三重・和歌山観光

高野山奥の院にある戦国武将供養碑特集~有名武将の墓所総覧に挑む


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真言密教である高野山「奥の院」の約2kmの参道には、名だたる戦国武将の墓などが多数点在します。
墓と言っても「慰霊碑」と言った方が正解でしょうが、こんな山頂に大きな石をどうやって運んだのだろう?と疑問に思うほど、どれも立派な墓や石碑・供養塔でして、戦国武将らの高野山信仰が熱心だったことが伺えます。

高野山にはこれまで添乗の仕事やプライベートなどで3回ほど訪れたことがあるのですが、デジタル写真は持っていなかったため、改めて訪れて片っ端から撮影することにしました。
定番コースとして、一の橋のバス停付近から、参道の先端に入って行くため、一旦、中の橋の駐車場に、レンタカー変わりに借りたタイムズカーシェアの車を止めて、一の橋へ向かいました。
中の橋から奥の院の境内に入って、空海(弘法大師)の灯籠堂や御廟をお参りするのが、奥の院では定番ではありますが、そのコースですと、これらの武将の墓はコースから外れているので見る事ができません。
その為、中の橋からわざわざ一の橋までまず行きました。


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高野山は標高800m~900mの高地ですので、下界よりも5度~10度、外気温は低いです。
今回は既に11月中旬で、しかも朝8時頃到着のうえ「雨天」でしたが、頑張りました。

一の橋から

一の橋から入ります。
全長2kmにわたる高野山の奥の院の参道沿いには今も無数の石塔が立ち並び、その中には著名人の墓碑や供養塔も多くあり、全部で20万基あると言います。

まず、蘇我兄弟の墓があるはずなのですが、いきなり見つかりません?
と言う事で、幸先が悪いですが、気を取り直して先を急ぎます。

薩摩の島津家墓所がありました。

上記は岡山津山森家墓所の隣にある「森忠政の供養塔」です。
森忠政は、槍の名手・森可成の6男で津山藩主になった大名ですね。

佐竹家墓所もあります。
各写真はクリックすると拡大します。また、スライドも可能になっている事ご確認申しあげます。

道が合流すると、河野道直の供養塔(河野家墓所)があります。伊予国の戦国大名ですね。

多田満仲の供養塔です。
多田満仲は戦国大名ではありませんが、源満仲と言い、多田源氏の祖です。

紀州藩主・徳川頼宣の供養塔ですが、徳川頼宣は徳川家康とお万の方との間に生まれた10男です。

武田信玄武田勝頼の供養碑です。
武田家の武田信玄の墓・武田勝頼の墓所は目立つのですくにわかります。

上記は接近して撮影した武田信玄と武田勝頼の供養碑です。

徳川吉宗の供養塔もあります。

弘法大師が休憩のため腰をおろしたとされる「腰かけ石」があります。
この反対側(山側)に上杉謙信上杉景勝の霊屋があるのですが、申し訳ありません。
失念致しました次第ですので、今度、高野山に訪れた際には撮影したいと存じます。

伊達政宗の供養塔です。

薩摩の戦国大名・島津貴久の4男である島津家久らの供養塔です。
この付近から山側への脇道に入って行って、丘の途中を左に折れて行くと下記の彦根城主・井伊家の墓所となります。

井伊掃部守とは幕末の大老・井伊直弼の事ですね。桜田門の変にて殺害されました。
ちょっと分かりにくい場所で、地図も正確ではなく、正直迷いました。
脇道に入って、上記写真の霊屋を探すのが一番です。

参道に戻って、明智光秀の供養塔です。
さすがに余り立派ではありません。

その奥の方にあるのが、石田三成の供養塔です。
生前に石田三成が用意していたとの事です。
石田三成と明智光秀が近いのは、何か意図があったのでしょうか?

