鮫角灯台
青森県八戸市鮫町の太平洋な面した三陸復興国立公園の高台に、鮫角灯台(さめかど-とうだい)があり、八戸港へ入港する船舶の目印にもなっています。
昭和13年(1938年)に設置された灯台で「日本の灯台50選」にも選ばれています。
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灯台へは、競走馬を育成している太平牧場(タイヘイ牧場)の脇を抜けて行きます。
この太平牧場は、映画「幻の馬」や「父と子」のロケ地としても知られますが、日本全国から競走馬が送られて最後の仕上げの場所でもありますので、大きな音を立てたりしないようご配慮頂けると良いかと存じます。
太平牧場脇を抜けて行くと、前方に灯台が見えて参ります。
灯台は白色のコンクリート造りで、塔高は22.7メートル、平均海面からの高さは57.6メートルと高く、照らす明かりは36キロ先の海まで届くと言います。
海上保安庁に許可を得て、八戸市が灯台を展望台として無料開放しています。
開放されているのは、基本的に4月下旬から10月の土日祝と、夏休みの毎日開放なのですが、この開放の意味は、灯台の中に入って階段を登り、照明付近の高いところまで入れるという事なのでしょう。
小生は9月の平日に訪問しましたが、灯台の敷地には入れまして、フェンス越しに太平洋を望めました。
灯台の脇には、かつて官舎として使われていたのであろうアパートもありますが、今は、全自動なのでしょう。
住んでいる職員はいないようです。
毎年7月の海の日には「鮫角灯台まつり」が開催されるとのことです。
鮫角灯台へのアクセスですが、、JR八戸線の鮫駅から徒歩約30分、またはタクシーで約5分。
灯台入口から太平牧場の脇を徒歩で歩いて5分です。
八戸市営バス「種差海岸遊覧バスうみねこ号」の場合、シーガルビューホテル下車して、同じく徒歩5分。
クルマの場合には、そのシーガルビューホテル前の無料駐車場利用で、徒歩5分となります。
近くに葦毛崎展望台がありますが、海の断崖の上にある展望台であり、また違った景色を楽しめます。
葦毛崎展望台
日本の白砂青松100選でもある種差海岸(たねさし-かいがん)は海岸段丘(海成段丘)となっていますが、その北端にあるのが葦毛崎展望台です。
下記写真は、鮫角灯台から撮影した葦毛崎展望台です。
葦毛崎は「あしげざき」と読みます。
鮫角灯台の前の太平洋に面した岬にあるのが葦毛崎展望台となります。
険しい断崖の上に突き出しており、太平洋を見渡せる素晴らしい眺望が満喫できるジオパーク・ビュースポットになっています。
50台ほどの無料駐車場には、売店があり青森三大ソフトクリームとしても人気なようですが、その駐車場にはかつて、八戸藩が幕末に異国船監視のため「陣屋」を置いていました。
太平洋戦争の際には、日本海軍がコンクリートで固めた土台の上にレーダーを設置して「海軍電探基地けとしたため、その円形展望台の古びかしい風情は、青森のラピュタとも呼ばれています。
岬の展望台となりますと、だいぶ歩くようなスポットも多いのですが、葦毛崎は駐車場から歩いて30秒のところが展望台となっており、あまり苦労せずに景観・ロケーションを楽しめます。
また、付近には遊歩道もありますので、ちょっと、散策するのも良いですし、大切な方と一緒に訪れるのも良いでしょう。
より雰囲気が分かるように、動画も撮影してみましたので、よければご覧ください。
風が強い時には、帽子など飛ばされないようにご注意を。
アクセスは、JR八戸駅から「種差海岸遊覧バスうみねこ号」で、葦毛崎展望台前下車してすぐです。
車の場合の駐車場などは、当方のオリジナル観光地図にてご確認いただけますと幸いです。
透いた空気のもと、自然が生み出す音や、織り成す景色と花々に思いを寄せてみてはいかがでしょうか?
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