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伊根の舟屋(いねのふなや)は、毎年30万人以上の観光客が訪れる人気観光地です。
京都府与謝郡伊根町の伊根地区にあり、伊根湾(伊根浦)に並ぶ民家(伊根の集落)は、重要伝統的建造物群保存地区になっています。
映画「男はつらいよ」(寅次郎あじさいの恋)、映画「釣りバカ日誌5」を始め、NHKの連続テレビ小説「ええにょぼ」などでも、ロケ地として放送されました。
最近は、舟屋に宿泊できる民泊があったり、漁業が見学・体験ができるツアーなどもあります。
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舟屋とは?
舟屋と言うのは、海に面して家を建てて、1階部分を、クルマの車庫のようにして、船の収納庫とし、その上層階に住居を備えた、伊根地区独特の伝統的建造物になります。
明治時代になって、道路や鉄道が整備される以前、丹後半島の海沿いの集落は、まさに陸の孤島でした。
そのため、整備されていない陸上の道を進むよりも、船で移動したほうが早いと言う生活における移動手段と、その船を使用して漁業を行うと言うメリットから、江戸時代中期頃から「舟屋」が形成されるようになりました。
伊根湾は、入口にある「青島」によって風も遮られているため、波がとても穏やかです。
なお、伊根集落は、地上の道路もとても狭く、集落を散策するだけでも、大変魅力的です。
しかし、やはり、海側から集落を見ない事には、舟屋の雰囲気がわかりません。
地元の船頭さん達が、自分の漁船でガイドをしながら伊根湾内を周遊してもらえる、海上タクシーもありますが、電話予約が必要です。
よって、現実的なのは、毎日運航されている「伊根湾めぐり遊覧船」と言う観光船に乗船するのが、お勧めです。
攻略法とまでは言えないかも知れませんが、できる限り詳しく記載してみたいと存じます。
伊根湾めぐり遊覧船
伊根湾めぐり遊覧船は、朝9時より通年運航されています。
通常は30分間隔での出航ですが、多客時には15分間隔で出航致します。
所要時間(乗船)は、約25分となります。
海の上ではありますが、波はあまりありませんので、よっぽど風が強くなければ、酔いやすい方でも大丈夫なような気が致します。
船内の客室は、冷房・暖房がありますので、暑い夏でも、寒い冬でも大丈夫です。
もちろん、デッキもありますので、外から伊根集落の写真を撮影することもできます。
伊根湾めぐり遊覧船の乗船場所は、下記の地図のポイント地点となります。
日出(ひで)桟橋乗船場と言う事になりますが、建物の脇に無料の駐車場があります。
ただし、そんなに広くないため、繁忙期は、少し離れた駐車場に誘導されるかも知れませんので、係員さんの指示に従ってください。
待合室は、お土産物や、ちょっとしたカフェスペースもありますので、時間のタイミングが悪くても、そんなに支障はありません。
トイレもきれいですよ。
お子様などがいる場合には、乗り場の売店にて、船に群がるカモメにエサをあげるのも楽しいですよ。
伊根湾めぐり遊覧船の運行時間は朝9時~16時30分で、冬期は16時でおしまいです。
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伊根湾めぐり遊覧船の乗り場までの交通アクセス・行き方ですが、電車・バスの場合「天橋立駅」または「宮津駅」から、路線バス(丹後海陸交通)にて約1時間です。
伊根湾めぐり・日出バス停にて下車してください。
高速バスの場合、京都駅から天橋立・伊根ライナー(臨時運行)の場合約2時間50分です。
車の場合、天橋立温泉のところからですと、約24km、40分くらいの距離です。
前述したとおり、無料駐車場があります。
4K動画でも撮影してみましたので、伊根の舟屋の雰囲気をご確認頂けますと幸いです。
もちろん、天橋立の観光とセットでどうぞ。
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