JR新幹線・特急の指定席は、乗車する日の1ヶ月前の同じ日に発売されます。
しかし、最近は、この1カ月前と言うのが、ネックになっており、遠距離の出張では、国内航空を使いがちになっています。
もちろんですが、昔は、国内航空各社も、1ヶ月前に発売でした。
しかし、インターネット上からの予約が主流になると、その常識は破壊されて、今では、何ヶ月も前から予約することができます。
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私の場合、早いと6ヶ月前に出張の計画を立てます。
そのため、そのように速い段糧で、交通機関の「予約」ができるのは、大きな利点となります。
交通機関が取れたら、ホテルなど宿泊の予約へと行動を移せます。
最近は、外国人旅行者が多いため、定番と申しましょうか、お得な宿は、早く満室になる傾向があり、日にちがあとになればなるほど、あまりもの、すなわち、高くて評判もどうなんだ?と言う、残っている客室しか無いと言う傾向があります。
特に、タバコを吸わない禁煙室が満室で、喫煙室しか余っていないような時には、無理に宿泊すると頭痛を引き起こしたりするため、本当に困ります。
先に宿の予約をすれば良いのでは?と言う声が聞こえてきそうですが、交通機関が決まらない事には、予約変更があり得ます。
例えば、京都の宿を予約したとしても、万が一、新幹線の予約が取れなければ、京都以外のところにしようか?と、検討することになります。
変更するのは、また手間でして、その時点で、改めて新しい宿を捜したりすることになるなど、余計な作業も発生します。
ミスも発生しやすくなり、予約のキャンセル忘れと言う可能性も出て来るでしょう。
そのため、本来であれば新幹線で行きたいところも、早く予約ができる航空路線で行ってしまうことになります。
京都にしても、羽田から伊丹へ国内航空で移動してと言う計画で、1ヶ月以上前から予約して、ルートや予定を早く確定することになります。
もちろん、東京から名古屋・仙台など、国内航空が飛んでいないところは、JR新幹線を予約するわけですが、これが1ヶ月前発売のため、事前に計画を立てにくくて、本当に困ります。
先日も、東京から北上に行くのに、第1希望だった新幹線が取れず、その結果、急きょ、行程の見直しを迫られて、難儀しました。
インターネット上で予約することができるのであれば、まだ良いのですが、例えば、寝台特急「サンライズ」は、インターネット予約ができません。
しかも、1ヶ月前の発売の時に、駅に出向いて寝台券を確保する必要があります。
となると、予約が取れない場合を考えてしまうため、事前に予約ができる羽田-出雲、羽田-高松といった、航空機を利用するので、いまだにサンライズに乗車できずにいます。
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例えば、JR北海道やJR四国は、利用客が増えず、経営が厳しい状況です。
しかし、JRの新幹線や特急が、1ヶ月前の発売ではなく、せめて3ヶ月前の発売にでもなれば、航空機よりも地上の交通機関での移動を選択できる余地が広がると存じます。
すなわち、JR北海道の北海道新幹線にしても、利用率が上がるのではと存じます。
有給休暇を取るにしても、1ヶ月前では、遅くて許可してもらえないと言うケースもあるのではないでしょうか?
特に北海道旅行など遠距離になればなるほど、直前ではなく、だいぶ前から計画する方も多い訳でして、結局、函館に行くにしても、先に予約が取れる航空機にしてしまうと言う事なのです。
航空機が満席であれば、新幹線にするかも知れませんが、おこぼれ狙いでは、経営は厳しいのは当たり前です。
JRと競合も激しい、高速バスだって、何ヶ月も前から、予約が取れてしまいます。
鉄道の場合には、ダイヤ改正がありますので、改正の時期は、何ヶ月も前からの予約が無理だとしても、会員制にすれば、変更時の連絡もスムーズに可能となりますので、できないことはないと思います。
もちろん、列車本数が多い分、膨大なデータの処理や、通信回線の強化が必要になってきますが、今の技術であれば、問題ないでしょう。
しかし、JR各社で別々のインターネット予約のシステムを展開しているのも、統一性がなくて困ります。
各社別々に運行しているのであれば、システムも別になっていて、いいんですよ。
しかし、東海道新幹線は、JR東海の区間だけでなく、JR西日本の区間も走ります。
北陸新幹線もJR東日本の区間だけでなく、JR西日本の区間まで運転されている訳です。
北海道新幹線も同様に他社にまたがります。
ところが、座席の在庫管理は統一されていても、予約システムはそれぞれ各社でインターネット予約システムを、別々に所有しています。
その結果、JR東日本のシステムからでもJR東海の東海道新幹線の予約が取れると言うのは、良いのですが、EXなど、JR東海独自の企画キップは予約できません。
JR東海のEX予約サイトからですと、年会費が必要ですが、EXなどで安く買えるのに、JR東日本の「えきねっと」からの場合、東北新幹線は安い「トクだ値」がありますが、JR東海の東海道新幹線は安く買えません。
このように、指定席の予約はお互いにできるようになっていますが、割引は独自になっており、独自であるがゆえに統一性も無く、会社をまたがっての割引のようなものは、原則としてないのが現実です。
実際に乗車する列車が同じだとしても、JR東海の割引プランを、他社のシステムからだと利用できないなどして、使い勝手が悪いのです。
JR北海道は、自前でインターネット予約システムを持たずに、JR東日本の「えきねっと」から予約してくださいとなっていますので、まだJR東日本と連携が取れているので良いのですが・・。
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このように、JR券の場合、何ヶ月も前から予約することができない、運行がまたがっても予約システムが別々など、従来の方式からの脱却ができていない、少し時代遅れになりつつあるのが、JR券の指定席なのです。
その結果、必要に迫られている人は、新幹線でも特急でも1カ月前に予約を取って乗車するのでしょうが、長期的な計画をしている人は、どうしても国内航空に乗ってしまうと言う事になっているのでしょう。
まぁ、JRに乗車する人が流れてしまうと、今度は、国内航空が厳しくなる可能性もありますので、どっちも、どっちではありますが・・。
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