京都

平等院鳳凰堂をスムーズに見学する攻略法と駐車場情報や宇治情報など


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国宝で世界遺産にも登録されている京都・宇治の平等院鳳凰堂(びょうどういん・ほうおうどう)は、修学旅行生もたくさん訪れる人気の観光スポットです。
10円玉にもデザインされている平等院鳳凰堂と言うとなじみ深いと存じますが、約1000年前に執筆された「源氏物語」の雰囲気を現在に伝える貴重な文化遺産と言えるでしょう。
ちなみに、10円の鳳凰堂の面が、10円の「表」で、10と入っているのが「裏面」となります。

下記は平等院の北側となる正門です。

左大臣・源融(みなもとのとおる)の別荘跡に平等院はありますが、この源融は西暦1010年頃に紫式部(むらさきしきぶ)が書いた源氏物語の主人公・光源氏の実在モデルであるとされています。
その後、宇多天皇を経て998年には摂政・藤原道長の別荘「宇治殿」となりました。

1051年からは奥州で前九年の役となり、国家情勢も不安定となった事から、政権安泰を願ってその宇治殿を、藤原道長の子である関白・藤原頼通が「極楽浄土」を寺院として再現したのが、阿弥陀堂と言う現在の鳳凰堂と言う事になります。
よって、平等院・鳳凰堂の創建は1052年となります。

池に建物が反射した風景は、とても綺麗で風情があります。
貴族が無事に極楽往生できるよう、西方極楽浄土の教主とされる阿弥陀如来を本尊として造営しましたので、ある意味「極楽浄土」に行くためにこの世に再現してみせたとも言えます。
真ん中の本堂の両脇にある建物は、内部は高さ1mほどしかない、いわば「飾り」です。

お堂の中で金色に輝いている巨大な阿弥陀如来坐像も、国宝に指定されています。

その後、度重なる戦火や災害もありましたが、奇跡的に鳳凰堂だけは残りました。
そのため、鳳凰堂はもちろん国宝に指定されており、世界遺産にも登録されました。

1万円札の裏面に描かれている鳥が「鳳凰」像ですが、これは阿弥陀堂中堂大棟の屋根にある鳳凰を模写したものです。
下記は50mmレンズで撮影しましたが、鳳凰を撮影するなら250mmレンズ以上が必要でした・・。

平等院庭園も国史跡・国名勝に指定されており、創建当初の姿に復元されています。

平等院鳳凰堂はどこの宗派にも属していない単立寺院となります。
肉眼だと池にあまり建物が反射していないように感じるのですが、写真だとより一層きちんと反映されています。

下記は鳳凰堂の裏側から撮影したものです。

鳳凰堂の裏側は、1段高くなっており、別の塔頭がいくつかあります。
下記は浄土院です。

下記は天台宗系の単立寺院「最勝院」です。

下記は不動堂です。

その不動堂のすぐ近くに源頼政の墓があります。

平清盛の政権下において源氏の長老として信頼されていた源頼政でしたが、1180年、最後には以仁王(高倉宮・三条宮)と挙兵します。
しかし、平等院で夜営していたところを、平家の大軍に攻められて宇治で大敗し、自刃しました。
このような戦火の中でも、鳳凰堂は焼失することなく、残っていると言う事ですが、この挙兵をきっかけに、以後、木曾義仲や源頼朝ら源氏が次々に挙兵し、平氏滅亡へと繋がって行くのです。

下記は通園初代・大敬庵通園の墓です。
源頼政に仕えていた家臣・古川右内の事でして、隠居した後、太敬庵通圓政久(たいけいあんつうえんまさひさ)と称して、1160年から宇治川の東詰めに庵を結び、道行く人々に一服の宇治茶を振る舞っていた人物です。
しかし、どうも、1180年の治承の役にて、源頼政のもとに馳せ参じ、平家と戦って討死したようです。


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平等院にある文化財は重要文化財よりも国宝の方が多いと言うので驚きです。

境内の南門側にある「平等院ミュージアム鳳翔館」(資料館)には60円普通切手のデザインになっていた国宝の梵鐘や、多数の雲中供養菩薩像など、国宝の展示物も多くどれも素晴らしい本当に日本の宝です。
基本の入園料(拝観料)に含まれており、追加料金は不要で、出口にお土産物店もありますので、是非どうぞ。

平等院鳳凰堂の攻略法

観光地・宇治でも大変人気の平等院ですので、特に土日祝は大変混雑します。

入園は有料となり、開門時間は朝8:30で、受付終了が夕方17:15の閉門が17:30です。
敷地内に入るだけでも有料ですが、更に平等院・鳳凰堂の「建物内部拝観」は入場料金とは別途300円が必要となります。
この鳳凰堂の内部拝観がちょっとネックでして、毎時20分毎に50名限定と言う「人数制限」があり、当日の先着順で「整理券式の入場券」を境内の中にて購入する形となります。
購入場所は鳳凰堂の右側にある建物で、朝9時10分から販売開始となり、追加料金(ご志納金)をそこで支払うと先着受付で何時に入れると言うチケットを渡されます。
これは事前予約はできませんので、当日に行って購入する必要があるのです。
そのため、混雑する土日祝などですと、当然、朝から受付されていますので、遅い時間に到着すると、内部拝観は2~3時間待ちなんて当たり前になります。
炎天下や寒い冬に2~3時間暇をつぶすのは、修行だと考えられないと酷(コク)です。
よって、スムーズに内部も見たいと言う場合には、とにかく「朝一番」で訪問されることをお勧め致します。
朝一番でしたら、修学旅行の生徒さんもまだ少ないので、庭園からの撮影も比較的ゆっくりできます。

