現在の通天閣は1956年(昭和31年)に完成した2代目ですが、設計したのは東京タワーの設計者としても知られる内藤多仲さんです。
通天閣が面白いのは、なんといっても、鉄塔の真下は「道路」が通っていると言う事です。
免震構造にと耐震補強もされており、阪神・淡路地震が直下で発生しても、耐えられる構造にと安全面も強化されています。
通天閣への入り方ですが、1階にある入口から、階段又はエレベーターで、いったん「地下1階」に降ります。
地下はお土産物店になっているのですが、その奥へと進むと、展望券売り場があります。
券を買ったら、係員の指示に従ってエレベーターに乗車しますが、このエレベーターは2階までしか行きません。
その2階をグルッと廻って、入場券の半券を切ってもらい、違うエレベーターにて5階の展望台に上がります。
通天閣の一般展望台は地上87.5mの高さです。
その5階には、黄金のビリケン神殿も祀られています。
ビリケンさんは、足の裏を撫でると幸運が訪れるそうです。
このビリケン(BILLIKEN)は、1908年(明治41年)にアメリカの女流美術家であるフローレンス・プリッツさんが、夢で見たユニークな神様をモデルに、制作したそうです。
たちまちアメリカで「幸福のマスコット」「福の神」として人気を集め、世界中で大流行し日本でも縁起物とされていました。
5階からの展望を満喫したら、階段で4階に降ります。
ちなみに、体力がある方、階段で降りて行くことも可能です。
下りのエレベーターは、3階で停車します。
3階には、ジオラマや、カフェなどがありますので、ゆっくりすることも可能です。
そして、3階から1階へとエレベーターで降りると、出口に出れるお土産屋さんにもどってくるような感じです。
このように、ちょっと見学コースが昔より複雑になっているため、観光所要時間は最低30分、あとは混雑次第と言う感じです。
地上94.5m、通天閣の最頂上部となる特別展望台「天望パラダイス」もあります。
展望回廊直径8.5mとコンパクトですが、普段立ち入ることの出来ない特別な空間になっています。
この特別展望台は、屋根がある屋内ではなく、一般展望台の屋根の上(屋上)のような感じになっています。
特別展望台に登る為には、一般展望台の入口にて別料金(500円)を支払う必要があります。
なお、オモシロいのは、事前予約すれば、この特別展望台の部分を15000円で「貸切」できることです。
最低2名にて貸切にできると言う事で、愛の告白やプロポーズにも使われるとの事。
夜景を見ながら、2人キリでなんて言うドラマのワンシーンのようなことに憧れている方も多いのではないでしょうか?
通天閣には久しぶりに行きました。
結構、商売的に色々な工夫が施されており、大阪商人の粋を見たような気がいたしました。
天気予報を伝えるネオンサイン、日立製作所の広告と言い、是非、後世に残して頂きたい、観光スポットです。
以上、通天閣の簡単な攻略法でしたが、どうぞ失敗しないように良く読み返して頂いてからご訪問頂けますと幸いです。
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通天閣へのアクセス
通天閣への行き方ですが、大阪市営地下鉄「堺筋線」の恵美須町駅が便利です。
恵美須町駅の3番出口を出ると、商店街を抜けて徒歩5分となります。
阪堺電車「阪堺線」の終点・恵美須町駅からも同様に5分です。
この阪堺電車は、大阪で唯一の路面電車となりますが、通天閣のあたりは道路の上は走行しません。
大阪市営の1日乗車券「エンジョイエコカード」を通天閣の受付で提示すると、割引で入館可能です。
営業時間は朝9時~夜20時30分締切。
近くには、天王寺公園や天王寺動物園もありますので、時間が許せばセットでどうぞ。
駐車場はありませんので、近くのコインパーキング利用となります。
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