八幡橋(はちまん-ばし)は、茨城県常陸太田市の里川にかかる沈下橋です。
洪水・増水時には、水面下に沈んでしまう恐れがある橋を沈下橋(ちんかばし)と言います。
潜水橋、潜没橋、潜流橋、沈み橋、潜り橋、冠水橋と呼ぶ場合がありますが、ここ常陸では「地獄橋」と呼ぶのが普通になっているようです。
沈下橋は、低く、また水際だけに架橋するため、長さも最低限で済むことから、それだけ資材を使わないため、建設費が安いです。
しかし、台風などで増水した際には、水の流れが直接、橋に当たるため、大きく破壊されることが多いのが欠点です。
日本では約400ヶ所の沈下橋があるそうでして、そのうち高知県が69か所と一番多いようです。
なお、常陸太田市の沈下橋(地獄橋)は、川面に近い橋の部分から、周りの近代的な建物が目に入りにくい形状になっているため、時代劇や昭和の風景などでの撮影にもよく使われるロケ地になっています。
特に、常陸太田の八幡橋は、橋脚・橋板ともに木造で、水面も透き通っていて、とても綺麗です。
2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」では、西郷吉之助がウナギを取ったり、下駄の鼻緒が切れた糸さんをおんぶしたりした橋と川のシーンですね。
他にも、日本テレビのドラマ「ラストプレゼント」、映画「フラガール」、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」「梅ちゃん先生」とたくさんロケが行われたところです。
本当に素朴な風景がとても素敵な場所でした。
より雰囲気がわかるように、動画でも撮影致しましたので、よければご覧頂けますと幸いです。
橋は2トンより重い車は通行禁止です。
橋が壊れます。
橋のたもとに数台の駐車スペースがありましたが、ここに到達するまでは、多少、道が狭く、場所もわかりにくいです。
当方のオリジナル関東地図にてご確認頂けますと幸いです。
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