青森県三沢市の三沢基地(三沢空港)の脇にある三沢市大空ひろばに「三沢航空科学館」(みさわこうくう-かがくかん)があります。
正式名称は青森県立三沢航空科学館航空と言う科学の博物館で、2003年8月8日にオープンした、青森県でも人気の公共施設となります。
外の三沢市大空ひろばは無料ですが、三沢航空科学館の有料エリア、すなわち建物内はもちろん、雨が降っていても楽しめる施設です。
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展示室では下記ように航空機などが豪華に展示されています。
1931年に三沢市の淋代海岸から飛び立ち世界初の太平洋無着陸横断を成功したミス・ビードル号(復元機)が目玉でしょうか?
当時41時間でワシントン州に到着したそうです。
下記は大きいほうが「航研機」で、上にあるのがライト兄弟の「ライトフライヤー号」の実物大模型です。
YS-11は実物でして、キャビン(客室)にも入れるようになっています。
昔、鹿児島-屋久島間にて、YS-11に搭乗したことがあります。
下記はYS-11のコクピット(操縦席)です。
奈良原式2号機は実物大の模型ですが、国産機による初の飛行に成功した機体で、1911年に最高高度約4m、距離約60mも飛行しました。
日本陸軍の「一式陸上攻撃機」に似ている機体ですが、下記は一式双発高等練習機です。
1941年7月から運用開始された双発の練習機でして、1943年9月27日に十和田湖へ墜落し、水深300mに沈んでいたものを2012年に引揚げ、2014年から展示開始しているもので、大変貴重です。
製造は立川飛行機で、エンジンと機体の信頼度は高く、約1300機も作られたと言います。
零戦21型(実物大の模型)は、映画「山本五十六」で使用された機体です。
零式艦上戦闘機二一型は、その名のとおり空母に搭載した戦闘機でしたが、このグレー塗装のタイプは海戦初期の塗装でして、模型展示と言えども珍しいですよね?
なお、一部の展示は「特別展示」も含みますので、常設ではない機体もありますので、ご了承願います。
また、Wi-Fiが無料でしたが、展示だけでなくフライトシュミレーターや風洞実験などの体験型の設備もありますので、結構、長い時間、楽しむことも可能です。
あと、3階となる展望台だけでしたら、入場は無料で、館内のエレベーターも利用できますが、三沢基地は撮影できないようスモークとなっています。
有料エリアの見学所要時間ですが、最低だと20分、最長だと2時間といったところでしょうか?
なお、三沢市大空ひろばは、無料の屋外公園になっていますが、航空機がいくつも展示されていますので、下記のとおりリストアップしておきます。
下記はF-16A戦闘機です。
他のアメリカ軍の機体としてはT-33A、UP-3Aが野外に展示されています。
自衛隊機としては、F-104J、F-1、F-4EJ改、T-2、T-2ブルーインパルス仕様、T-3、LR-1、OH-6Dといったところです。
下記の写真がそうですが、写真の奥、三沢基地の中を、ちょうどF-2が離陸に向けて移動中でした。
他にも広い芝生エリアや大型の遊具などがあり、子供たちには天国のような場所です。
ご家族でしたら、お弁当を持参して遊びに来ても良いですね。
ドックランやペット可能エリアがありますが、ペット不可エリアもありますので、ワンちゃんを散歩させる場合にはご注意を。
三沢航空科学館の定休日は、毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始の12月30日~1月1日などです。
開館は朝9時で入場は16時30分までとなっています。
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アクセス・行き方は、三沢空港から車で6分、三沢駅からは車・タクシーで15分です。
土日祝と夏休みなどには、星野リゾート青森屋・三沢駅・三沢空港などから三沢の「ぐるっとバス」が1日4本運行されています。
三沢空港からの帰りに時間が余ったため、レンタカーでそのまま寄らせて頂きました。
思いっきり遊んだあとや、寒い冬には近くの日帰り温泉で暖まってから帰るのも良さそうです。
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