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長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」は、オランダの街並みを再現したテーマパークです。
素晴らしい町並みのハウステンボスは今回で2回目の訪問でございますが、そんなハウステンボスの魅力や見どころ・お得情報をお伝えしたいと存じます。
ハウステンボスは東京ディズニーリゾートの1.5倍も広いテーマパークと言う事になりますが、ジェットコースターなどアクション系のアトラクションはほとんどありません。
座席が振動したりする系統のアトラクションや、お化け屋敷系も充実はしていますが、このように「建物の中」で楽しめるものは、たくさんあります。
よって、絶叫系が苦手な方も楽しめますが、スリルを味わいたい方は、ちょっと物足りないかも知れません。
しかし、心配は不要です。
屋外型の大きなアスレスチックとなるアドベンチャーパーク「恐竜の森」では、300mも空中を滑空するパスポートで1回利用可能な「シューティング・スター」などもありますし、お子様向けにはボールプールなどの「ふわふわランド」も新設されています。
もっとも、迷路やメリーゴーランド、観覧車なども用意されていますが、園内は石畳が多いです。
そして、結構、歩きますので、ハイヒールなどではなく、歩きやすい靴がベストです。
単一のテーマパークとしては日本最大の大きさを誇りますが、園内には別荘などもあり、ひとつの「街」と言うコンセプトになっており、普通に、ヤマト運輸の宅急便の車両もハウステンボスの街中を走っています。
ただし、車両はクラシックデザインの特注車両にするなど、街並みにマッチするような工夫も行っているのが特徴です。
このように人も住んでいるテーマパークですので「佐世保市ハウステンボス町1-1」など、住所もありますので、住民票も移せます。
計画・建設はバブル景気でしたが、開園した1992年3月25日は、バブルも終わって景気が悪くなり始めていた時期です。
そのため、1996年に380万人を記録したハウステンボスも、営業不振に見舞われ、2003年には初期投資の負債2289億円を抱えて会社更生法適用となり破たんしました。
しかしハウステンボスの営業はそのまま続けられていて、2004年にはリニューアル・オープン。
その後、2010年に、旅行会社のエイチ・アイ・エス(H.I.S.)が支援します。
このHISの傘下となって、様々な経営改革が施されただけでなく、斬新なアイデアによるイベントや新施設のオープンなどが図られ、ハウステンボスは大きく生まれ変わり、黒字に転じています。
これは、HIS社長の澤田秀雄氏が、九州経済界からの要請を受けて、陣頭指揮を執ったことが大きい訳ですが、澤田秀雄さんは園内にあるウォーターマークホテル長崎・ハウステンボスの客室に今でもお住まいになって前線指揮をとっておられます。
そのためか、毎年、季節ごとに今度は、何が新しく登場するのだろと、昔と違って「ワクワク」するような期待感あるテーマパークになっていると言えるでしょう。
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以上のように、HISになってから、HTBもかなり良く改善されています。
あと、ハウステンボスには「宿泊」するのも魅力のひとつとなります。
オフィシャル・ホテル
ハウステンボスは日帰りでは楽しみも半分と言う印象です。
ハウステンボスにはいくつかホテルもありますので、遠くからせっかく訪れるのであれば、ぜひ宿泊して、夜のイルミネーションと、翌朝からも楽しむと言うのが、王道のスタイルとなるでしょう。
ハウステンボスのオフィシャルホテルとしては下記のとおりラインナップがあります。
「ホテルヨーロッパ」は、チェックインする際には歩きではなく、専用のカナルクルーザー(船)でホテルに入ることができる、最上級のホテルです。
優雅なワルツショー・イン・ホテルヨーロッパが無料になるなどの特典も多いです。
「ホテルアムステルダム」は、パークのほぼ中心にあるので、色々と施設を楽しむのに便利なため、数日滞在するのにも良いです。
「フォレストヴィラ」は、ホテルではなく湖畔のコテージになっています。愛犬と宿泊可能なドックヴィラもあります。
「迎賓館」はホテルヨーロッパの別館ですが、VIP宿泊用なので、我々は泊まれないでしょう。
「ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス」(旧ホテル デンハーグ)は、運営はエイチ・アイ・エスグループの運営になっています。
ハウステンボスのハーバーゾーン(無料エリア)にあるので、アトラクションがあるテーマパークゾーンはちょっと遠いです。
以上のホテルは場内ホテルとなり、宿泊者は入国口のホテル手荷物預かり所にて、荷物を預けると、各ホテルまで荷物を届けてもらえます。
下記は、ハウステンボスの場内ではありませんが、すぐ近くに隣接するオフィシャルホテルです。
「変なホテル」は、接客の多くをロボットに任せると言う、2015年7月にオープンした新しいホテルです。
「ホテルオークラJRハウステンボス」は、ハウステンボス入国棟の東側に隣接しており、専用ハーバーからカナルクルーザーで入出国できます。
新しいホテルのため、ホテルの中では、唯一、天然温泉「琴の湯」があります。
「ホテル日航ハウステンボス」はハウステンボス出国棟の西側に隣接しており、専用ゲートから再入国できます。
パスポート
ハウステンボスのパスポートですが、種類が色々とありますが、要約すると下記のような感じです。
まず、販売価格は、大人・中人・小人・シニアと4種類に分かれています。
中人は中学・高校生、小人は4歳~小学生、シニアは65歳以上の区分となります。
入園(入場)だけでアトラクションは利用できない「散策チケット」は、いわゆる入場券と言う事になりますが、園内のバスは利用できます。
しかし、アトラクションは利用できません。
遊園地方式ではないので、基本的に300円や1000円など、別途、個別に支払って利用できるアトラクション方式ではありません。
※観覧車など、一部は、散策チケットでも、追加料金で利用できる施設もあります。
そのため、入園後に、アトラクションも楽しみたくなった場合には、追加で「パスカード」を購入する必要があります。
あとから、パスカードを購入すると、最初から「パスポート」で入場した場合より、1000円ほど割高となりますので、パスポート対象外施設を利用するだけならともかく、注意が必要です。
よって、天気も良ければ迷わず「パスポート」が、一番、思いっきり楽しめます。
なお、パスポートで利用できるアトラクションも、施設によっては、1回目パスポートで無料だけど、2回目以降は1回600円ですと言う施設もあったりしますので、これまた非常にわかりにくいのですが、注意が必要です。
このように、注意が必要な事は「注意が必要」と明記させて頂いております。
よって、大半の場合には「パスポート」を購入して入場するのが賢明です。
約50の施設がパスポートで利用できます。
逆の言い方では、パスポート又はパスカードでないと、その50施設は利用できません。
ハウステンボスのパスポートは「1DAYパスポート」(1日券)、「2DAYパスポート」(2日券)、「3DAYパスポート」(3日券)とあります。
事前購入は、当日、チケット売り場が混雑していても、並ばないで入国ゲートからQRコードをかざして、すぐに入場できると言うメリットがあります。
ただし、日にち指定のため、その日に行かないと無効となってしまいます。(払い戻し・変更などはできないようです。)
夕方からのお得なパスポートもあります。
午後16時からと、17時からのパスポート、そして17時からの散策チケットがありますが、そんなにお得感はありません。
なお、ハウステンボスのオフィシャルホテルに宿泊する場合には、オフィシャルホテル宿泊者専用の割引料金になったチケットが購入できます。
「オフィシャルホテル1DAYパスポート」(1日券)、「オフィシャルホテル2DAYパスポート」(2日券)、「オフィシャルホテル3DAYパスポート」(3日券)とあります。
なお、オフィシャルホテル1DAYパスポートは、15時からの入場のみとなりますので、朝から楽しみたい場合には、荷物をホテルなり、ホテル宿泊者専用荷物預り所に預けてから、オフィシャルホテル2DAYパスポートを購入すると良いと言う事になります。
オフィシャルホテル・パスポートはホテルでは販売しておらず、前売りもありませんので、当日ハウステンボスの入国ゲートのチケット売り場での購入のみとなります。
クーポン券がある場合には、そのクーポン券を入国ゲートのチケット売り場に提出します。
