日本の国内旅行ガイド700箇所

2020年7月22日の宿泊分から適用開始となった「GoToトラベル・キャンペーン」ですが、還付金の請求などは、8月31日の宿泊分までとなっています。
9月1日以降の出発や宿泊分に関して、35%割引の適用があるのか？、ようやく最近になって、分かりつつありますので、最新の情報を掲載させて頂こうと存じます。

2020年10月30日更新

8月までの宿泊ではなく、9月以降の宿泊に関しての35%割引があるか？、ないかです。

2020年9月1日以降の宿泊分(当面2021年1月宿泊までの予定)に関して

事後還付にならない見込み

・予約サイト・旅行会社にて、最初から35%割引が適用になる前(システムの準備が整う前)に、旅行や宿を、予約・手配していた場合

要するに、割引価格になっていない、早い段階で、予約した分に関しては、9月以降は、還付対象外、35%の還付なしになる予定(見込み)です。
上記のケースの場合、あとから、35%が還付される「事後還付手続き」ができない見込みです。(見込みですので、今後、変更があるかも知れません。)
観光庁の説明によると「ご購入の旅行会社等と相談の上、割引価格で販売される旅行に振り替えていただくよう、お願いいたします。」と、今のところ、丸投げとなっています。
GoToトラベル側の都合なのですから、交渉を仲介しますくらいの、対応が欲しかったと存じます。

最初から35%割引にて予約している場合

予約サイトや旅行会社のシステムが、GoToトラベルの35%割引に対応した7月下旬以降、予約の時点で35%割引にすでになっている場合には、問題がありません。

小生のケース

私も9月後半の北海道を、GoToが始まる前の、6月の段階でJALダイナミックパッケージより予約していた案件がひとつあります。
同じく6月の段階で、8月に宿泊する分は、8月の宿泊後に、予約サイトを通じて、還付申請の手続きができることになっています。
ただし、その旅行会社じたいが、追加で必要になる書類が出てきそうだと言う話があるとして、まだ、受付開始していませんが・・。
このように、8月宿泊分に関しては、還付される予定なのですが、同じ状況でも、9月分は、180度異なると言う感じに、なって参りました。

GoToトラベル開始時点で、8月の宿泊分までは、予約サイトを通じて、35%還付の手続きができると言う事でしたが、観光庁の説明では、9月以降の手続きに関しては「未定」となっていました。
その未定が、いつ決まるのだろう？と、毎日のように注目していたのですが、9月まで1週間を切っても「未定」のままです。
本当に、あきれて、モノが言えません。

仕方ないので、6月にポイントも消費して、予約していた分を「キャンセル」して、最初から35%割引になる現行の予約を、取り直し致しました。
以前の予約時に、数千円のポイントを使っていたのですが、取り消ししたので、その一生懸命、何年もかけて貯めた、ポイントなど戻ってきませんので、少し、損をした気分です。
トータルで、宿泊35%が、48000円分も割引を受けられますので、贅沢は申せませんが、100%喜べる状態で、出かけられず、モヤモヤ感が残るのは、とても残念に感じております。

なお、私の場合、このような最悪の事態も想定して、9月のキャンセル料がかかる時期(9月1日～9月23日頃まで)は、あえて「外して」計画を立てていました。
もし、既にキャンセル料がかかる時期に入っている場合には、予約の取り直しと言えども、通常は、取消するほうは、キャンセル料の対象ですので、どうぞ、ご注意願います。

もちろん、感染しない・感染さない対策として、できることは、しっかり行っております。
自宅から空港への往復は、クルマにしますし、現地でもレンタカーで移動します。
日本の医薬品メーカーの消毒液を、もちろん持参・携帯しますし、そもそも、人混みになっているところには、行きません。
これまで、微力ではありますが、災害の被災地支援の一環としても、現地に行くことを行って参りましたので、観光業のためにも、今後も、できる限り継続できればと願っております。

経済対策として、GoToキャンペーンは、とても素晴らしい企画だと存じております。
このように、事業者への支援に繋がる政策には、大賛成です。
新型コロナが拡大した3月以降、早々に、GoToキャンペーンを行うと発表されていました。
しかし、7月の開始時点まで、何ヶ月間もあったのに、観光庁の担当者さんらは、何をしていたのでしょうか？
スピード感も、全く感じられませんし、民間企業であれば、内容を決定してから、開始するのが普通です。
日帰りはダメですとか、単に列車だけの旅行は対象外、フェリーは夜行ならOK、東京はNG、など、色々と条件をあとだししたので、複雑になり分かりにくくなりました。
開始の段階で、細かいことが、決まっていない状態であったのは、皆様、ご承知の通りです。
観光業への経済対策なのですから、お金を使ってもらうために、日帰りなどそんな除外はなくして、もっと、シンプルに、支払額単位で、ひとり1万円以上だったら5000円割引、2万円以上だったら1万円割引など、単純にこの基準だけでよいと思うのは、私だけでしょうか？

1度遅らせたスタートを、また早めた経緯もありますので、ある程度、決まっていなかったのは、仕方なかったとしても、1ヶ月間の準備期間があった、9月以降のことが、6日前(8月25日)になっても「見込み」としてご案内しかできないことは、とても情けなく存じます。
旅行会社さんも、システム構築を行わなくてはならないのに、毎日のように、内容や方針が変わるので、まだ、どうなるか、わからないと言うのが現状のようで、大変困っているとの事です。
地域共通クーポン(15%分)も、9月1日から開始ですが、8月25日の段階で、まだ詳細が発表されていません。
こんな、失礼な事は、申し上げたくありませんが、役人が日本を悪くするように感じます。

前述させて頂いたとおり、予定の内容は、その後、変更になることがございます。
当方でも、分かり次第、追記・修正・更新させて頂きますが、最新の情報にご注意願います。
※更新は終了しました。

(参照)観光庁、JATA

・Go To トラベルキャンペーン「地域共通クーポン」情報　業者登録から旅行者の利用方法まで
・人混みとは　人ごみに行かないとはどのような場面を差すのか？
・温泉・銭湯など 入浴で新型コロナウイルスに感染するのか？
・Go to トラベルキャンペーン「宿泊証明書」とは？　
・旅行後 Goto事務局へ 還付請求方法解説
・Gotoトラベル公式(旅行者向け)
・Gotoトラベル公式(業者向け)