オコタンペ湖(オコタンペこ)は、北海道千歳市の支笏湖から北西7kmほどにある小さな湖です。
恵庭岳が、約2000年前に噴火した際の火山噴出物によって堰止められた湖で、周囲約5km、最大水深は20.5mになっているそうです。
標高599mであるオコタンペ湖の全域が支笏洞爺国立公園の特別指定保護区になっていて、一般者は立入禁止区域となっています。
そのため、ハイキングコースも無い原生林で、湖に近づくことはできず、オンネトー・東雲湖(しののめこ)とともに北海道三大秘湖となっています。
オコタンペ湖は支笏湖よりも標高が300メートル以上も高い所にあり、実際問題、ヒグマも生息しているため、うかつに森に入るのは危険なようです。
スポンサーリンク
湖に流れ込む水は、漁岳(いざりだけ)、小漁岳(こいざりだけ)からの沢水・湧水であり、オコタンぺ湖からはオコタンペ川として支笏湖へ流れています。
昔は、アイヌ人によって小さな村「オコタン」(奥潭)があり、オコタンペ川の下流・支笏湖畔にあり、アメマス漁などを行っていたようです。
そのため、アイヌ語で「川下に村がある」と言う意味の「オ・コタン・ウン・ペ」が、オコタンペ湖の名前の由来となっています。
季節・時間帯・太陽の角度・撮影角度など、様々な条件によっては、コバルトブルーになったりエメラルドグリーンになったり、湖の色が変化するそうですが、上記の写真のとおり、だいぶ「木々」が生い茂っていて、全体を見渡すことはできませんでした。
ただし、オコタンペ湖の紅葉は見事だそうです。
大きな支笏湖と、オコタンペ湖の関係は下記のような感じです。
国道453号から入って行くぶんには、道路もきちんと整備されていました。
ただ、オコタンペ湖の駐車場はそんなに大きくありません。
もっとも、訪れる人は、僅かですので、広い駐車場がある必要性がありませんが・・。
スポンサーリンク
支笏湖温泉からタクシーで20分です。
札幌市や新千歳空港からは、クルマで約1時間でアクセス可能です。
道路が通行できる期間は、4月下旬から11月上旬で、駐車場は5台ほどしか停められません。
帰りは、大正4年(1905年)創業の丸駒温泉旅館にて日帰り入浴でもどうぞ。
・支笏湖 支笏湖観光船(水中遊覧船)など支笏湖の楽しみ方3選
・丸駒温泉旅館 支笏湖湖畔にある足元湧出の露天風呂
・北海道のスピード違反取り締まりにはご注意を~傾向と対策
・北海道観光地巡り用「北海道観光オリジナルGoogleマップ」
この記事へのコメントはありません。