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河口湖猿まわし劇場は山梨県南都留郡富士河口湖町にあるレジャー施設・猿のテーマパークです。
猿まわし、すなわちニホンザルを使った猿の踊りなどの大道芸は、日本全国何箇所かで常設劇場があったり、または行事やイベントでの出張大道芸でも拝見することができます。
よく神社のお祭りなどでも見かけます。
そのような猿まわしは、1000年の歴史を誇り、江戸時代になると猿まわし師の集団があり、地方や都市への巡業を行っていました。
すなわち、日本においては、伝統もある文化「伝統芸能」です。
しかし、今では、江戸・紀州・周防の3つしか残っていないとされます。

河口湖猿まわし劇場の猿まわしは、阿蘇劇場でも猿まわしを披露している山口県の「周防猿まわしの会」さんによる演目となっています。
周防猿まわしの会さんじたいが、無形民俗文化財に指定されています。
その周防猿まわしの会のおサルさんスターと言えば、ソニー・ウォークマンのCM(1987年)で一躍人気者になった初代・チョロ松です。

調教師は五郎さん(村崎五郎さん)ですので「五郎・チョロ松」組と申せばよいのでしょうか？
当時は、芦ノ湖でCMロケが行われたそうですが、2日間は監督の思う表情が得られず、予定をオーバーして3日目に、ようやくOKが出たそうです。
ただし、五郎・チョロ松の初代チョロ松は2007年に29歳で亡くなっており、現在は4代目？チョロ松がその技を引き継いでいます。

この日は、もう一組出演があり「常次・勇次」さんでした。
ジョウジさんの方が調教師で、勇次がおサルさんの名前です。

ジャンプ力がずば抜けているそうでして、日本猿の身体能力には驚かされます。
ちなみに、この常次（じょうじ）さなは、熊本県阿蘇の出身で、最初は阿蘇猿まわし劇場のスタッフをしていたそうですが、偶然チョロ松と五郎さんの舞台を見て「調教師になりたい」とチャレンジし、今では河口湖の大黒柱になっているとの事です。

なお、猿まわしの会場内の公演は、動画・ビデオ撮影が禁止されています。
ただし、現在は「写真撮影」は許可されており、たくさん撮影してしまいました。
冷暖房完備の屋内施設ですので、雨の日でも大丈夫です。

演目中の話は日本語ですが、外国人観光客も多いため、プロジェクターにて英語、韓国語、中国語に翻訳された字幕スーパーも流れます。
失礼な申し上げかたかも知れませんが、猿なんか見たくないと言っている家族がいたとしても、河口湖猿まわしを見れば、おもしろおかしい調教師さんのトークと猿の様子に、自然と笑顔があふれるかと存じます。
最後、出口を出たところで、お猿さんと記念撮影もできます。

なお、割引やクーポンがあります。
公式サイトの割引画面をスマホに表示して、入場受付で見せるだけで割引が受けられますので、ぜひ実践してみて頂ければ幸いです。

公式サイト

ショーは年中無休ですが、演目の開始時間合わない場合がありますので公式サイトでチェックしてください。
平日はちょっと回数が少なめで、冬期には定休日もありますので公演スケジュールをご確認願います。

世界で唯一の猿まわし専用劇場は655名収容可能と結構大きいです。
ただし、満員になることはあまり無いようで、後ろの方からは見れないように、幕がかかっていました。

入場料金を支払いますと、チケット代わりに「札」を人数分渡されます。
その札の色の順番で、劇場に入る形になりますが、約10分前からの開場です。
入場する際には、札の色の説明がありますので、係員さんの指示に従ってください。
公演時間は約40分間です。

なお、待ち時間には、冷暖房が効いた待合室もありますが、外の広場には、日本猿の飼育ゲージがあり、100円でエサを買って、トングでつまんでエサを猿にあげることもできます。

そのほか、小規模の遊具もありましたので、時間までに少々、早く到着してもお子様でも暇をもてあますことはないでしょう。
園内にレストランなど食事ができる施設はありませんが、お土産物店はあります。

奥さんの感想

芸達者な、おサルさんの姿に終始、ゲラゲラ笑えて、楽しい時間を過ごせました。

子供の感想

ジャンプ力などがすごかった。また来たいです。

河口湖猿まわし劇場への交通アクセス・行き方ですが、富士急行線の河口湖駅からレトロバス「河口湖自然生活館行き」に乗車して、約22分、河口湖猿まわし劇場前バス停で下車となります。
駐車場は約100台で、猿まわし劇場利用の場合、駐車料金は無料ですが、利用外の駐車場500円と記載されていました。
駐車場入口は、当方のオリジナル関東地図にてポイントしておきます。
河口湖駅からタクシーですと、2500円～3000円程度です。

たかが猿なんてことはこれっポッチもなく、人間よりもはるかに優れた身体能力には驚かされます。
かなりお勧めですので、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか？

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