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今回は、米沢城とその周辺、上山城、長谷堂城、山形城と廻り、遠刈田温泉に宿泊。
2日目は、白石城とその周辺、高速にて二本松城、そして福島に戻って大森城と巡り、高湯温泉で汗を流して帰るコースと致しました。
東京駅発7時12分の山形新幹線「つばさ123号」に乗り込み、米沢駅に降り立ったのは朝9時30分頃でした。
今回は、JRとの割引が適用される「駅レンタカー」を予約していました。
新幹線も合わせて、どれだけお得だったかは、末尾に記載させて頂きます。
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まずは、米沢城へと向かいます。
米沢城(上杉神社・松岬神社)
米沢城は伊達政宗が生まれた城としても知られますが、その後、米沢城主となった上杉景勝にもゆかりある場所で、前から訪れてみたい城郭のひとつでした。
駐車場情報など、詳しい内容は、上記のリンク先をご覧願います。
林泉寺
林泉寺は上杉家の菩提寺であり、直江兼続とお船の方の墓など、上杉家ゆかりの墓所があります。
拝観時間は9:00~17:00ですが、冬季(12月1日~3月31日)は拝観休止であり、小生が訪れた12月は非常に残念ながら見学できないはずでした。
ちなみに、団体などであれば事前に電話予約して冬季でも見学はできるようです。
まぁ、事前調査でわかっていまして、それを承知で訪れ、立入禁止になっていない場所からせめて遠景写真だけ撮らせて頂こうと米沢城のあと訪問致しました。
車を止めて境内に入ると、たまたま落ち葉の掃除をなさっていた方がおられましたので、いつものように元気よく「おはようございます」とご挨拶させて頂き、ちょっと話をさせて頂きました。
境内を掃除なさっていた方は、林泉寺の方ではなく檀家さん?なようで、本堂内部の有料拝観は無理だけど、墓所の有料拝観は大丈夫だよとおっしゃってくださり、念のためお寺さんに許可をと、作業中にも関わらず寺の玄関にも連れて行って頂けました。
しかし、お寺さんの方が不在だったようで「あとで言っておいてあげるよ」と、ご厚意を賜りまして、なんと12月にも関わらず見学させて頂く事ができました。
もちろん、拝観料をお支払いしようとしたのですが「誰もいないから料金はいいよ」と、本当にいいのかな?と思いつつ大変恐縮だったのですが、お言葉に甘えさせて頂きました。
帰り際にも丁重にご挨拶をしてあとにしたのは言うまでもありません。
大阪城の時も工事現場に入れてくださったりと、度々このような特別なご配慮を賜りまして、ご迷惑?をお掛けしているのですが、雪は積もっていない米沢でも寒空の中、非常に心暖まる大変うれしい出来事でした。
と言う事で、上杉家にゆかりある方々のお墓参りをさせて頂いた写真もありがたく掲載させて頂いております。
また、今度、訪問する事がありましたら、前回の分もと拝観料をお納めさせて頂こうと存じております。
館山城
林泉寺のあとは米沢郊外にある館山城跡まで足を延ばしてみました。
山城でして登城までは時間の関係上できませんでしたが、麓でも館山城の雰囲気が分かり満足です。
上杉家廟所
上杉家廟所には、春日山城から移した、上杉謙信の遺骸がある上杉謙信の墓を始め、上杉景勝の墓など、米沢藩主歴代の墓所となっています。
長命寺
次に、米沢城にあった上杉謙信を祀る御堂が移築されて本堂として使われている長命寺へ向かいました。
長命寺は米沢幼稚園の近くなのですが、グルッと一周しても駐車場が見当たりません。
そのため、心苦しかったのですが、隣の乗善寺の駐車場を拝借致しました。
下記の写真は長命寺の門です。
堂森善光寺・無苦庵跡・慶次清水
そして、米沢駅の反対側に向かい、堂森善光寺・無苦庵跡・慶次清水をセットで見学します。
そうですね。前田慶次に関する史跡です。
宮坂考古館
米沢の最後には宮坂考古館に寄りました。
行程の効率を考えますと、駅からも近いですし、本当は一番最初に寄りたかったのですが、朝10時の開館のため、米沢駅に着いた時にはまだ開いておらず、最後に訪問する予定にしていました。
