景ヶ島渓谷(けいがじまけいこく)は静岡県裾野市を流れる黄瀬川の支流・佐野川にあります。
水流で浸食され、とても変わった形の岩が露出している渓谷だと言うので、どんなところなのか訪問して参りました。
もともとは富士山・玄武岩溶岩流の溶岩台地ですので、その溶岩が渓流で浸食され「神楽岩」や「牛くぐり岩」といった奇岩を成型したものと事です。
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下記の写真ご覧ください。
スゴク変わった岩肌で、こんな色になっているのも珍しいと思います。
依京寺は、その切り立った断崖になっている「島」のようになっている上にあり、この島の名前こそが「景ヶ島」と言う事になります。
土台にも自然の岩がたくみに使われている珍しい形式の本堂です。
このように景ヶ島渓谷は信仰の対象となり、空海、行基、役の行者、西行などが縁の依京寺を中心に、牛くぐり岩、女夫岩、胎内くぐり、恵比寿岩、車岩、牡丹岩、富士ガ岩、獅子岩、稜背岩などを巡ったとあります。
下記は大きな刀で切ったように、切り立った岸壁に挟まれている渓谷です。
写真では全体像を捉えられませんでしたので、是非、ご訪問頂きまして、ご自分の目でご覧頂きたく存じます。
周辺はちょっと散策できるようになっていますが、滑ると川に落ちてしまいますので、充分ご注意を。
約600m下流には「屏風岩」と言う柱状節理の岩肌もあります。
夏場は「蚊」が多いとの事ですので、虫よけ必須です。
下記のポイント地点に無料駐車場が完備されています。
普通の場合「渓谷」と言うと、高い所からずっと降りて行ったり、山の中に入って行かないと見れないと言うイメージがありますが、この景ヶ島渓谷は、道路から、階段をちょっと下ったところにあり、徒歩1分といったところです。
しかし、ジメジメしており、足元も滑りやすいですので、転倒しないようご注意の上、訪問願いたく存じます。
近くにある「葛山城」もセットでどうぞ。
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