SuicaやPASMOなどの交通ICカードを失くしたり、盗難にあったりした場合の手続き・届出方法です。
例えば、胸のポケットに定期券付きパスモなどを入れていて、電車の座席で寝ていたりしますと、すられる(窃盗・盗難にあう)と言う事もあります。
また、駅の近くで、待ち合わせなどで立ち止まっていると、わざとぶつかって来たりして、カバンごと盗まれると言う事もあります。
盗まれなくても、パスケースなどに入れたつもりが、抜け落ちていたなど、知らないところで失くしてしまうことも多々あるようです。
と言う事で、交通ICカードを落としたり、紛失したり、盗まれたりした場合には、どうすればよいのか?、記載しておきたいと存じます。
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まず、交通系ICカードが、無いことに気が付きましたら、すぐに「駅の窓口」に届けましょう。
ただし「記名式」のPASMOなど交通ICカードに限ります。
無記名(交通ICカードの裏面に記名式と記載がない場合)には、紛失しても再発行ができにないので、駅に届け出しても無意味になってしまいます。、
クレジットカードタイプの場合
クレジットカード付きカードの場合は、まずは、クレジット会社に電話して、カードを利用停止にしてもらいましょう。
駅の窓口に利用停止の届け出をする
気付いたときに、すぐに駅窓口に届け出てください。カード停止の処置をします。
パスモを紛失したので利用停止の手続きをお願いしたいと申し出ればOKです。
停止処置をした以降は、盗まれたカードはロックされ、一切使えなくなります。
届け出は、PASMO取扱社局(私鉄等)でなくても、JR線のSuica取扱駅でもOKです。
無人駅では当然手続きができませんので、有人駅(窓口があいている時間)に出向いて手続きしてください。
届け出ると、紛失再発行連絡票という用紙を渡されます。
その紛失再発行連絡票を翌日以降に、PASMOならパスモの取扱駅窓口(Suicaならスイカの取扱駅)へ持って行くと、カード代(デポジット)500円と、再発行手数料510円の合計1010円にて、届け出した時点でのチャージ残高が日担がれて、カードが再発行されます。
盗まれたり、紛失した旧カードは、後日見つかっても、既に使えなくなっていますので、記名式の交通ICカードの場合、必ず再発行が必要となります。
もし、後日、旧カードが見つかった場合には、デポジット料500円は返金を受けられますので、身分証明書を持参しましょう。
盗難であれば警察に被害届を出す
確実に盗難にあったと言う事であれば、被害額の大小にかかわらず、警察(交番など)に被害届を出しましょう。
紛失した場合、失くしたときでも、遺失物届を出しておくと確実です。
誰かが、拾って、交番に届けてくれていると言う事も考えられます。
特に、落とした範囲や時間などが、だいたいわかっている場合には、最寄りの交番に、すぐに、行ってみると良いかも知れません。
先に、上記の利用停止をしたあとで構いませんので、被害額を最小限に留めるため利用停止を優先させてください。
記名式交通ICカードの再発行
駅にて紛失再発行連絡票をもらった翌日から14日以内でしたら再発行が可能です。
再発行の手続きの際には、身分証明書を必ず持参願います。
運転免許証、旅券(パスポート)、身体障害者手帳、知的障害者療育手帳、精神障害者手帳(写真付)、健康保険証、在留カードまたは特別永住者証明書、学生証(写真付)、社員証(写真付)、個人番号カード、住民基本台帳カード(写真付)、運転経歴証明書などが有効です。
学生証の場合、生年月日が入っていないと、生年月日の確認が取れませんので、保険証を持参するか、学生証+住民票が必要な場合があります。
※クレジットカード機能付きの場合には、先にクレジットカードの再発行が必要ですので、カード会社に確認願います。
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さて、盗まれた、盗難にあった場合に、その容疑者を発見するべく、警察は捜査をしてくれるのか?
まだ、数万円単位の被害では、捜査はしてもらえません。
もし、どこかで記名式の交通ICカードが発見された場合に、データベースに取らし合わせて、手元に戻ってくる可能性があると言うことになります。
このように記名式のSuicaやPASMOでないと、失くしたらおしまいですので、購入時に氏名・性別・生年月日・電話番号の情報を入力していない「無記名Suica・PASMO」をお使いの場合には、新たに記名式の利用をして、カード番号を控えておく方が賢明と言えます。
なお、このページをご覧頂きました皆様に置かれましては、紛失・盗難の被害にあわれた事とお察し申し上げます。
謹んでお見舞いを申し上げる次第です。
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