宮坂考古館は、個人経営で始まった資料館ですので、決して規模は大きくありませんが、前田慶次の甲冑、直江兼続の甲冑、上杉景勝の甲冑とされる本物の展示や、多数の火縄銃、江戸城下図屏風などの展示は「本物志向」であり大変貴重です。そのため、米沢まできたら是非見ておきたいところです。
しかし、展示品は撮影が禁止されているため、写真はありませんこと、ご容赦願います。
宮坂考古館の無料駐車場は下記のポイント地点となります。
以上、ここまで米沢での行動は約2時間30分でした。
家族やグループ行動だとプラス30分は追加した方が無難です。
次に目指したのは上山ですが、高速を使用して約60分の距離となりました。
道路渋滞することもなく、なかなか快適に走行できましたよ。
上山城
上山温泉のすぐ近くに上山城があります。
復興天守ではありますが、上山城には天守がありますので、訪問してみました。
北側の麓に「武家屋敷」がいくつかあるので、本当は行って見たかったのですが、付近に駐車場がなく、時間の関係で今回は断念です。
長谷堂城と直江兼続本陣
有名な長谷堂城の戦いが演じられた場所ですね。
本来であれば長谷堂城の山頂まで登りたいところですが、あとの予定を考えて途中で引き返しました。
しかし、雰囲気は充分に味わえましたので満足です。
直江兼続が本陣を置いた場所の方にも寄り道してみましたが、あまり撮影ポイントはありませんでした。
山形城
その次には山形城へ向かいましたが、あまり道路も混雑しておらず、長谷堂城から車で20分くらいと意外と早かったです。
山形城のその広さには驚きました。
野球場なども入っており、見どころは決して多くありませんが、少しずつ整備しており、これからにも期待できます。
専称寺
最上義光の娘・駒姫の墓がある場所です。
駒姫は、悲劇の姫ですので、丁重に手を合わさせて頂きました。
百目鬼温泉
長谷堂城へ戻るような格好になり、移動効率は良くなかったのですが、最後に汗を流したかったと言う事もあり、長谷堂城近くにある山形の日帰り温泉「百目鬼温泉」にも入浴しました。
いや~、良い温泉ですね。100%掛け流しですし、成分も濃いですし、350円と安いです。
山形市街地にも公共の日帰り温泉はありますが、泉質も湯づかいもこの百目鬼温泉の方が断然素晴らしいです。
宮城蔵王ロイヤルホテル
宿泊したのは遠刈田温泉・宮城蔵王ロイヤルホテルです。
蔵王とありますが、宮城県側ですので、山形市内から約60分の距離です。
宮城蔵王ロイヤルホテルは、シングルルームも多いので一人旅や出張には最適です。
平日なんか非常に安く泊まれて、源泉掛け流しもあるでお勧めです。
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★2日目★12>
延命寺
2日目は朝8時にホテルを出発して、白石の延命寺を最初に訪れました。
道は途中まで快適だったのですが、時速20kmで走行するダンプカーのうしろについてしまい、道の選択を誤ったと後悔しました。
しかし、予定していた想定時刻である朝8時40分に白石・延命寺に到着。
最初に白石城に行かなかったのは、朝9時にならないと、お城が開かないからでして、僅か20分ではありますが、延命寺は門を撮影したかっただけでしたので、有効活用する計画を立てておりました。
白石城
朝9時のオープンと同時に、白石城へ入りました。
まぁ、12月の平日と言う事で、他にお客さんは誰もいなかったです。
その分、思う存分に、人間が映りこんでいない復元天守・白石城を撮影できたのは非常に良かったと思います。
旧小関家宅(武家屋敷)
旧小関家宅へは白石城から城下の散策がてら徒歩で向かいました。
白石城の周りは「湧水」や「水路」がいくつもあり、水が豊富な地であることが良くわかりました。
当信寺
白石城の駐車場に戻って、真田幸村にゆかりある当信寺に行きました。
当信寺は駐車場が見当たらなかったので、周辺をまわって、駐車禁止では無い道路に短時間止めました。
清林寺
清林寺には真田幸村の家臣だった三井氏の墓があります。
片倉家御廟所
