一時期、火星の人面岩が話題となりましたが、佐渡島の人面岩(じんめんいわ)をご紹介申し上げます。
佐渡の人面岩は、真野から小木へと向かう国道350号沿いの長浜の海岸にあります。
佐渡の海岸線をドライブしていますと、いつもこう感じます。
佐渡では名もない風光明媚な海岸でも、関東の海岸であれば「名所」になるような珍岩・奇岩が多いのです。
日本海の荒波にされされて、起伏に富んだ海岸が多い中でも、佐渡ジオパークの人気スポットと言えるのが人面岩です。
高さ10mほどの安山岩で、正式名称は「立岩」と言います。
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その岩の形が、遠くを見つめる人間の「横顔」に見えることから、通称は人面岩と呼ばれます。
モアイ像のようにも感じますが、人工物ではなく自然の造形美、神様からの贈り物です。
ちょっとした人気撮影ポイントになっており、観光客が立ち寄ります。
佐渡島に火山はありませんが、なんでも、今から約2000万年前には大変激しい火山活動があったそうです。
そのため、佐渡島の山々は、火山活動によってできたと言います。
その当時にできたのが、この人面岩であり、安山岩となっています。
しかし、安山岩は本来であれば黒色ですが、人面岩は緑色をおびています。
これは、マグマが1000℃以上の超高温で噴出したあとに、一部に数百度の高温状態で残っていたところに、水が入り込んだため、岩が蒸し焼き状態となり、結晶(鉱物)が変化してできたと、説明書きにありました。
6月下旬頃にはカンゾウの花が付近に咲くそうです。
国道350号の脇に10台程の駐車スペースがあり、そのすぐ脇に人面岩(立岩)がありますので、見学するのに歩かなくてはならないと言う事もありません。
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交通アクセスですが、人気のないところですので、路線バスのバス停からはちょっと歩きます。
新潟交通佐渡のバス「小木線」にて、滝脇バス停からから徒歩15分となります。
佐渡には下記のように、観光地として有名ではありませんが、ほんと海岸の情景は豊かです。
尖閣湾よりも北の方に行けば行くほど、海岸線もスゴイ景色になってきますので、余裕があれば1泊して一周したいところです。
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