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葛飾柴又「寅さん記念館」
葛飾柴又寅さん記念館(かつしかしばまた-とらさんきねんかん)は、東京都葛飾区柴又にある資料館(テーマパーク)です。
建物外観からは、想像もつかないような東京の下町感や昭和感もたっぷりで、かなり楽しむことができるお勧めの場所です。
江戸川の堤防の脇にある「柴又公園」の真下(屋根の上が緑地の公園)にあります。
目の前には「矢切の渡し」があり、帝釈天までも徒歩8分ほどの距離です。
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東京都葛飾区の公共施設「葛飾区観光文化センター」であり、管理は民間に委託している運営方式になっています。
「寅さん」(とら-さん)と言うのは、映画『男はつらいよ』(監督・山田洋次さん)の主人公・フーテンの寅こと車寅次郎の事で、故・渥美清さんが演じておられました。
故郷である帝釈天・葛飾柴又を中心に何かと大騒動を起こす人情喜劇の内容で、世界最長の映画シリーズとしてギネスブックにも載っています。
建物外観は、コンクリートの近代的な建屋ですが、中に一歩入りますと、そこには、レトロな撮影現場の風景が、そのまま再現されていました。
寅さん記念館では、映画撮影で使用した「くるまや」や、タコ社長の「朝日印刷所」のセット、柴又の街並みを再現したミニチュア、寅さんが実際に使用した小道具などの展示コーナーもあります。
その他、寅次郎の旅を疑似体験できるような、列車(客車)のボックスシートに座って名シーンを楽しめるコーナー、歴代マドンナの映像など、盛りだくさんの内容になっています。
男はつらいよを見たことが無い若い方でも、昭和の雰囲気を感じられる、とても楽しい場所・ミュージアムです。
下記は、帝釈人車鉄道のジオラマの様子を撮影した動画です。
明治32年から柴又~金町間で運行されていたとの事です。
ただし、13年もすると電化されて、現在の京成電鉄の一部になりました。
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人車鉄道と言うのは6名定員くらいの小さな客車を、人が押して走らせる鉄道のことで、豆相人車鉄道(伊豆の小田原~熱海)などにあったものが有名なのですが、柴又にもあったようです。
帝釈人車鉄道は明治45年には電化されて、現在の京成電鉄の一部になりました。
山田洋次ミュージアム
寅さん記念館と同じ敷地と申しましょうか、同じ建物には、中庭を挟むような感じで「山田洋次ミュージアム」が併設されています。
ちょっと分かりにくいのですが、寅さん記念館に最初に入館する際に購入するチケットは、この山田洋次ミュージアムとの「共通券」のみの販売となっています。
よって、寅さん記念館の見学を終えて、出た後に「山田洋次ミュージアム」にも入館することが可能です。
ただし、山田洋次ミュージアムに入る際に、改めて「チケット拝見」となりますので、入場券は無くさないようにしておきましょう。
食事をとれるようなレストランはありませんので、帝釈天から柴又駅の間の商店街(門前町)でのランチ・お昼ごはんが良いかと存じます。
ただし、お弁当とシートを持参すれば、江戸川の河川敷や、建物屋上の公園でピクニックすることはできます。
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また、観光文化センターB棟2階では、レンタサイクル(貸自転車)もあり、江戸川などをサイクリングすることもできます。
レンタサイクルは、土日祝のみの営業で、1回400円(小学生・中学生200円)と格安です。
寅さん記念館と、山田洋次ミュージアムの見学所要時間ですが、早ければ30分程度です。
じっくり見ますと、混雑具合にもよりますが1時間~1時間30分あればよいかと存じます。
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交通アクセス
交通アクセス・行き方ですが、京成電鉄の柴又駅からは、徒歩10分となります。
又は、JR常磐線・京成線ともに金町駅前発小岩駅行バスにて、柴又帝釈天バス停下車の7分です。
北総鉄道・新柴又駅からですと、徒歩15分の距離です、
記念館の駐車場はありませんが、近所にはコインパーキングなどがあります。
ただ、道路は狭いですので、運転にはお気をつけ願います。
また、葛飾区側は有料駐車場も狭くて、土日祝は満車の可能性も出て来るので、江戸だ川の対岸(千葉県松戸市側)の「矢切の渡し駐車場」にクルマを止めて、矢切の渡し船を利用して帝釈天側に渡るのも一考です。
矢切の渡し
矢切の渡し(やぎりのわたし)は、細川たかしさんなどの演歌のヒットでも有名になりましたが、 もともと、房総と江戸を結ぶ江戸川の渡し舟は、江戸時代15か所あったそうです。
そのうちの1箇所が矢切の渡しと言う事になりますが、江戸川では、現在は唯一となりました。
このように、観光用に運航開始したものではなく、歴史ある風情がまだ残っていると言う事になります。
ちなみに、地名の由来は、戦国時代の第二次国府台の戦いにて、里見勢の矢が切れて負けたことからとする説もあります。
矢切の渡しの運航は、3月中旬~11月は毎日で、12月~3月上旬は土・日・祝日のみ(ただし、元旦から1月7日と、帝釈天縁日は運航)となります。
片道大人200円、小人(4歳~小学生)100円で、朝10時~16時で、出航時間(時刻表・ダイヤ)は、人が集まったら随時と
雨天や風が強い日は欠航になることがあるほか、混雑時などは輸送力を重視しますので、手漕ぎではなく、船外機(エンジン)で運行することもあります。
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以上、帝釈天とのセットでどうぞ。
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