天草の祇園ばし祇園橋(ぎおんばし)は、熊本県天草市(旧:本渡市)の町山口川に架かる石橋です。
祇園橋と言う名称の橋は日本全国にありますが、天草の祇園橋は、国の重要文化財であり、日本百名橋にも選ばれています。
北側に祇園社があるため、祇園橋と呼ばれるようになったようです。
石造桁橋では国内最大級の長さで、全国的にも珍しい45本(5列9行)の多脚式アーチ型石橋です。
上流側は石材の角を上流に向けて水切りを考えてあり、下流側は根元を開きぎみに立て水圧を考慮している設計になっています。
建造されたのは江戸時代の天保3年(1832年)で、庄屋・大谷健之助が発起し、庶民の協力によって設置されました。
橋長は28.6m、橋幅は3.35mになっています。
なお、コンピューター表示させる漢字がなく、この記事では「祇」園橋と表記していますが、本渡・祇園橋「祇」の漢字は、正しくは、ネ(しめすへん)に氏となります。
この付近は、天草島原の乱の際に、天草四郎の一揆勢と、肥後・富岡城の三宅藤兵衛の唐津藩が戦った、最大の激戦地になったとされ「川の流れは血に染まり、屍は川をせき止めた」との伝承があります。
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天草「祇園橋」への交通アクセス・行き方ですが、中央新町バス停から徒歩8分となります。
本渡バスセンターからですと徒歩10分です。
道路は狭く、大変残念ながら駐車場はありません。
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