペットの顔や手足が外に出ていない状態は、デッキに限り乗船可能です。(客室は不可)
下記は、天橋立桟橋になる乗り場です。

天橋立観光船

観光船に乗らずに、クルマやレンタサイクルで、南北を移動しても良いです。
クルマですと、グルッと廻りますので約15分くらい掛かります。

天橋立ビューランド

天橋立ビューランドは、天橋立桟橋側にあり、標高130mの高台になっています。
天橋立駅や桟橋・天橋立入口からは徒歩5分といった感じです。

天橋立ビューランド

モノレールは小型2連式で、あとはリフトもあります。
上りはケーブルカー、下りはリフトでと言う乗車も可能です。

天橋立ビューランド

この天橋立ビューランドから望める天橋立は、よくポスターやテレビなどで紹介される天橋立の景観となります。

天橋立

もちろん「股のぞき」もあります。

股のぞき

もちろん「かわらけ投げ」も楽しめますが、的はありませんでした。

かわらけ投げ

天橋立ビューランドは、ちょっとしたミニ遊園地のようにもなっています。
また、園内に東屋、ベンチ、テーブルとイス、芝生エリアもありますので、お弁当を持参してハイキング気分でランチするのも良いです。

天橋立ビューランド

そのため、お子様連れのご家族でも数時間遊ぶことができます。
売店にてチケットを買ってから乗車してください。

天橋立ビューランド

展望台などの施設も充実していますので、大人やカップルでも、楽しめます。

天橋立ビューランド

ペットに関しては、リフトに限り膝上での乗車が可能です。
なお、民間の駐車場が点在していますが、乗り場近くに有料駐車場もありますので、当方のオリジナル地図でもわかるようにしてあります。

天橋立

前述しておりますとおり、天橋立は「徒歩」または「自転車」で渡ることができます。

天橋立

歩くと片道50分ほど要しますが、両側では1時間400円程度でレンタサイクルなどもあります。
下記は、名物とも言える小天橋です。

小天橋

内海である「阿蘇海」に、外海から入る唯一の運河とも言えるところでして、この小天橋は廻旋(せんかい)するようになっています。
下記は、その旋回した橋を通過する船を撮影したものです。

天橋立・小天橋

船のための踏切のような橋で、船が通過する間は、天橋立に渡れません。
分かりにくいので、動画でも撮影しています。
よければ、ご覧頂けますと幸いです。

智恩寺

日本三文殊(智恵の文殊堂)とされる天橋立の智恩寺(ちおんじ)は、創建808年と伝わる古いお寺さんで、天橋立の南側となる天橋立桟橋脇にあります。

智恩寺の山門

下記の多宝塔は500年以上前の1501年に建てられたもので、国の重要文化財にも指定されています。

智恩寺・多宝塔

京都丹後鉄道・宮豊線「天橋立駅」から下車して徒歩約5分です。

交通アクセス

電車(鉄道)で天橋立に向かう場合には、交通アクセスとして、京都駅からJR西日本と京都丹後鉄道を直通する特急利用で、天橋立駅まで約2時間となります。

東京駅からの東海道新幹線でも間に合う時刻の下記・・。
特急はしだて1号(4両編成・グリーン車0.5両、指定席1.5両、自由席2両※多客時は7両編成)
京都(始発)9:25発・天橋立(終点)11:30着
乗車券2260円、自由席特急料金1620円

天橋立駅からは、徒歩5分ほどで天橋立の入口(天橋立桟橋側)となります。

小天橋 廻旋橋

クルマの場合、自動車で天橋立を訪れた場合には、駐車場にクルマをとめて観光と言う形になりますが、その駐車場は大きく分けて、一の宮桟橋側と、天橋立桟橋側の2箇所になります。
その両方を車で移動しても良いですし、どちらか一方に止めたら、あとは、観光船やレンタサイクルで、もう片方に渡っても楽しめるかと存じます。

なお、宮津城があった宮津駅から徒歩10分ほどのところの道の駅「海の京都・宮津」では電動アシスト自転車が2時間レンタルで500円です。
駐車料金が無料ですので、道の駅からレンタサイクルで周辺を観光すると言うのも一考です。

天橋立桟橋側から観光スタート

ズバリお勧めの天橋立周辺観光プランと致しましては、まずは、レンタサイクルです。
観光船が出ている天橋立桟橋近くでレンタサイクルが借りられて、反対側となる北の一の宮桟橋にて返却(乗り捨て)ができます。


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観光船&チャリと言う割引チケット(セット料金)もありますので、行きは自転車、帰りは観光船と言う組み合わせがベストです。
このレンタサイクル+遊覧船ですと、往復で60分~90分程度の観光所要時間になります。
もちろん、自転車が苦手な場合などには、遊覧船で往復しても良いです。
船は、少し料金は高くなりますが、颯爽と走るモーターボートで移動することもできます。

