北海道網走市にある能取岬(のとろ-みさき)と、能取湖(のとろこ、のとりこ)は、網走国定公園のオホーツクに面した風光明媚なところで、手付かずの大自然も残っています。
もともと「のとろ」と言うのはアイヌ語で「ノッ・オロ」(岬のところ)と言う意味になります。
能取湖
能取湖はオホーツク海と繋がっている海跡湖で、日本の湖沼では14番目の大きさを誇る、海水が入っている湖です。
日本で最大となるアッケシソウ(サンゴ草)の群生地が湖畔にある事で有名で、毎年9月頃にには一面が赤色で埋め尽くされると言います。
アッケシソウ(サンゴ草)は、葉が生えない珍しい草です。
念のため記載しておきますが、このページ記載の写真は、10月下旬のため、サンゴ草はもう終わったあとの紅葉の時期となっています。
それでも、かなりステキなところでして、寄り道して本当に良かったと思った次第です。
ただし、サンゴ草の生育状況も、年々、悪化しているそうですので、今後が心配です。
能取湖では漁業も行われていおり、ホタテ、サケ、北海しまえび(ホッカイエビ)、カレイなどが獲れるそうです。
能取湖から、道道76号で北上しますとオホーツク海沿いを走行して、能取岬へと出れます。
何もないところですが、それが素晴らしいです。
能取岬
道道から能取岬へ繋がる道路に入りますと、素晴らしい景観が待っていました。
この能取岬近くの牧場横の道は、トヨタのプリウスのCMロケでも使われたところです。
下記は駐車場から見た能取岬の灯台です。
映画のロケ地にもいくつかなっていると言います。
納沙布岬などとと異なり、広い芝生エリアもありますので、ピクニックするにも良いところだと思いました。
灯台は普通、白色ですが、白黒ボーダーのツートーンカラーになっています。
穴場的な観光地だと思いますが、最近は観光バスも訪れるようになったようでして、網走に戻る際には大型バスとすれ違いました。
中国で放送されたドラマか何かの聖地になっているそうで、中国人観光客も訪れます。
真冬には流氷が接岸すると言う事で、流氷を見に来るのも良さそうです。
さて、能取岬への行き方・アクセスですが、網走のオホーツク流氷館から、約20km、クルマで20分くらいの距離です。
交通量も少なくとても走りやすい道路でした。
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