群馬県高崎市にある国の史跡・保渡田古墳群には保渡田八幡塚古墳、二子山古墳、薬師塚古墳の3つの大型前方後円墳が残っています。
いずれも墳丘長約100メートルの大きな前方後円墳で、広大な二重の堀を巡らし、多量の埴輪を立て並べていたことがわかっています。
特に八幡塚古墳は、高崎市によって前方後円墳ができた当時の姿に完全復元されています。
八幡塚古墳は墳丘長102メートル、後円部径56メートル、高さ現存約6メートル、前方部幅53メートル。
築造年代は、5世紀代の後半も終わりに近い頃から6世紀前半代にかけてであり、二子山古墳・八幡塚古墳・薬師塚古墳の順に造営されたと推定されているようです。
堀は2重になっており、内濠部のくびれ部と後円部後側に4基の「中島」が配置されている構造は、さすがに初めて見ました。
八幡塚古墳の頂上に上がって、下に降りる階段を進むと、豪族が眠っていた大きな石棺を無料で見学もできます。
上記のような人物類、ウマ、イノシシ、水鳥、ニワトリなどの形象埴輪も出土したとの事で、復元されています。
ここまで復元された大きな古墳が、関東にもあるのはなかなか知られていないかも・・。
周りの土器は、地元の小学生が作ったものが並べられています。
川原石は施されていませんが、近くには、同じく復元された二子山古墳もあります。
スポンサーリンク
隣接する「かみつけの里博物館」にて出土した品々が展示されています。
上記の八幡塚古墳をぐるっと回って見学する場合の所要時間は約20分です。
行き方(アクセス)は、下記の地図をご覧願います。
駐車場は無料です。
箕輪城もそんなに遠くないので、ご興味のある方は是非どうぞ。
この記事へのコメントはありません。