佐渡の尖閣湾(せんかく-わん)は、日本海の海岸線が美しく、佐渡島で一番とも言える景勝地です。
地図などでは、尖閣湾揚島遊園と表示されていることがありますが、遊園地ではなく、まあ、日本海に突き出ている海岸の「公園」と言う感じですが、もちろん佐渡屈指の観光名所です。
私も気に入っているところなので、今回、3回目の訪問となりました。
なんでも、ノルウェーの「ハルダンゲル・フィヨルド」を思わせる風景から、尖閣湾と命名されたと言います。
簡単に申し上げますと、日本のフィヨルドですが、まさにその通りです。
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海からの高さ30mほどある、尖塔状の断崖が連なる景観が約4kmに繋がっており、一帯は海中公園に指定されているほか、日本の渚百選にも選ばれています。
揚島遊園の展望台からは日本海やや海岸を一望できます。
海の向こうはロシアです。
見えませんが・・。
しかし、遊覧船に乗船すれば、これまた違った景色を楽しめます。
尖閣湾揚島遊園
尖閣湾揚島遊園(せんかくわん-あげしまゆうえん)に入園しないと、展望台がある岬の先端・揚島まで行けないシステムになっています。
海岸沿いには浸食した岩の景観が素晴らしく、松竹映画「君の名は」のロケ地にもなったそうです。
また、佐渡の魚などを展示したミニ水族館や灯台もあり、無料で楽しめます。
その他にも、タライ舟体験ができる設備もあります。
入園料は有料で、大人550円、小人280円ですが、下記の遊覧船を利用しますと、ちょっとの差額で15分の船旅も楽しめます。
なお、建物内部はお土産物店と軽食レストランもあります。
開園時間は下記のとおりです。
3月中旬~4月20日は8時30分~17時。
4月21日~10月は、8時~17時30分。
11月1日~11月下旬は、8時30分~16時30分。
11月下旬~3月中旬は、8時30分~16時30分。
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尖閣湾・遊覧船
尖閣湾の遊覧船は海中透視船(グラスボート)となっており、冬期を除く、3月中旬頃から11月下旬頃まで毎日運航しています。
乗船する場合には、尖閣湾公園に入場する建物にて、乗船券を購入する必要があります。
チケットを購入したら、案内標識に従って崖上から崖下に降りて行くのですが、途中からは下記のように「洞窟」の中を抜けて行きます。
ちょっとした探検気分ですが、岩場の定番であるフナムシはいます。
下記は抜けたところ(港)から振り返った洞窟です。
船は12名定員の小型船になっており、運航ダイヤ(時刻表)は無いと申しましょうか、乗船客がひとりでもいれば、最低15分置きに1回、出航してくれます。
5隻くらいありますので、多客時には、ボンボン出航します。
次の出航までの待ち時間が短いので観光客には大変ありがたいです。
船が係留されている港の待合室では、200円で「かっぱえびせん」が売られており、カモメなどに船から餌をあげたりすることができますので、子供は喜ぶでしょう。
ちょっと天気がスゴイ晴天ではなかったため、写真ではくすんでいますが、とにかく、海はとても綺麗です。
港近くの水面を覗けば、大小、様々な魚が泳いでいるのも分かります。
真鯛と黒鯛も泳いでいるのが見えます。
沖合に出ると、魚がいるポイントなどで、船底のガラス面より海底を楽しむこともできますが、海の状態によっては見にくい場合もあります。
反射してしまい、写真ではうまく撮れませんでしたので、下記の動画でもご覧頂けますと幸いです。
流紋岩を基盤とする、幽仙峡、立雲峡、金剛峡、膳棚峡、大岬峡といった五つの小湾と遊園地のある揚島を臨むのも、また違った姿が楽しめますので、ここまで来たら、ぜひ、遊覧船も乗船なさってはいかがでしょうか?
荒れていなければ、本当に日本海なのか?と思うくらい、波も穏やかです。
帰りには、船の乗船券を提示すると、お土産の買い物が10%割引になります。
尖閣湾揚島遊園への交通アクセスですが、両津港から車で50分、小木港より車で70分、赤泊港から車で70分となります。
駐車場は大きくて150台無料です。
観光所要時間は、遊覧船にも乗船して、約40分~60分といったところです。
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よく、有料だから入らないと言う方がおられますが、橋を架けて維持するにしてもお金が掛かる訳ですので、有料だから見ないで帰るなんてケチなことをせずに、佐渡の大自然も堪能して頂ければと存じます。
公式サイトに割引券(クーポン券)がありますので、印刷してご持参すると良いでしょう。
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