天橋立モーターボート

更に時間があり、北側の元伊勢籠神社(籠神社)や笠松公園にも行くのであれば、更に笠松公園へのケーブルカーもついた「レンタサイクル傘松まるごとチケット」が大変お得です。(帰りは遊覧船利用可能)
元の場所まで合計で2時間~3時間ほどの観光使用時間になります。(混雑時は更に時間が必要)

天橋立ビューランドからの景観「飛龍観」も素晴らしいですので、天橋立ビューランドにも行く場合には、合計で2時間30分~3時間30分ほどになります。

天橋立駅に戻った際には、最後に智恩寺を参拝したり、電車で帰る前には、天橋立駅近くにある、天橋立温泉「智恵の湯」と言う日帰り温泉で、夏であれば汗を流したり、冬であれば体を温めてはいかがでしょうか?

天橋立ビューランドと智恵の湯が割引セットになった湯遊チケットもありますので、お得です。

自分(個人)移動では面倒だ、高齢者なのでよくわからないと言う場合には、観光協会が主催している日帰りツアー「【PR】gifbanner?sid=3195428&pid=885309770天橋立 ガイド付き観光コース」がお勧めです。
天橋立駅に昼12時45分集合で、定番の観光スポットをガイドさんつきで周れます。
帰りは笠松公園にて16時15分自由解散となっており、それから、下って観光船に乗れば天橋立駅には17時30分頃に戻れると言う計算です。
京都からも十分日帰りで天橋立を観光可能です。

天橋立

他にも、あまり周れませんが、午前10時発では2時間のガイド付きコースもあります。

一の宮桟橋側から観光スタート

北の一の宮桟橋側から観光を開始する場合には、先か最後に、元伊勢籠神社(籠神社)や傘松公園を入れると良いです。
旅行会社のツアーバスで行く場合には、だいたい麓にバスを止めて、ケーブルカー・リフトにて傘松公園に行くことが多いです。

観光船が出ている一の宮桟橋近くでレンタサイクルが借りられて、反対側となる南の天橋立桟橋にて返却(乗り捨て)ができます。
観光船&チャリと言う割引チケット(セット料金)もありますので、行きは自転車、帰りは観光船と言う組み合わせがベストです。
このレンタサイクル+遊覧船ですと、往復で60分~90分程度の観光所要時間になります。

天橋立ビューランドにも行く場合には、所要時間は合計で2時間30分~3時間30分ほどみておくと良いです。


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なお、料金が安いセットの割引券は2日間有効になっているものが多いですので、天橋立近くに「宿泊」して、ゆっくりと2日間掛けて、観光することもできます。
更に時間があり、天橋立ビューランドにも行く場合には、合計で2時間30分~3時間30分ほどになります。

昼食(ランチ)が取れる場所としては、智恩寺付近か、北の一の宮付近に飲食店・レストラン・お土産物店があります。

宿泊予約するなら

天橋立付近には2回宿泊したことがありますが、天橋立駅近くにホテルや温泉旅館が集中しています。

【広告】天橋立近くのホテルや旅館など

温泉好きであれば、天橋立温泉の旅館が良いでしょう。
温泉がある旅館は下記のとおりです。

【広告】天橋立温泉 天橋立ホテル
【広告】天橋立温泉 ホテル北野屋
【広告】オーベルジュ天橋立
【広告】日本三景 天橋立 文珠荘

あとは、安さで選ぶのであれば、一の宮付近には旅館・ホテルがあります。

【広告】天橋立ユースホステル

他にも少し離れても良いのであれば、【広告】橋立ベイホテルの海側客室ですと、ちょっと遠いですが、正面に天橋立を望むことができるほか、隣接して温泉もあります。
事前予約が必要ですが、天橋立駅から無料送迎バスもあります。(翌朝出発時は笠松公園方面にも送迎あり)

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【広告】橋立ベイホテル

【PR】gifbanner?sid=3195428&pid=885309770橋立ベイホテルのレンタルサイクル(5時間)予約可能もあります。

その他、高台にあるのは【広告】ホテル&リゾーツ 京都 宮津(旧:宮津ロイヤルホテル)です。

また、ちょっと足を延ばして、クルマで1時間20分ほどの「【広告】城崎温泉」(きのさき-おんせん)に泊っても良いですよ。
私も、城崎温泉には2回宿泊したことがあります。
外湯もあり、素敵なところです。

以上、天橋立観光にお役立て頂けますと幸いです。

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髙田

投稿者の記事一覧

最後までご高覧賜りまして、誠にありがとうございます。
旅行会社勤務時の経験なども活かしまして国内旅行の情報提供中。
日本航空さんに年間10~30回搭乗して日本国内を巡っており、観光地での楽しみ方、お得な過ごし方などを掲載しております。
国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級、温泉ソムリエ、普通救命修了。
メディアさまへの写真類の提供・テレビ出演依頼などを賜ることもございますが、自己紹介ページの下部よりご連絡をお願い申し上げます。

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