NHK大河ドラマ「天地人」のオープニング映像にも登場していた、星峠の棚田(ほしとうげのたなだ)で新潟県十日町市の魅力的なスポットになっています。
星峠の棚田(たなだ)は、なだらかな斜面に、大小様々な棚田約200枚が、魚の鱗のように広がっています。
電線や鉄塔が目に入らない、正真正銘の日本の原風景と言えるでしょう。
田んぼに水が張られている状態である「水鏡」は、雪が解けてから6月までの春と、10月後半から積雪までの秋だそうです。
日の出直後がとてもキレイなようです。
ただし、全国から多くのカメラマンが訪れるため、駐車場も特に早朝から満車気味になるそうです。
また、前日に雨が降った場合などには、気象条件によって「雲海」も広がるそうでして、神々しいまでの風景は、これまた人気となっているようです。
ベストシーズンは、6月下旬と9月に雲海が発生しやすいそうです。
しかし、棚田を見ていると「魚沼」という名称ができた意味もわかるような気がいたしました。
十日町は「魚沼産コシヒカリ」の名産地です。
高台から棚田を望める鑑賞ポイントには、無料駐車場(20台)や展望台、トイレが整備されています。
ただし、積雪時は除雪をしないので、自動車での侵入は困難です。
また、冬期はトイレも閉鎖されます。
今回、直江津からまつだい方面に移動する際に、国道403号で向かったのですが、途中道路が通行止でした。
その際の「迂回路」の案内に従ってスゴイ坂道を登っていくと、小豆峠に出て、そこから国道に戻る途中、たまたま、星峠の棚田に出会いた次第です。
今回、旅の目的は棚田ではなかったため、通行止がなければ、このような記事も作れなかったですので、何かとても縁を感じました。
なお、このあたりは棚田が他にもあり「儀明の棚田」「蒲生の棚田」「狐塚の棚田」なども人気なようです。
現地に宿泊して早朝からの撮影にのぞむのが良いらしく、お勧めの宿泊施設は少し離れますが下記になります。
素泊まりのプランもあります。
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訪問時のルール
新潟に限らず日本全国どこでもそうですが、棚田は観光施設ではなく、地元の皆様が生活のために農業を行っている場所です。
そのため、見学させて頂くにしても、守るべきルールがありますので、記載しておきます。
私有地ですので、田んぼ(畔)や畑に、足を踏み入れてはいけません。三脚を立てたりしてもいけません。
自生している山菜や野菜、きのこ、山野草などを採取してはいれません。1人1本獲ると、1000人来た場合1000本の自然破壊となります。
駐車禁止ではない場所が多いですが、農耕車優先となりますので、緊急車両や農業用車両の通行を妨げてはいけません。
当たり前ですが、ゴミはお持ち帰りです。
作業中の人は、モデルではありませんので、勝手に撮影してはいけません。(許可を得ればOK)
マナーが守れないと、観光客は立入禁止などの制限ができてしまいますので、順守願えますと幸いです。
星峠への交通アクセスですが、ほくほく線「まつだい駅」からタクシーで約20分となります。
日本人の心に染みる風景を見に行っても、事故を起こしてはもともこうもありません。
急坂もあり、カーブも多い道路ですので、キープレフトを忘れずに、どうぞ安全運転にて。
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