新潟県の清水園(しみずえん)は、江戸時代に新発田藩が設けた新潟県新発田市にある日本庭園です。
旧新発田藩下屋敷(清水谷御殿)庭園および五十公野御茶屋庭園の名称で、国の名勝に指定されており、新発田市でも人気の観光スポットになっています。
新発田藩の3代藩主・溝口宣直のときに、高徳寺を五十公野へ移転させた跡地に、藩の下屋敷として造営されました。
簡素な数寄屋造りの書院があり、のちに庭園が整備されたようです。
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付近が清水谷と呼ばれていたことから「清水谷御殿」と呼ばれました。
庭園は、近江八景を取り入れた回遊式庭園になっており、中央には草書体の「水」の字をかたどった池が配置されています。
新発田藩4代藩主・溝口重雄の時代に、幕府庭方の茶人・縣宗知を招いて庭園の造営が行われました。
池の周囲には五つの茶室が点在しています。
モミジも多かったので、秋の紅葉の時期は素晴らしいと存じます。
なお、小川の向かいには「足軽長屋」があります。
この足軽長屋は、新発田藩当時のままの姿だそうで、国の重要文化財に指定されています。
清水園の御食事処「清水苑」ではランチも頂けます。
また、園内には、新発田藩出身の堀部安兵衛の資料館もあり、貴重な展示も見学できます。
清水園の開園時間は、3月~10月は9時~17時。
11月~2月は、9時~16時30分となります。
休園日は、年末、1月と2月の水曜日になります。
入園料は、【PR】JAF割引が使えましたが、足軽長屋とのセット料金になっています。
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清水園への交通アクセスですが、JR羽越本線「新発田駅」から徒歩で10分となります。
少し離れたところに、無料駐車場が40台ほど完備されています。
ただし、現地までの道路は狭いです。
駐車場の場所は当方のオリジナル地図でもわかるようにしてあります。
清水園の観光所要時間は、20分~40分といったところです。
ぜひ、新発田城の見学とセットでどうぞ。
・新発田城 半分残念だけど素晴らしい日本100名城
・瓢湖(ひょうこ) 新潟の白鳥飛来地
・堀部安兵衛の解説 赤穂浪士での忠義
・新潟や東北の観光にも便利な地図
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