名水百選「ごろごろ水」
ごろごろ水は、奈良県の南部にある吉野郡天川村で湧く湧水の名前です。
山あいの天川村の中でも、洞川温泉(どろがわ-おんせん)の近くにその水場があります。
天川村にある洞川温泉一帯は、日本の名水100選にも選ばれている洞川湧水群(どろがわゆうすいぐん)と呼ばれており、他にも湧水がいくつかあります。
その中でも「ごろごろ水」は、大峰山の麓、標高約850mのところに湧く天然水です
その大峯山は今でも女人禁制の修験の山で登山客が多く、洞川温泉が昔から門前町として存在していました。
その洞川温泉近くの五代松鐘乳洞付近で、ごろごろ水は水汲みも可能です。
一説によると、その湧水は、約500年の長い間、カルスト大地の地下にて滞留し、流れて湧き出ているとも言います。
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ごろごろ水は、天然のミネラルだけでなく石灰岩からのカルシウムが豊富な硬水で、pH8.2のアルカリ水です。
そして、酸化していない水のため、クリップを2ヶ月間、ごろごろ水に入れていても、クリップが錆びないと言いますが、まぁ、普通の水道水でも、沸騰して雑菌などを軽減すれば、水中に入れた鉄は錆びにくいです。
ただし、酸化還元力が強い(酸化防止力が強い)のため、飲用しますと人間の細胞の酸化も軽減する可能性があります。
要するに、活性酸素を抑えるミネラルウォーターです。
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電解還元水が活性酸素を抑制し、ガン細胞の増殖を抑える効果があるともされます。
同様に活性酸素を抑える天然水としては、九州の日田天領水がありますが、日田(ひだ)の場合には地下1000mから地下水を採取しています。
それに対して、ごろごろ水は源水窟(鍾乳洞)から地上に湧出する手前にて、地下水を採取したうえでミクロフィルターで処理し、空気に触れないままボトリングしています。
一次ろ過から四次ろ過まで、4回のミクロフィルターを通して安全にボトリングされます。
日本全国の湧水としては、9番目の高地のため、水温は約10.4℃と極めて冷たい湧き水になっています。
水の郷34選、奈良県やまとの水にも選出されている「ごろごろ水」の由来ですが、洞窟の奥から小石が転がるような音が「ごろごろ」と聞こえることから、その名前が付いたとされています。
採水場は1時間500円の有料駐車場(1時間以上は1000円)になっており、特別地方公共団体・洞川財団区が管理しています。
ただし、駐車スペースに、1台ごとの「蛇口」がセットされており、個別に、ごろごろ水をタンクやペットボトルに汲むことができます。
わざわざ、重たい水を運ぶような動作が軽減されていますので、なかなかのアイデアです。
しかし、今回はレンタカーでの訪問で、帰りは新幹線に乗ることから、タンクなど大容量の採取はできませんでした。
でも、心配しないでください。
Amazonで通販もありますので、翌日には届きます。
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飲んでみますと、天然の「甘み」も感じるミネラル水です。
すぐ近くに五代松鍾乳洞があります。
本当は鍾乳洞も入りたかったのですが、梅雨の時期で雨降でしたので、断念致しました。
なお、冬期は最低気温マイナス20℃になることもある高地です。
寒いと道路も凍結致します。
最新情報は、洞川温泉観光協会のサイトにてご確認願えますと幸いです。
車で15分程度のところには、天河大弁財天もあります。
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