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書写山円教寺(書寫山圓教寺)と書写山ロープウェイの訪問記・紅葉写真集


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書写山円教寺(書寫山圓教寺)は、標高371mの書写山にある天台宗の別格本山で創建は966年。
現在の住職さんはなんと140世と言うのでビックリポンです。

書写山・書寫山は「しょしゃざん」、圓教寺・円教寺は「えんぎょうじ」と読みます。
国史跡にもなっている円教寺は、西の比叡山と称されるほど寺格は高く、京都から遠い土地にも拘わらず、皇族や貴族の信仰が篤く、訪れる天皇や法皇も多かったと言います。


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1398年から明治維新までは女人禁制の山岳寺院でした。

標高約350mの高台にあり、麓(標高34m)から歩いて東坂参道(約1.5km)を登ると片道約40分掛かります。
ただし、現在は姫路市が運営する「書写山ロープウェイ」があり、約4分で山上駅(標高250m)まで行く事ができます。

山上は三つの谷に分かれており山門から十妙院付近までが「東谷」、標高300mの摩尼殿付近は「中谷」、大講堂・食堂・常行堂といった「三つの堂」から開山堂のある「奥の院」までは「西谷」と呼ばれています。

書写山ロープウェイで上がった山上駅から、ちょっと進むと円教寺の拝観受付となります。
入山時には志納金として500円(高校生以上)を治める必要があります。
また、特別志納金としてプラス500円すると、ロープウェイ山上駅から途中の中谷(摩尼殿の手前)まで、1時間に3本運行されている往復のマイクロバス乗車が可能です。
マイクロバスに乗車する場合には「シール」をもらえますので、服の胸ポットの上に貼るよう指示され、帰りにはシールが回収されます。
ちなみに、山上駅から摩尼殿まで歩くと片道約15分~25分くらいの緩やかな登りですが、比高は約50mあり、歩く方の多くは「登山」のスタイルです。
全体の観光所要時間はロープウェイ往復を含めて90分~120分といったところでしょうか?
姫路駅からだと往復で3時間以上は見た方が良いです。

ワタクシはバスにて向かいましたが、途中からはガードレールも無い急な未舗装の坂道を登ったり降りたりと、正直ビックリしました。
まぁ、山の中の参道をバスで行くわけですので、仕方ありませんが、一歩ハンドル操作を誤ると谷へ横転してしまうような、砂まじりの道路です。
運転手さんを信じるしかありませんが、もちろん事故なく無事に到着しました。

上記は、円教寺・観音堂である摩尼殿の下を撮影した写真です。
訪問した頃、ちょうど雨が降り出しまして、雨の写真はばかりですが、パソコンにてクリックすると拡大し、スライドも可能ですので、もしよければお試しください。

バスを降りてまず目に入ってくるのは三十三所堂です。
西国三十三所の観音像が安置されていると言います。

中谷には姫路城主・本多忠政が寄進した湯屋橋が、はづき茶屋の脇にありますが、湯屋橋に関しては下記のページにてご紹介させて頂いております。

姫路城主・本多忠政と本多忠刻とは? 書写山の本多家廟屋も

さて、その湯屋橋を渡ったすぐのところには下記の約1mほどの石が2つあります。

これは護法石と言い、弁慶のお手玉石とも呼ばれますが、不動明王の化身である乙天(おつてん)と毘沙門天の化身である若天(わかてん)の2童子が降り立った石とも伝わります。

護法石の近くにある石造笠塔婆は湯屋橋の手前参道脇にありますが、かなり古いもので1311年の造立です。

さて、湯屋橋を戻って正面にある摩尼殿への階段を上がって行きます。

摩尼殿(まにでん)(標高306m)の創建は970年で、岩山の中腹にある建物で、京都・清水寺のような舞台造りとなっています。

1174年には、後白河法皇が参詣していますが、現在の建物は1933年の再建です。

上記は摩尼殿の内部になります。
戦国時代に円教寺は戦火にあっており、1578年、織田信長より中国出兵を命じられた羽柴秀吉(豊臣秀吉)は、別所氏などの播磨の豪族に背かれた際に、黒田官兵衛の手引きで、一時、圓教寺を陣所にしています。
また、羽柴秀吉(豊臣秀吉)は播磨を制圧した際に、摩尼殿の本尊・如意輪観音像などを近江の長浜城下に持ち帰っています。

摩尼殿の舞台から中谷を撮影した写真です。

ちょうど紅葉してキレイなのですが、雨なのが残念です。
雨の摩尼殿もいいな~なんて、もし感じて頂けたら救われます。

摩尼殿の裏の通路を通って、西谷方面へ進みます。
しばらく、修験の山と言う雰囲気の通路を通っていきます。

やがて「三つの堂」と呼ばれる、大講堂・食堂・常行堂がある平坦地に出ます。
大講堂・食堂・常行堂は、映画・ラストサムライ、NHK大河ドラマ「武蔵」「軍師官兵衛」、映画「関ケ原」でもロケ地となった場所ですね。
食堂(国指定重要文化財)は、修行僧の寝食の建物であり、1174年の創建です。

