層雲峡(そううんきょう)は、北海道上川町の大雪山国立公園にある渓谷で、観光名所になっています。
1921年(大正10年)に訪問した歌人・大町桂月が名付けました。
層雲峡を流れる川は「石狩川」で、約3万年前に噴火した大雪山からの溶結凝灰岩が、川によって浸食されて、約20kmに渡り形成された渓谷で、高さ200m前後の柱状節理の断崖が生成されています。
層雲峡の見どころとしては「大函」「小函」と「流星の滝」「銀河の滝」があります。
大函
大函(おおばこ)には無料の駐車場(約50台)があります。
かつては、土産物店もありましたが、現在はトイレのみとなっているようです。
しかし、見事の景観を楽しめます。
※トイレは、閉鎖されている場合もあります。
層雲峡の温泉街からは、約8kmありますので、徒歩では時間が掛かりますが、サイクリングロードは整備されています。
レンタサイクルで行くのも良いですが、行きは、ダラダラと続く、登り坂となります。
大函の見学所要時間は約10分です。
駐車場の入口は、当方のオリジナル北海道観光地図にてポイントしておきますので、カーナビ代わりにご活用賜りますと幸いです。
※トンネル内は、GPSが効かないので、ご注意願います。
層雲峡の大函は、駐車場付近からの展望のみで、散策ができるようなコースはありません。
下記は大函の鉄橋(旧国道)で、今は使われておらず、閉鎖されています。
下記は、小函のご紹介になります。
小函
小函(こばこ)は、約160メートルの高さがある絶壁で、かつて観光できましたが、落石などの危険があるため、だいぶ前から立入禁止になっており、遊歩道も閉鎖されているため、事実上、観光は不可能です。
また、車窓から見れた国道も、3名が死亡した落石事故などもあったことから、だいぶ「トンネル化」されてしまいました。
なお「函」とはアイヌ語で「シュオプ」と言うようでして、両側の崖が立っている地形の意味があるそうです。
ちなみに、小箱の風景は、下記のような感じでした。
現在は、上記の小函へは立入禁止のため、いけません。
箱根の大涌谷ロープウェイのように、立入禁止でしたら、落石に関係が無い、何か、ロープウェイのゴンドラでも開通させて「空中散歩」でもできるようになると、うれしいのですが、国立公園で自然保護もありますので、難しいところです。
銀河・流星の滝の滝と、セットでどうぞ。
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