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会津さざえ堂
会津さざえ堂は、福島県会津若松市一箕町らある高層建造物(お堂)で、漢字で書くと栄螺堂(さざえどう) になります。
外観は六角形で、内部は二重らせん構造の斜路(斜めの通路・スロープ)になっている、特異な建物です。
会津若松市の白虎隊墓所がある、飯盛山の中腹にあり、正式名称は、円通三匝堂(えんつうさんそうどう)と言い、国の重要文化財に指定されています。
入口から入ると、グルグルと、坂道が続いていて、最長部からは、別の坂道で降りてくるような、一方通行の構造になっています。
靴のまま、上がって、上り下りします。
建造されたのは、江戸時代中期の1796年(寛政8年)です。
高さは16.5mありますので、ビルにすると5階建てくらいでしょうか?
内部はスロープになっているとは言え、傾斜角度は、それなりにありますので、残念ながら車椅子では困難です。
灯台のラセン階段がありますが、そのラセン階段が、スロープになっていると申し上げますと、わかりやすいでしょうか?
ただし、灯台の場合、登って行った階段を、また、下る際にも、同じ階段でおります。
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しかし、会津さざえ堂は、下りは、下り専用のスロープがあり、最長部から、そのまま進むと、自然に、下り専用で戻って来れると言う、大変特異な設計でして、世界的にも珍しいそうです。
こんな建物を、コンピューターも無い時代に設計し、クレーンなど重機も無い時代に、よく作ったものだと関心してしまいます。
昔は、グルグル回る通路沿いに、西国三十三観音像を適切な間隔で安置するなどして、登って戻ってくるだけで、各地の参拝をしたのと、同じ効果を期待できる、効率が良い参拝先として機能していたようです。
すぐ脇には、宇賀神社などがありますので、神社所有と思いきや、現在は個人所有の建物らしいのですが、有料拝観が可能となっています。
執筆時点での開館時間は、4月~11月は、朝8時15分~日没まで。
12月~3月は、朝9時~16時で、年中無休です。
飯盛山じたい、ハイヒールなどの靴だとケガの元になります。
スニーカーなど、歩きやすい靴で、会津さざえ堂も訪れましょう。
会津さざえ堂への行き方
白虎隊の聖地として知られる、会津の飯盛山の中腹にあります。
イメージ的には、白虎隊の墓より、1段低いところと言う感じです。
駐車場・バス停から、白虎隊の墓へは、一直線で階段や有料エスカレーター「飯盛山動く坂道」(スロープコンベア)で登って行きます。
その通路から、会津さざえ堂は「見えない」ので、気が付かづに、戻られる方が大半です。
白虎隊の墓から、階段を降りて行く途中、下記の写真の場所から、右に入って行くと、会津さざえ堂になります。
会津さざえ堂からは、駐車場方面に戻れる降り口もありますので、ほんの10分ほどの寄り道で済みます。
高齢者の方でも、行きは、有料のエスカレーターを利用して登り、下る際の徒歩の途中で寄れますので、助かります。
無料駐車場
電車・バスの場合、JR磐越西線・会津若松駅から「まちなか周遊バス」ハイカラさん・あかべぇに乗車して、 飯盛山下バス停から、徒歩約5分になります。
会津若松駅から歩くと、15分~20分くらいの距離です。
駐車場は、お土産店などの有料駐車場もありますが、飯盛山観光案内所の左わきに、無料の公共駐車場もあります。
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無料駐車場の場所などは、当方のオリジナル東北地図にてポイントしております。
スマホで表示して、目的地として選択し「ナビ開始」にすれば、カーナビ代わりにもなります。
自動車用、歩行用でも、ナビとしてお使い頂けます。
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