白石城主となった片倉小十郎などの墓所です。
喜多の墓
片倉喜多の墓もあります。
片倉喜多を調べたとき、とても優秀な戦国時代の強き女性だと思いましたので、ここに来ましたら、片倉喜多に是非会って話してみたかったと強く思いました。
田村家墓所(田村清顕の墓)
真田幸村の供養碑と、阿菖蒲の墓もありますので、白石を訪問した際には欠かせません。
二本松城
白石を朝10時30分頃出発し、国道4号を南下します。
この辺り、信号も少なく、なかなか快適に走行できましたので、印象深いです。
国見ICから東北自動車道に入り、二本松ICで降りて近くにあるのが二本松城です。
白石から約60分で到着しました。
訪問してビックリ、天守こそありませんが、石垣が素晴らしく、二本松城はなかなか見応えある城でした。
栗ノ須古戦場跡
伊達輝宗と畠山義継の最後の地です。
そうです。伊達政宗が鉄砲で拉致された父共々、二本松城主・畠山義継を殺害した場所ですね。
大森城
帰りの新幹線は福島駅から乗車のため、高速で福島へと戻るような恰好になります。
福島松川PAで昼食を食べ、少し時間が余ったのでどこか追加で寄ろうと思案し、大森城を予定外として訪問しました。
高湯温泉
いや~、素晴らしい温泉ですね。
久しぶりに、硫黄・酸性湯に入浴しました。250円ですし、また行きたいです。
道路は、途中で「お猿さん」にも出会いました。
極楽湯・福島店
レンタカーを返却し、新幹線の時間まで約70分ありましたので、スーパー銭湯極楽湯でも入浴しました。
極楽湯・福島店は、駅に入っているテナントですので、非常に便利です。
高湯温泉での硫黄臭いにおいをと、汗臭いにおいを綺麗に洗い流しました。
帰りの新幹線は、やまびこ146号(16:16発)です。
福島に停車する「やまびこ」は、各駅停車タイプもあるので、切符を予約する際には注意が必要です。
帰る時間が早い?
いえいえ、12月ですので日が暮れるのが早い為、これ以上滞在していても、史跡の写真は真っ暗になってしまうので、このくらいに帰るのが最適です。
安く東北を旅行する方法
さて、今回の1泊2日の出張では、往復の新幹線をJR東日本のえきねっと「トクだ値」にて、一番安い割引率の事前予約を取りました。
「お先にトクだ値」と言うのは30%~35%割引なのですが、今回出掛けた際の日程は30%割引が適用されており、東京~米沢までの普通車指定席が9600円のところ7340円でした。
帰りは福島~東京まで東北新幹線となりますが、同じ30%割引の普通車指定席は予約の時点で完売だったため、やむを得ず「グリーン車」の30%割引(8050円)を利用しました。
通常料金の場合、福島~東京は、普通車指定席でも8430円しますし、通常のトクだ値(10%)でも8050円ですので、それだったら、トクだ値30%割引のグリーンの方が「お得」と言う事です。
JR東海の東海道新幹線では、ここまで安くならないですし、お得感は非常にあります。
ちなみに、トクだ値を利用すると、駅レンタカーが20%割引と更に「お得」なので、それらをフルに活用させて頂きました。
あと、駅レンタカーだと、米沢で借りて、福島で返却しても、乗り捨て料金が「無料」なのです。
これも数千円単位での節約となりますので、ポイント高いです。
駅レンタカーは近くの営業所ですと県境をまたがっても、乗り捨て無料の場合がありますので、皆様もどうぞ覚えておいてください。
しかし、行きも帰りも新幹線は平日だと言うのに結構お客さん乗っていました。
途中駅から自由席に乗ろうとすると、座れないかも知れませんので、始発で無い限りは、平日でも指定券取った方が無難なようです。
駅レンタカーですが20%割引適用を受ける場合には、トクだ値の予約時の画面を印刷して持って行く必要性があります。
かなりアナログな方式であり、忘れやすいですし、非常に面倒ですので、今後、システムの改善を望む次第です。
以上、最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
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