鎌倉観光

北条政子の墓【北条政子ゆかりの地を散策】源実朝の墓も~行き方・地図


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鎌倉・源頼朝の墓【北条政子ゆかりの地を散策】からの続きです

鎌倉・北条政子の墓

北条政子の墓は、鎌倉・寿福寺の裏山の「崖」に掘った「穴」のような中にあります。
鎌倉では、このようなスタイルの墓を「やぐら」と呼びます。
この寿福寺がある場所は、かつての源頼義が勝利を祈願したとされる「源氏山」を背にした、亀ヶ谷と言う源氏家父祖伝来の地であり、源頼朝の父・源義朝の屋敷もここにあったそうです。
下記は「寿福寺」の入口になる総門です。

寿福寺

そのため、源頼朝も鎌倉に幕府を開く際、最初はここを考えていたようです。
しかし、敷地がちょっと手狭なのと、すでに岡崎義実が源義朝の菩提を弔う施設を造営開始していたこともあり、鶴岡八幡宮の東側を、大倉幕府(大蔵御所)の場所にしたそうです。

北条政子の墓への行き方

北条政子の墓をお参りする場合には、寿福寺の総門から入ります。
なお、源頼朝が没した翌年の1200年に北条政子が創建したのがこの「寿福寺」です。

寿福寺の総門

少し長い参道を進むと、寿福寺が見えてきます。

寿福寺の参道

鎌倉五山第3位でもある寿福寺の仏殿がある場所は、通常「立入禁止」となっていますので、中には入れません。

寿福寺の仏殿

そのため、裏手の墓地へは、上記の中門の前で「左折」して、反時計廻りに大きく歩いて、迂回することで辿りつきます。
下記のような小径をグングン進んでいきます。

北条政子の墓への行き方

そして、まずは、山の地肌が露出している「崖下」を目指してください。 
途中には民家もありますので、大きな声を出して話したり、ご迷惑をお掛けしないよう、ご配慮頂けますと幸いです。

北条政子の墓への行き方

下記写真の右側にある、裏山に直登できる階段は、崩れていて、歩くのは危険との事で、昔から、門が閉鎖されています。
そのため、未舗装路をさらにまっすぐ、進みます。

墓所の入口は下記のような感じで、歩きやすくなっています。
下記写真の道をまっすぐ進み、崖下付近から、右手の奥へと進みます。

北条政子の墓への行き方

左右に崖が広がっていますが、北条政子の墓は、右側の崖下にあると言う感じです。

寿福寺の墓地

「やぐら」という横穴墳墓の中にて供養されています。
まずは、源実朝の墓です。

源実朝の墓

源実朝は北条政子と源頼朝の4男で、鎌倉幕府の第3代征夷大将軍ですね。
ただ、源実朝は暗殺されたので、秦野にあるのが首塚とされていますので、鎌倉のは胴塚と言う事になります。

北条政子の墓

上記が北条政子の墓で、すぐ近くにあります。
この墓地には、他にも陸奥宗光、高浜虚子、大佛次郎など著名な方の墓がありますが、標識などがある訳ではないので、よくわかりません。
いつも、長居したくないと感じ、お参りさせて頂いたあとは、そそくさと、退散している次第です。
お参りの所要時間は、約20分といったところです。
トイレなどはありません。


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このように、源実朝の墓と北条政子の墓は、源氏山の下にある寿福寺の裏手の墓地にあります。
分かりに行く場所ですので、下記の地図にてポイント地点を示しておきましたのでご参照願います。

この墓地の左手からは、源氏山を通って、銭洗弁天まで約400mくらいですので、時間があれば散策するのも良いです。
ただ、源氏山は心霊スポットとしても有名ですので、感度が強い方はご注意を。

鎌倉のトンネル

私は、上記の「手掘りのトンネル?」を抜けて、鎌倉駅へと向かいしました。
ちなみに、裏山の源氏山に通じるハイキングコースの途中には、太田道灌の首塚もあります。
また、北隣には、鎌倉・英勝寺が有料拝観可能ですので、セットでどうぞ。

源頼朝の話はこちら
北条政子の解説【尼将軍と呼ばれた御台所】鎌倉殿の13人
源実朝公御首塚と波多野城跡【神奈川県秦野市】
西八条禅尼のわかりやすい解説【鎌倉殿の13人】千世の生涯
鎌倉・英勝寺の楽しみ方~太田道灌屋敷跡碑・短い洞窟トンネル
鎌倉など関東の史跡めぐりにも便利なオリジナル関東地図


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髙田

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旅行会社勤務時の経験なども活かしまして国内旅行の情報提供中。
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