北海道観光

釧路湿原~個人旅行で見ておきたい展望台2つと釧路湿原の穴場

釧路湿原



釧路湿原

釧路湿原(くしろしつげん)は、北海道の釧路市、釧路町、標茶町、鶴居村にまたがる日本最大の湿原です。
約6000年前に「古釧路湾」と呼ばれる入り海が後退して、泥炭が堆積し、湿原が形成されました。
2万2千ヘクタールの湿地帯であり、うち7863ヘクタールがラムサール条約の登録湿地で、動植物は2000種以上確認されています。

釧路川などが蛇行して流れており、特別天然記念物のタンチョウのほか、イトウやキタサンショウウオやエゾカオジロトンボといった希少種も生息する貴重な自然が、国の天然記念物(天然保護区域)に指定され残されています。
釧路市街地がある南部は、砂丘・段丘地帯の上に街が開発されましたが、その市街の北部は、釧路湿原に接しています。

釧路湿原の地図

そんな釧路湿原なのですが、個人旅行者の場合、具体的にどこをどのように観光すればよいのか?、非常にわかりにくいです。
そのため、私のお勧めプランとして、下記の通り釧路湿原の楽しみ方を構成してみました。
なお、今回の釧路湿原紹介での交通手段は、原則としてクルマやレンタカーで向かう事を前提としておりますので、ご了承願います。



細岡展望台

個人旅行で釧路湿原を訪れる場合には、細岡展望台(ほそおか-てんぼうだい)が一番お勧めです。

釧路湿原の東側にあり、広大な釧路湿原の中を流れる釧路川の大きな蛇行もあり、遠くには雄阿寒岳と雌阿寒岳、宮島岬、キラコタン岬を望むことができる展望スポットになっています。
各写真は、パソコンでクリックすると拡大致します。

釧路湿原

ディーゼル1両のJR釧網本線「釧路湿原駅」で下車しても、徒歩10分で訪れることが可能です。
くしろ湿原ノロッコ号を利用しても良いでしょう。
ただ、列車は運行本数が極端に少ないですので、ダイヤにはご注意を。

釧路湿原

車の場合釧路駅から約40分(24km)、国道391号「摩周国道」からの場合「細岡展望台入口」の看板のところを入ります。
信号はありませんので、早めにウインカーを出して曲がってください。
そして、道路は途中から舗装されていない状態となりますが、2度ほど踏切も渡って、道なりに進めばOKです。
大型車は走行が困難な道路です。

細岡展望台より

ツアーですと観光バスの走行が問題ない、釧路市運営の釧路市湿原展望台に行くことが多いです。
ただし、釧路市湿原展望台からは、湿原は見えても、蛇行する川が見えません。
なお、太陽の関係で、夕方ですと、釧路市湿原展望台の方が、逆光にならずに写真が撮影できます。

逆に細岡展望台に行くのであれば、午前中ですと、逆光にならずに撮影可能です。
ただし、夕方には夕日が沈む釧路湿原の様子は大変美しいらしいです。

細岡展望台から釧路湿原

細岡展望台は、林道の途中にある入口から歩いて1分ほどです。
林道も標高が高い場所にあるので、登り坂を歩くと言う感じにはなっておりまので、ここまでクルマで入ってくれば、ご高齢者やお子様でも支障はないので、家族連れでもこれる展望台です。

細岡展望台のちょっと手前には、細岡ビジターズ・ラウンジがあり、おむつ交換台やバリアフリートイレ、休憩スペース、売店などがあります。
その手前に広い細岡駐車場もありますが、ここからですと、細岡展望台まで歩いて5分掛かりますので、そのまま林道を進んでください。
そして、細岡展望台の入口近くに路駐するのが一番便利です。
法律上は駐車禁止ではありませんが、もちろん、通行の妨げにならないよう、ご配慮はお願いします。

ただ、ゆっくりと森の中も散策したい場合には、先の細岡駐車場に止めて、徒歩で往復30分程度の遊歩道もありますので、また違った楽しみ方もできるかと存じます。
細岡展望台の大観望と呼ばれる別の展望台には、この遊歩道を歩いて行かないと行けません。

釧路湿原

なお、細岡展望台からは、南に進める林道(町道)がトリトウシ原野南11線→遠矢方面まで伸びています。
今回、引き返すのをためらい、その林道を走行してみました。

ただ、下記のように、細岡展望台から先は、丘の尾根にある細い砂利道が延々に続くと言う感じでして、対向車が来たらすれ違いなんて、とてもできません。

細岡展望台からの林道

そのため、途中からは、後悔して対向車が来ないことを祈りながら運転することになりました。
釧路市街地へ向かう場合には、時間的にも達古武湖の方から国道391号に出た方が、早いことが分かりましたので、この方法はお勧めいたしません。
素直に、細岡展望台からは、方向転換して、引き返しましょう

北海道道1060号クチョロ原野塘路線

クルマで釧路湿原を堪能する方法としてお勧めなのが、北海道道1060号です。
釧路湿原を横切るように、道路が湿原の中を通っています。

北海道道1060号

そのため、道路の両側に釧路湿原が広がっています。
湿原の大部分はヨシやスゲ湿原ですが、ミズゴケ湿原も一部あり、食虫植物のモウセンゴケやコタヌキモが生育していると言います。

釧路湿原

2016年8月に台風が直撃した際には、釧路湿原も大量に増水して、この道道1060号も70cmほど冠水し、約1ヶ月ほど通行止になったくらい、自然豊かな釧路湿原の中に道があるのです。
多くが未舗装ですが、道の幅は1.5~2.0車線ありますので、普通車どうしであれば、すれ違いは問題ないです。

北海道道1060号

砂利道の道路で、ツアーの観光バスは来ないですから、釧路湿原の中でも穴場的な湿原スポットと言えます。
下記は二本松橋から撮影した釧路川です。

釧路川

二本松のところは、川岸が侵食されているところも見えました。

釧路川

この二本松橋の近くには数台の駐車スペースがあり、二本松展望地へも登れます。

スガワラ

二本松橋を越えて、コッタロ湿原展望台方面にダートの道路を進むと、釧路川河畔に降りれるスポットがあり、クルマ2台ほど止められるスペースもあります。

スガワラ

通称として「スガワラ」と呼ばれています。

スガワラ

時間があれば、護岸工事などまったくされていない、大自然の名がを流れる釧路川の流れを眺めつつ、のんぴりと時間を過ごすのも良いです。

コッタロ湿原展望台

釧路湿原の一番北の方にある湿原で、通称はコッタロ湿原です。
この大自然の風景を愛する人びとが、いつしか呼ぶようになった名称でして、正式な呼び名ではありません。

コッタロ湿原

北海道道1060号クチョロ原野塘路線沿いにあり、10台ほどの駐車場とトイレ(冬季閉鎖)が完備されており、思ったよりは訪問されている方がおられました。
ただし、正直「虫」も多いところですので、虫が嫌いな女性には向きません。

展望台へは階段を登って、更に山の上に上がる感じで、片道10分くらいは見た方が良いです。
原始的に蛇行する河川になっている釧路川や、手付かずの低層湿原の広がりは、まるで日本とは思えない雄大な景色となっています。

なお、釧路湿原にある展望台としては、あとは北斗展望台、二本松展望地、サルルン展望台、サルボ展望台などもありますので、いつかすべて制覇したいところです。



アクセス

それぞれの観光スポットは、当方のオリジナル北海道マップにて場所をわかるようにしてあります。
カーナビ代わりにも使えますので、ご活用賜りますと幸です。

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髙田

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