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伊勢神宮は太陽を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)が祀られている、日本で最も格式が高い神社です。
日本書紀や古事記の記載により、伊勢神宮の創建は西暦26年頃とされており、古代には皇室の氏神として天皇以外の参拝は禁止されていました。
その後、日本全体の鎮守として崇められ最高神となり、江戸時代には全国から参拝する「お伊勢参り」が盛んとなり「お伊勢さん」と親しみを込めて呼ばれました。
なお、江戸時代の頃のお伊勢参りは、もちろん「徒歩」にて伊勢まで来るわけですので、全国から気軽に行けると言う訳ではありません。
そのため、村人が出し合ったお金を旅費として、村で選出された代表者が伊勢まで旅したと言います。
中には、旅の途中で、賭博などで旅費を使い果たしてしまったり、時には盗まれたりと色々な出来事もあったようです。
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そんな参拝者がたくさん訪れた伊勢ですので、当然、おもてなしをするお店やお土産物屋さんもたくさん軒を連ねました。
その名残が、現在の「おかげ横丁」や「おはらい町」と言う事になります。
さて、伊勢神宮の内宮ですが、出入り口となる五十鈴川の「宇治橋」から、歩いて拝殿となる「正宮」がある場所までは、徒歩10分くらいです。(初詣時は数時間待ちになることも)
境内では随所にて警察官が警戒にあたっています。
概ね「右側通行」で進みますが、正宮にたどり着く前に、一旦、五十鈴川の畔に降りられる箇所があります。
昔は、その川の水で体を清めてからお参りしていましたので、是非、手を洗う位はなさって頂けると良いかと存じます。
現在は「手洗い場」と言う地名になっています。
そこから、森の中へと進みますと、お守りなどが売られている神楽殿が見えてきます。
お札などは帰りに購入できるので、そのまま道なりに進むと、やがて「御正殿(正宮)」が見えてきます。
なお、写真撮影・ビデオ撮影が許可されているのは、その正宮の階段下までです。
階段の部分からは「撮影禁止」ですので、神様に失礼の無いよう、マナーはしっかり守りましょう。
通常の土日祝などであれば、伊勢神宮「内宮」の観光所要時間は、宇治橋からの内部で約30分となります。
ただし、駐車場から宇治橋までの所要時間は含まれていませんので、ご注意願います。
遠い駐車場になると、2時間くらいは掛かる場合があります。
時間があれば、境内にある別宮(べつぐう)の荒祭宮なども参拝されると良いです。
伊勢神宮(内宮)の駐車場
伊勢神宮に最も近い駐車場は「内宮A1・A2」駐車場(207台)ですが、基本的に一番先に満車となります。
A1は52台で24時間、A2は155台で朝5時からです。
ただし、混雑日はA2は観光バス専用になる可能性があります。
また、平日でもお昼時になると、A1も満車となる場合があります。
よって、初詣時期を除けば、朝8時や9時に到着できる場合、このA1を目指すと良いです。
その後、朝10時以降ですと、満車気味になると思いますので、ちょっと離れますが下記の駐車場がお勧めです。
内宮A4(53台)も宇治橋に近いですが、A1が満車になると次に混雑します。
その後は、内宮B2(98台)、内宮B1(254台)、内宮B3(73台)、内宮B4(110台)から埋まって行くと思います。
土日祝でも特にお昼の時間には駐車場が最も混雑します。
比較的、すいているのは「内宮B5」です。
内宮B5は625台も止められますので、仮に満車表示でも、回転が速いです。
そのため、付近の道路に設置されている電光掲示板で、内宮B5へ行くようにと表示されていたら、素直に従った方が無難です。
下記の地図ポイント地点が、B5駐車場の入口となります。
なお、B5とB6は河川敷駐車場なので、一部の路面は未舗装です。
駐車場の精算機は、紙幣が1000円しか使えません。
1万円や5千円札は使えませんので、ご注意を。
あと、領収書を発行して、伊勢志摩スカイラインの料金所で提示すれば20%割引となります。
GWやお盆などでしたら、道路も渋滞しますので、最初からB6を目指した方が良いかも知れません。
B1などに止めるよりは、宇治橋までの距離も少し短くなります。
また、混雑時には付近の五十鈴公園や県営陸上競技場周辺に臨時駐車場が開設されますが、臨時駐車場は一律1000円となります。
超混雑日には「県営サンアリーナ」の駐車場が解放されてパーク&バスライドとなり、シャトルバスが運行されます。
こちらも駐車料金は1000円ですが、送迎バスは無料です。
バスはバス専用道路を一部通行しますので、道路渋滞もあまりなく快適です。
ともあれ、現地でどこの駐車場に行こうかなんて迷うと、時間も掛かりますし、運転も危ないです。
そのため、できる限り事前に駐車場の入口を確認しておくことをお勧め致します。
下記のサイトではリアルタイムで空車・満車の情報を公開してくれています。
普段の土日祝や春休み・GW(ゴールデンウィーク)・夏休み・お盆でしたら、可能であれば朝8時~9時にて伊勢に到着するような形で向かうのが良いかと存じます。
もちろん、天候や気温、そのた要因などにより「差」がありますので、一概には言えない事はご理解を賜りたく存じます。
お正月など三箇日(三が日)の初詣では、早朝の朝7時までに到着するような形であれば、混雑のピークを逃れる事ができると存じます。
ただし、初詣の期間中、高速の伊勢道も、伊勢西ICや伊勢ICの出口は閉鎖されて降りられず、周辺道路も通行止めが多くなると言いますので、ご注意を。
ちなみに、伊勢神宮には「外宮」(げくう)もあります。
本来であれば、最初に「外宮」をお参りしてから、テレビなどでも良く紹介される「内宮」(ないくう)をお参りするのが正しい参拝方法と言われていますが、内宮だけ訪れる観光客の方が圧倒的に多いです。
伊勢神宮の名物
伊勢神宮の名物と言えば、お土産品はなんと言っても「赤福」です。
ただし、赤福は約3日程度しか持ちません。
防腐剤などが入っていないからですね。
また、だんだんお餅が固くなってしまいますので、購入した翌日までには食べたいものです。
あとは「伊勢うどん」が有名です。
伊勢うどんは、うぞんの「つゆ」が濃くて少ない、すなわち、醤油につけて食べるようなうどんですが、麺がモチモチなのが特徴です。
いずれも「おはらい町」にて食べたり購入できますので、散策がてら是非、ご訪問なさってみてください。
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