黒部湖(くろべこ)は、富山県立山町の中部山岳国立公園内にある黒部川に建設された関西電力「黒部ダム」の人造湖で、雄大な北アルプスの大自然である中部山岳国立公園にあります。
住所は、富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂国有林です。
黒部ダムの湖が黒部湖と言う事になりますが、エメラルドグリーンに輝く湖面はとても神秘的で、訪れた人々を圧倒します。
標高(最高標位)1448mの黒部湖には一部遊歩道が整備されており、美しい湖面を見ながらの散策もおすすめです。
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黒部湖遊覧船ガルベは、黒部湖の最奥部まで遊覧する、乗船時間・所要時間約30分の遊覧船です。
この遊覧船ガルベは、日本で最も高所にある遊覧船となります。
黒部ダムの気象状況や、水位低下などにより、運休することがありますので、黒部湖駅の情報を確認してから向かいましょう。
黒部湖駅から、遊覧船のチケット売場までは、徒歩で10分ほどになります。
下記のトンネルを進んでいきます。
団体でなければ、事前予約は不要です。
扇沢の有料駐車場の駐車券を、チケット購入時に提出すると、10%割引になっていました。
出航の5分前くらいに改札となりますので、それまでに、小屋にてチケットを購入しましょう。
チケット売場には、トイレもあります。
遊覧船の運行期間は、毎年6月頃~11月10日までとなります。
風があまり無ければ、波も立たず、静かな湖ですので、酔う事もありません。
壮大な景色を見ることができますが、長野県側(後立山連峰)と富山県側(立山連峰)では生えている木が違うとのことです。
船の外にある展望デッキに出て、おいしい空気と、山の風も感じられます。
黒部湖の平均水温は4度との事です。
落水したら、心臓が止まりそうな低水温ですが、乗船しましたら、しっかりと、救命胴衣の位置をご確認願います。
黒部湖の最大水深は約180mになります。
土砂の堆積は10%を越えたようですが、あと2250年くらいまでは、運用できるダムと推定されているようです。
遊覧船の名前「ガルベ」というのは「黒部」の語源になったアイヌ語で「魔の川」という意味の「ガルッベ」や「ガルベッツ」などを元にしています
下記は黒部湖の最奥部で、ここで船はUターンします。
戦国時代に富山城主・佐々成政が、厳冬期に「さらさら越え」した際に通過したであろう、平乃小屋があるところになります。
湖畔は大自然がそのまま残っており、注意深く、見ていると、シカの群れなどがいるかも知れません。
下記は「平の渡し」の専用船です。
なお渇水(水面が低い)時には、遊覧船の桟橋が、だいぶ低いところになってしまいます。
すると、降りて行く分には良いのですが、帰りは、140段程度の階段をずっと登って行かなくてはならず、結構、きつかったです。
でも、ここまできて、黒部川の最奥部まで、気軽に見学できるのは、この黒部湖遊覧船ガルベしかありませんので、お時間がある場合には、お勧めです。
遊覧船は、最後、桟橋に到着する際、港と言うことでしょうか?、しっかりと、入港時に法律で定められている「警笛」を鳴らしてから着岸していました。
下記は、船乗り場のすぐ先にある、カンパ谷の吊り橋です。
黒部湖の紅葉時期ですが、例年10月上旬になると四方の山々が色づきはじめます。
黒部湖周辺は、10月中旬頃が、見ごろで、紅葉の景観に包まれます。
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黒部湖遊覧船ガルベの観光所要時間ですが、黒部ケーブルカーの黒部湖駅からの徒歩・往復も含めて、約60分(徒歩往復30分+乗船30分)となります。
混雑時の待ち時間があったり、時間に余裕がある際には、検討してみると良いでしょう。
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