常行堂(国指定重要文化財)は常行三昧をするための道場で、1453年頃に再建されました。
常行堂(じょうぎょうどう)では、ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行を行うのです。

圓教寺の本堂に当たるのが、この大講堂(国指定重要文化財)で、お経の講義や論議が行われている学問と修行の場となっています。
室町時代の中期頃の建物で、食堂、常行堂とともにコの字型を形成しており、大講堂は、1622年、姫路藩主・本多忠政が修復しています。

大講堂の東南の隅に本多家廟屋があり、土塀で囲まれています。
姫路城主・本多家の墓所であり、五棟の廟屋と本多忠刻らの墓碑が並んでいますが、下記のページ下部にてご紹介していますので、ここでは省略させて頂きます。

姫路城主・本多忠政と本多忠刻とは? 書写山の本多家廟屋も

あと、食堂の右脇に行く戸「弁慶の鏡井戸」(弁慶鏡池)があります。
パワースポットですね。

武蔵坊弁慶は7歳~17歳の10年間、書写山で修行したとされています。

下記の写真は圓教寺の鐘楼です。
「三つの堂」とは隣の敷地となります。
鐘楼の鐘は1324年の鋳造で、鐘楼(国指定重要文化財)は1332年の再建です。

円教寺・十地院も近くにあります。

そして、榊原家墓所です。

榊原家廟所は、姫路藩主となった榊原政房と榊原政祐の2基の墓碑が、1734年、榊原政岑(榊原政祐の養子)によって建立されました。
写真は2連発でいきます。

また、ここではありませんが、増位山の随願寺境内には榊原忠次・榊原政邦の墓碑もあるそうです。

さて、圓教寺の奥の院にやって参りました。

その奥の院にある護法堂(乙天社・若天社)(ごほうどう)は、室町時代後期の1559年に建立された国指定重要文化財です。

脇には、かなり風情ある井戸もありました。

上記写真である奥の院にある護法堂・拝殿(国指定重要文化財)は、桃山時代の建築物で別名「弁慶の学問所」とされます。

さて、グルっと回り込むように降りて行きますと紅葉がキレイでした。
そして金剛堂が見えてきます。

金剛堂(国指定重要文化財)は戦国時代の1544年に建立された建物です。

根本薬師堂は、1319年に再建された建物と推定されており、圓教寺に現存する一番古い鎌倉時代の建物で、天竺様式が取り入れられています。

その先であり、鐘楼近くの一段低くなった土地には松平家廟所(大和霊廟)となる松平直基の墓所があります。
この松平直基の墓所に関しても、下記のページにて詳しく掲載させて頂いておりますので、ここでは割愛させて頂きます。

松平直基~書写山と最乗寺にある松平直基の墓所

上記は瑞光院の紅葉です。
雨風情で申し訳ありませんが、雨の紅葉もお気に召して頂けますでしょうか?

ちょっとし句碑もあります。

書写山では約200種のコケが見られることでも知られています。

他にも写真に収めたいところはあったのですが、この後の予定と雨足が強くなってきたこともあり、バスにて戻りました。
他には寿量院(旧・中坊院)(じゅりょういん)と言う1014年の建立で、1174年に観世音菩薩の加護を願い、後白河法皇が7日間籠った国指定重要文化財や、十妙院(国指定重要文化財)と言う江戸時代の1691年の建物などがあります。
しかし、これらはバスに乗るとルートが異なり見れませんので、多少歩いて行く必要が生じます。

さて、姫路駅から書写山を訪れるのであれば、バス往復の乗車券(姫路駅~書写駅)と書写山ロープウェイ乗車券がセットになったお得な「セット乗車券」がお勧めです。
車の場合には、麓の山陽自動車道の高架下に無料の駐車場があり、そこからロープウェイの駅まで徒歩2分といったところです。
ロープウェイは通常1時間に4本出ています。

下記の地図ポイント地点は、ロープウエイの駐車場入口となりますので、ご参考になさって頂けますと幸いです。
縮尺は変更してご覧願います。
以上、最後までご高覧賜りまして、誠にありがとうございました。

姫路城の歴史と見どころ【国宝・世界遺産】写真集・観光情報
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髙田

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旅行会社勤務時の経験なども活かしまして国内旅行の情報提供中。
日本航空さんに年間20~30回搭乗して日本国内を巡っており、観光地での楽しみ方、お得な過ごし方などを掲載しております。
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