九州南部の霧島山中央部に位置する霧島山にある「えびの高原」の硫黄山周辺で噴火が発生致しました。
標高1317m、霧島・硫黄山(いおうやま)の噴火情報・噴火状態と、噴煙などのライブカメラ(生中継動画)のリンク集などをまとめて記載しておきます。
観光や旅行中の情報収集にお役立て頂けますと幸いです。
新しい情報が入り次第、適時「更新」して情報を追加させて頂きます。
最新情報
2018年5月1日、気象庁は、硫黄山の噴火警戒レベルを「入山規制」の3から「火口周辺規制」の2に引き下げました。
これは、4月26日の18時15分ごろ、再び噴火してから、噴火しておらず、火山性地震も4月20日以降、おおむね少ない状態で経過していることなどからの判断との事です。
4月26日の噴火は前回(4月19日)の噴火口ではなく、少し離れた西側にあたる県道1号線付近でした。
噴火警戒レベルの引き下げを受けて、宿泊施設の「えびの高原荘」では、食材など準備ができ次第、早期に営業を再開したいとしています。
道路の通行止、交通規制ですが、2018年5月1日現在、宮崎県側からは県道30号(えびの線)は通行可能との事です。
鹿児島県側の国道1号(霧島線)も通行可能です。
ただし、宮崎県側の国道1号(小林線)は引続き「通行不可」とのことですが、最新情報にてご確認いただけますよう、お願い申し上げます。
鹿児島地方気象台の発表によりますと、霧島山にある「えびの高原」の硫黄山周辺で、2018年4月19日15時39分頃、噴火したのが2018年の最初となります。
対象市区町村などは、宮崎県都城市、宮崎県小林市、宮崎県えびの市、宮崎県高原町、鹿児島県霧島市、鹿児島県湧水町となります。
下記はその4月19日の状況ですが、念のため、記録として残しておきます。
最初の噴火では、噴火の瞬間の動画を拝見した限り、普段から煙が出ていた火口とは別に、特に煙も出でおらず、地面だったところから、突然、噴火が始まりました。
火口周辺に噴石が最大で200mほど飛んだことも確認され、噴火警戒レベルが「3」入山規制に引き上げられました。
噴煙の量は少なく、噴煙の高さも300mほどと言うことですが、気象庁は半径2km以内は火砕流や噴石に注意するよう呼びかけています。
・その後、えびの市は、火口から半径2km以内を立入禁止にすると発表しました。
新燃岳の近くには道路は無いのですが、硫黄山の近くには県道も通っています。
・その後2kmほどの区間が通行止となりました。
そのため、クルマでえびの高原を訪れている観光客などには、速やかな下山をお願いしていると言います。
えびの高原荘の宿泊客もスタッフらと下山して避難するとのことです。
なお、今の所、被害などは発生していないようですが、今後も被害が発生しないことをお祈り申し上げる次第です。
また、現時点では、新燃岳(しんもえだけ)のほうは特に大きな変化はないようです。
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硫黄山とは
まず、硫黄山(いおうやま)という名称の火山・山は、日本全国に他にもたくさんありますので、混同しないよう注意が必要です。
霧島の硫黄山(いおうやま)は、宮崎県えびの市にある標高1317mにある霧島連山では一番新しい火山です。
有史以降で確認できている噴火は、1400年頃、江戸時代の1768年の2回だけで、いずれもマグマ噴火となっています。
昭和の中頃まで、硫黄を採取していたことから、硫黄山と呼ばれるようになりました。
しばらく静かでしたが、2015年7月頃より噴気が再び観察されるようになっていました。
霧島山の硫黄山がある場所は、下記の地図ポイント地点となります。
ライブカメラ
新燃岳とは場所が違いますので、硫黄山の噴火は中継カメラも別のを見ないとわかりません。
カメラ映像は夜間ですとまっくらで何もわからないと思いますので、念の為、ご確認申し上げます。
MRT宮崎放送による霧島山「硫黄山」ライブカメラ(生中継)は下記です。
UMK宮崎テレビの霧島山「硫黄山」ライブカメラ(生中継)は下記です。
VolcanoYTの他中継まとめリアルタイム映像は下記です。
気象庁のライブカメラは共有ができないため、下記よりまず入ってください。
そのうえで、右バーにある「九州」から「霧島 硫黄山」を御覧願います。
下記はNHKの生中継ライブ動画が見れるサイトです。
動画の左下にある再生ボタンを押すと、中継動画をご覧頂けます。
映像も結構高画質です。
NHKの霧島山・硫黄山提供動画
下記は環境省のえびの高原映像で、ちょうど硫黄山もカメラに収まっています。
ただし、動画ではなく毎時の静止画のようです。
しかも、回線が混雑していて、アクセスしずらい場合もありますのでスマホでは厳しいでしょう。
・霧島山・新燃岳(しんもえだけ)のライブカメラ・生中継情報
・口永良部島 噴火ライブカメラ
・熊本「阿蘇山」ライブカメラ・生中継情報
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