金櫻神社(かなざくらじんじゃ)は、甲斐の昇仙峡から更に奥に入った霊山・金峰山(標高2599m)を神体山とする山岳信仰の神社です。
金峰山(きんぷさん)は、神の岩・五丈岩(ごじょういわ)が山頂にある、関東屈指の山岳信仰の霊山で、金櫻神社の本宮は金峰山山頂となります。
雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の時代には金櫻神社の社殿が作られたと言いますので、西暦460年頃の創建と推定され、ヤマトタケルも東征の帰りに参詣した伝わります。
金櫻神社の祭神は少名彦命(スクナビコナ)、大己貴命(大国主)、須佐之男命(スサノオ)、日本武尊(ヤマトタケル)、櫛稲田媛命(クシナダヒメ)で、御神宝は水晶となります。
古代には甲斐国司が参詣し、空海も自筆経文を奉納しています。
その後、甲斐武田家の祈願所となり、武田始祖の逸見清光が中宮社殿を再建しました。
鎌倉幕府執権の北条時頼も大般若経を奉納し、日蓮も法華経を奉納するなど、かなり由緒ある神社です。
江戸時代までは修験道の場でもあったと言います。
昭和30年12月18日に残念ながら焼失したとの事ですが、武田信義が里宮本宮、源清光が中宮本殿、浅野長政が東宮本殿を再建していました。
現在の社殿は昭和34年に再建されたものです。
金櫻神社(金桜神社)へのアクセスですが、電車の場合JR中央本線「甲府駅」から山梨交通バスの「金桜神社経由昇仙峡滝上行き」で約50分ですが、本数が極端に少ないです。
下記の地図ポイント地点が境内駐車場となります。
ただし、正式な山門はかなり標高を下げたところにあります。
そちらから登るのが正式ですが、その場合、階段が長いです。
なお、風水・パワースポット的には、麓から本殿へと昇る石段に沿って気が流れており、厳格な気で溢れていると言います。
特に、桜の季節が一番、金運のパワーが強いようで、鬱金の桜を拝み水晶のお守りを受けると、一生金運に恵まれるとされています。
・金桜神社の公式サイト
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