なお、内部拝観は、係りの方が説明もしてくださりますが、撮影は一切禁止です。
日本にある仏像の見本とも言える国宝・木造阿弥陀如来坐像と、国宝・木造雲中供養菩薩像52躯、国宝・鳳凰堂壁扉画14面がある部屋に通される訳ですが、そこだけの拝観となりますので、10分ほどで説明も終わります。
しかし、時間が許せば是非お参りしておきたいところです。

平等院の駐車場

宇治と言えば「宇治茶」も有名ですので、平等院の参道には古くから営むお茶屋さんも多いですが、平等院そのものには駐車場がありません。
普通、有名な観光地ですと、迷いクルマが出て渋滞しないよう、行政が駐車場マップみたいのをインターネットで公開もしているのですが、私が調べた限りでは宇治市は自分の市営駐車場情報しか載せていません。
宇治の観光協会さんも積極的に駐車場情報は掲載していないのですが、唯一、散策マップに駐車場が掲載されており、一番まとまって分かると思いますので、下記の通りリンクを張っておきます。

宇治の平等院周辺の有料駐車場マップ

なお、駐車料金的にはどこもそんなに差はありませんので、土日でしてら空いているところがあれば止めてしまって良いかと存じます。
お勧めとしては「あがた通り」と呼ばれる県道3号沿いのコインパーキングです。
平等院まで離れているように見えますが、歩いても2~4分程度です。

なお、平等院の入口は、北側となる「正門」と南側の200台止められる宇治駐車場側の「南門」と2箇所から入れて、どちらからでも出られます。
下記の地図ポイント地点は「正門」への入口を示していますので、ご参考になさって頂けますと幸いです。

JR奈良線の宇治駅からですと平等院正門まで約750mで徒歩10分です。
京阪宇治線の宇治駅からの場合、約600mで徒歩7分といったところです。

平等院の周辺には他にもみどころがありますので、下記の通り散策してみました。

宇治川

現在の河川法では宇治川という名称は存在しませんので、淀川中流部の通称となります。

宇治川には「中州」があり公園になっているので、橋で渡れます。
地元では中の島と呼ばれていますが、上流側を「塔の島」下流側を「橘島」と分けて名前もあります。

下記は十三重石塔で1286年建立です。
浮島の十三重の石塔と言い、現存する石塔では日本最大であり、また日本最古の石塔として国の重要文化財になっています。

宇治川の中州(橘島)から下記の朝霧橋を渡ると対岸に出られます。

朝霧橋を渡り切ったところが、宇治神社です。

宇治神社

宇治神社(うじじんじゃ)の創建は不明ですが、本殿は鎌倉時代後期の造営とされ考えられており、国の重要文化財に指定されています。

丁重にお参りさせて頂きました。

宇治神社のすぐ背後には、宇治上神社があります。

宇治上神社

宇治上神社(うじがみじんじゃ、うじかみじんじゃ)も、創建年代などは不明ですが、元々は宇治神社と一体でした。

下記の拝殿は、鎌倉時代前期の建立で国宝に指定されています。

宇治上神社の本殿は、平安時代後期の建立であり、日本の神社建築としては「最古」の神社建物となり、もちろん「国宝」に指定されています。

桐原水(きりはらみず)と呼ばれる宇治七名水の1つも境内にあります。

以上、宇治上神社でした。

源氏物語と宇治

パワーを頂いたところで、ただ、戻るのはもったいないので「宇治橋」を渡って帰ろうかなと考えて歩いていると、途中、下記のように、源氏物語の早蕨(さわらび)の石碑もありました。

また、宇治川沿いには下記の源氏物語の石碑も。

宇治橋

そして、宇治橋にやってきました。
日本三古橋の1つが宇治橋で、は古今和歌集や紫式部の源氏物語にも登場します。

宇治川の雄大な流れを見ながら渡りましたと言いたいところですが、梅雨の時期で天気も悪く、水量も多いような気が致します。

下記は西側のたもとにある紫式部の像です。

さて、宇治での今回の観光所要時間ですが、平等院鳳凰堂はスムーズに内部拝観や資料館も見学できて約50分でしたが、内部拝観はなければ30分くらいで大丈夫です。
ただし、資料館でじっくり見る場合には、時間を足してください。
その他、上記でご紹介した徒歩での宇治観光が約60分でした。

当サイトの常連さんには説明不要ですが、各写真はパソコンやタブレットの場合、クリックすると拡大致しますので、どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

それにしても、宇治にはまだまだ見どころも満載ですので、是非じっくり1日掛けて観光してみたいところです。
また、いつぞやに来れると良いなと存じております。

源頼政とは~武勇に秀でた源頼政の墓所を追う旅
近くにある槇島城と足利義昭の話もどうぞ

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髙田

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