四尾連湖とは
四尾連湖(しびれこ)は、山梨県西八代郡市川三郷町にあります。
自然にできた、周囲1.2kmkの湖で標高880mの山の上にあり、山腹の凹地に水を湛えています。
四尾連湖に注がれる川は無く、四尾連湖から流れ出す川も無いのですが、不思議なことに湖面の高さはほとんど変化しないそうです。
北海道の摩周湖のように水位は一定のようでして驚きです。
富士山が噴火したよりも、もっとすごく古い時代の火山活動によってできたカルデラ湖とも、また地面が陥没した陥没湖であるとも言われています。
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古くは「志比礼湖」(しびれのうみ)とも「神秘麗湖」とも呼ばれてました。
富士山麓には、山中湖・河口湖・西湖・精進湖・本栖湖(標高900m)といった有名な湖「富士五湖」が目立っていますが、泉端・明見湖・四尾連湖と共に龍神が祀られ「富士内八海の霊場」のひとつになっていました。
富士講の修行者が富士山に登る前に、これらの湖を巡礼した訳ですね。
大変そうですが、それが修行です。
四尾連湖の「尾崎龍王」という龍神が住んでいて、四つの尾を連ねた竜だったとの事で「四尾連湖」となったと伝わります。
恐らくは、夏でも冷えるところですので、湖面からの水蒸気が、やがて渦を巻いて、トルネード状に上がっていく姿が「龍」を連想させたものと推測致します。
戦国時代の頃には、侍である2人の兄弟が、湖に住む怪牛を退治した際に命を犠牲にしたとあります。
しかし、その後、大雨が降って、干ばつに苦しむ住民が救われたと言う事から、雨乞いの場所にもなっています。
曇り空で薄日になってしまっており、あまり天気が良くなかったのですが、雰囲気がよくわかる動画も撮影しましたので、よければご覧頂けますと幸いです。
現在、山梨県立自然公園になっておりますが、湖畔は、四尾連湖・水明荘キャンプ場さんや、龍雲荘さんの私有地です。
アニメ・ゆるキャン△でもおなじみですが、デイキャンプから宿泊のキャンプも可能です。
機械音などは無い、自然豊かで、とても静かなところですので、穴場のキャンプ場とも言えるでしょう。
単なる散策だけでしたら、駐車料金だけで気軽に入場できますので、単なる観光でも、ぜんぜん問題ありません。
一周すると20分くらいです。
山梨県のなかでは紅葉の名所としても知られており、カエデ、クヌギ、コナラ、ウルシがあります。
10月中旬~11月中旬には、絵画のような神秘的な紅葉を楽しめますし、GW頃には湖畔に桜も咲き乱れます。
山梨百名山 蛾ヶ岳(ひるがたけ)への登山道入口にもなっています。
ただ、私のスマホ、docomoですが、4G(LTE)のアンテナが立つものの、インターネット通信は困難な場所でした。
ドコモかどうかは不明ですが、駐車場にて基地局の工事をしていましたので、今後は改善されるのかも知れませんが・・。
四尾連湖は基本的に湖ですので、キャンプしなくても観光・訪問・散策は可能です。
ただし、キャンプ場を運営する会社の私有地のため、クルマで行きますと「駐車料金」は必要です。
交通アクセス
交通アクセスですが、四尾連湖は県道409号の終点に位置します。
JR身延線市川大門駅からタクシーで30分となります。
有料の駐車場(100台)がありますので、一般車両でも訪問できます。
標高はそんなに高い訳ではありませんが、多少、山深いところです。
ただし、全線、舗装されており、車線も1.5車線以上と、すれ違いもそんなに苦にはなりませんので、道路状況は良いほうです。
ただし、カーブが多いですので、クルマに酔いやすい同乗者がいる場合には、酔い止めなどは必要でしょう。
駐車場までのルートなどは、当方のオリジナル関東地図をご活用頂ければ、カーナビ代わりにもなります。
お気をつけて訪問して頂ければ幸いです。
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