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大湯環状列石とは
大湯環状列石(おおゆ-かんじょうれっせき)は、秋田県鹿角市十和田大湯温泉からほど近い場所にある、縄文時代後期の大型の配石遺跡です。
国の特別史跡と世界遺産であり、別名としては大湯ストーンサークル、環状石籬(かんじょうせきり)とも呼ばれます。
野中堂と万座の2つの環状列石を中心とした、約4000年前の縄文時代の遺跡になっています。
大湯環状列石は1931年に発見されましたが、遺跡の広さは結構あります。
大湯川左岸、標高180m程の台地上にあります。
トップの写真が野中堂環状列石で直径は44mになります。
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下記は、万座環状列石で、写真では分かりにくいですが、直径52mになっています。
なお、日時計状組石は一直線に並んでおり、ほぼ、夏至の日没方向を指しているそうです。
実は、この手のストーンサークルは、日本全国に約170箇所発見されていると言います。
定住化に伴って発展した村における祈りの場などの儀式や、お祭りを行った聖地ともされますが、北海道の朱円周堤墓と同様に、死者を埋葬し、いわゆる葬式を行った共同墓地の側面もあったと考えられています。
なお、青森の三内丸山遺跡や北海道南部や北東北にある他の縄文時代の史跡などと一緒に、世界遺産への登録の動きもあります。
交通アクセス
交通アクセスですが、JR花輪線 鹿角花輪駅より秋北バス「大湯温泉」行きに乗って所要約30分、環状列石前バス停下車となります。
クルマの場合、資料館「大湯ストーンサークル館」に無料駐車場が併設されています。
下記の地図ポイント地点が駐車場がある場所です。
・朱円周堤墓(朱円環状土籬)~ドーナツ状の周堤が築かれた古代人の大規模な墓群
・十和田湖 神秘的な風景の写真もあり 世界最大の二重カルデラ湖
・小坂鉄道レールパーク 駅構内を歩けたり寝台車にも泊まれる
・陸奥・大湯館(大湯館城) 秋田の大湯温泉にある城跡
・七滝 「道の駅こさか七滝」
・大湯温泉 岡部荘 レトロな雰囲気漂う「大正風呂」
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