初代・市川團十郎の供養塔は中の橋の手前にあります。

その市川団十郎の墓の手前から、脇道に入ってちょっと行くと、柴田勝家の供養塔があります。

中の橋を渡ると左側に「汗かき地蔵」がありますので、お参りをしましょう。
地蔵堂の中に祀られている「汗かき地蔵」は、世の中の人々の苦しみを身代わりになり、一身に受けているので、いつも汗をかいていると伝えられています。
奥の院は心が清められる大変幻想的な場所であり、ジメジメした場所ですので、結露しているとも言えますが・・。

そのお堂の右側には小さな井戸があり「姿見の井戸」と呼ばれる、高野山七不思議になっています。
なんでも、この井戸を覗いて自分の顔が映らないと、3年以内に死んでしまうと言われています。
また、この井戸の水で目を洗うと、どんな眼病も治ったとの伝承もあります。

覚ばん坂を登って行くと、右手に毛利家の供養塔があります。

毛利家の供養塔です。

その毛利家の供養塔付近から山側への脇道を入って行きますと、信州・真田家の墓所があります。

その奥の方には、最上義光の供養塔もありました。

元の参道に戻って、江戸焼死者供養碑です。

上記は松尾芭蕉の句です。
その句碑の手前をまた山側にずっと入って行きますと、正面に高野山の奥の院で一番大きな供養塔が見えてきます。

徳川秀忠の3男・徳川忠長が建立した母である崇源院の供養塔です。
崇源院とは、浅井長政お市の方の末娘・お江ですね。

お江の方の供養塔は、奥の院で一番大きく「一番石」と呼ばれています。

その崇源院の供養塔がある脇道の途中から西へと入りますと、千姫の供養塔もあります。

また、千姫がのちに再嫁した姫路城主・本多家の供養塔もありました。

元の参道に戻って進みますと、加賀前田家の墓所があり、前田利長夫人の供養塔がありました。
前田利長の正室は、織田信長の4娘・永姫ですね。

前田利家の嫡男・前田利長の供養碑もありました。

ちかくに、黒田家の墓所と言う案内もあったのですが、どれが石碑なのかは判断がつきませんでした。
黒田長政関連でしょうか?

加納城主・松平忠政の供養塔ですが、この松平忠政は、徳川家康の長女・亀姫が産んだ、奥平忠政の事ですね。

そして、浅野家・浅野幸長の供養塔もありました。

ひときわ目立つのが、霊廟の規模が大きい結城秀康の石廟です。
いつもこれを見るとスゴイな~と感心してしまいます。

参道から豊臣家墓所へとそれて階段を上がって行きます。

豊臣家の墓所は、豊臣秀吉が亡くなったあと、豊臣秀頼などが作ったと推測しますが、さすが権力を誇っていたのでしょう「広い敷地」となっています。
柵があって、直接墓所には入れませんが、現在名前が確認されている供養碑は、母・なか、弟・豊臣秀長(豊臣大和大納言秀長)の夫妻、姉・とも(豊臣秀次の母)、長男・鶴松、そして、生前に用意された淀殿の逆修碑と推定される六基があります。

青山幸成の供養塔です。
徳川家康の家臣・青山忠成の4男で、5万石の摂津・尼崎藩主となった武将です。

龍野・脇坂家の墓所もありました。

筒井順慶の供養塔がありますが、その右わきの脇道の小さな坂をちょっと登って行き、左にそれますと、織田信長の供養塔がひっそりとあります。

ささやかな織田信長の墓所は、参道沿いにはないので、ちょっと注意が必要です。
江戸時代の記録では違う場所にあったらしいのですが、その後、人々から忘れ去られていたのが1970年になって、現在の場所にて発見されたと言う経緯があります。
なお、この織田信長・織田秀勝(羽柴秀勝)の供養塔は、織田信長の側室・養観院が建立したと考えられています。

参道に戻ると、すぐに「御廟の橋」です。
この奥の院へ入る「御廟の橋」からは、カメラやビデオの撮影が全面禁止されている「聖地」となりますので、絶対にカメラ撮影などしないよう、注意が必要です。
よって、残念ながら、聖域内にある春日局の供養塔や佐久間将監(佐久間実勝)は撮影ができません。

帰りには、玉川沿いを降りて行き、途中の浅野内匠頭の墓も見逃せません。

と言う事で、赤穂浪士で有名な「浅野内匠頭の供養塔」です。

徳川家が高野山を菩提所と定めたこともあり、諸大名を始め多くの有力者が高野山に子院(宿坊)、霊屋、墓碑、供養塔などを建立するようになったため、このように多数の武将の供養塔もあるのです。


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他にもいくつか撮影した写真がありますので、適時このページに追加して参りたいと存じます。

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髙田

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