ホテルオークラJRハウステンボス、ホテル日航ハウステンボス、ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボスに宿泊する場合には、宿泊がある事がわかる書面、またはホテルにチェックインした際などにフロントで発行してもらう宿泊証明書を持参する必要がありますので、注意が必要です。
また「オフィシャルホテル宿泊者の翌日再入場専用1DAYパスポート」と言うものがあり、これは、宿泊したあとホテルをチェックアウトしてからでも、ハウステンボスに再入場できますよと言うチケットですが、購入には前日のパスポート又は散策チケットが必要ですので、予定を変更して翌日も遊びたくなったと言う場合を想定しているものと推測致します。
団体割引は10名以上から適用されますので、学生さんの卒業旅行でも10名グループになると少しお得ですが、申請書の提出が必要です。
ホテル宿泊者用のパスポートも団体割引あります。
パスポート対象外施設として別料金が必要なのは「ゴンドラ遊覧」「フクロウの森」「レンタサイクル」「カートタクシー」「ワンダーホイール」などがあります。
また「白い観覧車」「パレス・ハウステンボス」も別料金ですが、少し安くなるなど、このあたりも料金形態としては、ちょっとわかりにくい部分がありますので注意が必要です。
再入場は1回まで可能ですが、ハウステンボスオフィシャルホテル宿泊者と年間パスの場合には回数制限はありません。
なお、TDLと同じで、弁当や飲み物の持ち込みはできませんが、入国ゲートの外に、ピクニックエリアがありますので、一度、再入場手続きをしてから外に出て持参した食べ物を頂くことが可能です。
ウエディング(結婚式)もできるほか、ドラマ・映画・CMなどのロケ地にもなっているHTBですが、開催時間が決まっているイベント系は日にち別の「スケジュール」より確認すると良いです。
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以上、結構、システムが複雑で初めてだとわかりにくい部分が多々あるのですが、裏を返しますと、誰にでも平等に、極端に長い時間並ぶことなく、色々と楽しめるようにと配慮がなされているのかな?と言う印象も受けました。
例えば、無料エリア「ハーバータウン」にあるゲームセンターの「ゲームミュージアム」も、入口でパスポートの提示が必要です。
しかし、内部はバックマンの迷路をリアルに再現したものや、無料でプレイ可能なゲーム機もあり、普段、お金が掛かるので思いっきりゲームセンターで遊べないご家族でも、みんなで楽しめます。
このように色々と工夫もされるようになったハウステンボス、日本の皆様にも必見のスポットと言えるでしょう。
アクセス・行き方
電車の場合には、JR九州の博多駅から特急「ハウステンボス」で約1時間45分、長崎駅からだと快速「シーサイドライナー」で約1時間30分となります。
長崎空港からですと、西肥バス空港特急にて約1時間ほどですが、長崎空港から船でも約50分くらいです。
クルマの場合には、福岡から高速を使用して約1時間40分、長崎市内からですと約1時間です。
長崎市内の観光を入れたりするのであれば、もちろん、長崎空港が一番便利です。
HISが経営参画しているハウステンボスですので、もちろん、エイチアイエスのツアーや、飛行機とホテルセットなどを利用した方が、便利でお得な訳です。
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なお、元旅行会社にいた私と致しましては、ハウステンボスに行く場合、別に、長崎空港を使わなくても、全国各地からの国内線がある福岡空港で降りて、レンタカーなどでも良いかと存じます。
レンタカーであれば、福岡から、太宰府天満宮や吉野ケ里遺跡も訪れながら、ハウステンボスに行ける訳です。
福岡空港からハウステンボスまでの走行距離は約120km、約1時間40分。
東京で言えば、用賀ICから東名で富士ICくらいの距離、大阪で言えば豊中ICから赤穂ICくらいの距離ですので、そんなに遠い訳でもないです。
ハウステンボスの状況は、よく変更がありますので、上記記載内容が適用されなくなる場合も考えられます。
事前に最新情報をご確認の上、お出かけ願えますよう、お願い申し上げます。
当方でも状況変化に応じて記載内容を変更させて頂きますが、不都合などが生じても、当方では一切責任を負いかねます。
また、変わってしまっている点などがございましたら、コメント欄よりご指摘頂けますと助かります。
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