立山ロープウェイ(たてやまロープウェイ)は、富山県立山町芦峅寺に設置されている立山黒部貫光のロープウェイです。
立山黒部アルペンルートの大観峰駅(標高2316m)と、黒部平駅(標高1828m)の間を結ぶ、空中散歩の索道となります。
全長(水平長)は 1638m、高低差 488m、片道7分20秒で、定員は80名のゴンドラになります。
この立山ロープウェイは、ワンスパン方式のロープウェイ運行距離としては、日本最長の1710mを誇ります。
ワンスパンと言う意味は、途中に支柱が1本もなく、ワイヤーだけで結んでいる方式の事を言います。
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支柱が無いのは、中部国立公園内のため、自然の景観保護もありますが、冬季に雪崩などで、設備の破損を防止すると言うところもあります。
しかし、支柱が無いので、通過時のヘンな揺れもなく、スムーズです。
ところが、風が強い場合には、揺れやすいと言う難点もあります。
そのため、強風時には、速力を弱めて運転するケースもあり、所要時間が長引く(すなわち混雑する)こともあります。
立山ロープウェイの基本ダイヤ(時刻表)は、20分毎に出発します。
ただし、待つお客さんが多い時には、臨時便を出して、ピストン輸送します。
しかし、立山ロープウェイも輸送力に限界があり、1時間最大700名(片道)が限界です。
そのため、多客時には整理券が出ることがあり、最大で1時間~2時間待ちになることもあります。
この立山ロープウエイが、一番、輸送力が少ないので、一番混雑しやすいと言う印象です。
もっとも、こんな2000m級の高所に、これだけの設備を設けたことだけでも、とてもスゴイことなのですが・・。
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なお、大観峰駅(標高2316m)も、黒部平駅も、展望台(テラス)や、レストランもありますので、ぜひ、お立ち寄り願います。
少し、紅葉の時期の風景をご紹介いたします。
下記は、紅葉に染まる、大観峰駅の様子です。
立山ロープウェイの眼下には、タンボ平があります。
落葉樹林が広がる高原で、秋は紅葉の名所です。
下記は黒部湖方面の紅葉で、一番高い山は後立山連峰の赤沢岳です。
立山連峰の絶景も素晴らしいです。
詳しくは「大観峰」の記事にてご紹介いたします。
立山ロープウェイから撮影した紅葉シーンの動画もありますので、よければ、ご覧頂けますと幸いです。
・立山黒部アルペンルート観光解説 通り抜け・往復 混雑回避方法も
・関電トンネル「電気バス」の解説 扇沢乗車方法も
・黒部ケーブルカーの解説 黒部平の紅葉
・立山「大観峰」の紅葉 黒部湖や後立山連峰の絶景
・立山トンネル「トロリーバス」立山黒部貫光8000形無軌条電車
・室堂平「立山室堂」3時間で効率よくトレッキングするお役立ち情報
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