伊豆観光

伊豆「下田」気軽に散策観光~2時間で楽しむ方法&得する方法

伊豆・下田

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下田日帰り観光実録

伊豆半島の先端にある伊豆「下田温泉」の街を2時間観光(日帰り観光)で楽しむ方法。
今回は電車を利用して伊豆を訪問
特急「踊り子」に乗車して、この日は伊豆急下田駅に昼12時15分頃到着。
日帰りの旅のため帰りは、14時12分発の「サフィール踊り子」で帰る予定。

サフィール踊り子

下田での滞在時間は約2時間である。
この2時間「徒歩」にてどれだけ観光ができるか?
割引き券などの情報も踏まえて、お得に実践してみた記録である。
下田に宿泊した翌日、または下田温泉などに宿泊する前の時間の有効活用にもなると思うのでご参考にして頂ければ幸いだ。

下田駅で昼食(ランチ)

まず、腹ごしらえと言う事で、下田駅の中にある海鮮料理店(夜は居酒屋)にてランチ(昼食)をとった。
伊豆急・下田駅の改札は、出口と入口が分かれている。
出口を出たら、グルッと左手・左手へと周って、入口があるほうに、駅構内にある海鮮料理店があった。


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下田駅前にも数店、海鮮丼屋や、ラーメン店などもあるし、店舗は入れ替わったりすることもあるので、あえて店舗名までは記載しないが、正直、昼食を取れるレストランは少ないのであったら食べたほうが良いと言う感じだ。
ただし、日帰り旅行の場合には昼食の時間も、もったいないので、カットするのであれば、駅弁などお弁当を購入しておいて、下田駅に到着する前に食べておいても良い。
今回は30分ほどで昼食を済ませて、次に下田ロープウエイへ向かった。

下田ロープウェイ

下田ロープウェイは、伊豆急下田駅から近い。
改札口から徒歩で2分~3分といったところだ。

下田ロープウェイ

先に高いところに登ると、下田の街全体がよく分かり、そのあとの行動もとりやすい。
遊園地に行った際に、最初に観覧車に乗った方が良いと言う作戦と同じ方法である。
それと、下田はなんと言っても「海」なので、雄大な景色も望めるといったところ。
短く動画も撮影してみたので、よければご覧頂きたい。

まお、寝姿山と呼ばれる山頂付近は遊歩道や展望台が設置されていて、1周グルッと周れるコースになっている。
ただし、若干、階段や坂道はあるので、ハイヒールなどは厳しい。

下田ロープウェイ

下田ロープウェイは約15分毎の運行だった。
下田ロープウェイのりば(新下田駅)から山頂付近の駅まで往復利用して、観光所要時間は50分~70分といったところ。

下田ロープウェイ

山頂付近りの駅にも洋食レストランがあった。
事前に下田ロープウェイのホームページなどから割引券をゲットしていくと安くなる。

展望台

遊歩道を案内順に歩いて進むと、最初にあるのが下田港を見渡せる展望台。

下田港

晴れていれば、伊豆諸島も見えるでしょう。

愛染堂

遊歩道を奥へと進むと「愛染堂」と言うお堂があった。
縁結びの神様としてご利益があるとの事。

愛染堂

近くにはトイレと休憩所もあるので、お弁当持参でも良いだろう。

幕末見張小屋

寝姿山の山頂には見張所が設置され、下田奉行所から数名が滞在して下田港を監視していたそうだ。
江戸時代、西から江戸に入る船舶は、1回、下田港に入港して下田奉行所の検査を受けなくてはならなかった。
そのため、素通りする船がいないか?、監視など行ったと考えられる。

幕末見張小屋

なお、この日は風が強くて帰りに降りた便がラストとなった。
そのため、同様に強風の場合などには、運行状況を確認してから訪問されたほうが良いかも知れない。
無料駐車場は約35台ほどで、他にはお土産物店もあった。

下田ロープウェイ

次に向かったのは、ペリー艦隊来航記念碑。
大川橋通りと言う、川沿い(実際には漁港沿いに思える)を歩いて、下田ロープウェイの乗り場から徒歩約20分といったところか?
夏場は直射日光が当たるため、日焼け止め・熱中症対策が必要だと思われる。


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なお、伊豆急が伊豆急下田駅にて「伊豆急レンタサイクル・伊豆ぽた」も行っている。
電動アシストサイクル(e-BIKE) は4台しかないようなので、心配な場合には事前予約できると良いだろう。
他にも近所に貸自転車はある。

ペリー艦隊来航記念碑

幕末の1853年、アメリカ艦隊(黒船)を率いて浦賀に来たペリー提督は日本に開国を要求し、翌年に再来日すると神奈川で日米和親条約を結んだ。
この時、下田が即時に開港となり、ペリー提督は7隻で下田湾に入ると上陸し、浦賀奉行所の支配組頭である黒川嘉兵衛らが了仙寺にて饗応した。

ペリー艦隊来航記念碑

それら、ペリー艦隊来航を記念した石碑が下田港を望む地にあると言う事です。
駐車場は近くの下田市ペリーロード駐車場利用となります。
次はペリーロードを通行して了仙寺に向かいました。

下田ペリーロード

下田のペリーロードは、ペリー提督が歩いていた道と言う意味になります。
非常に情緒あふれる小さな運河沿いと言った感じです。

下田ペリーロード

1854年5月13日、ペリー提督らは祝砲を轟かせ、大砲4門を先頭に配置して、軍楽隊演奏と300名の水兵が剣付き鉄砲を肩にかけ、了仙寺まで堂々と行進したので下田の人々が驚いたとあります。
船から上陸した直後は、ふらふらして、よく歩けなかったのではとも気になりますが・・。
毎年6月には「あじさい祭」も開催されます。
お時間があれば、途中の長楽寺にもお立ち寄り頂いても良いでしょう。

了仙寺

了仙寺は、江戸時代初期の1635年に、第2代・下田奉行となった今村伝四郎正長が創建した寺。
ペリー提督が下田に入ると、この了仙寺が交渉場所として使われた。
下記は正式な了仙寺の入口。

了仙寺

先に神奈川で締結した日米和親条約12カ条の細かい部分を話し合うことになった。
日本側の担当は全権・林大学頭(はやしだいがくのかみ)、江戸町奉行・井戸対馬守(いどつしまのかみ)、下田奉行・伊沢美作守(いざわみまさかのかみ)、都築駿河守(つづきするがのかみ)ら。
決まった内容は下記の通りで「日米和親条約付録・下田条約」と呼ばれる。

了仙寺

立入許可区域としては下田湾内の小島(犬走島(いぬばしりじま))を中心とした周辺七里内(約28km)をアメリカ人遊歩権として保障。
その他、欠乏品の供給所、異人の休息所(了仙寺・玉泉寺)、洗濯場、鳥獣の捕獲禁止、商品取引の管理、死亡者の埋葬地(玉泉寺)、港内水先案内人の設置など。
1854年5月25日「下田条約」を締結し、目的を果たしたペリー艦隊は6月1日に下田港を出港してアメリカに帰国している。

了仙寺

なお、境内に有料拝観の「了仙寺宝物館」がある。
博物館も見学する場合には、下田2時間では周れない可能性があるのでご容赦願いたい。

宝福寺

宝福寺(ほうふくじ)は下田のマイマイ通りに面した浄土真宗の寺で、坂本龍馬の銅像もある。

坂本龍馬の銅像

1854年、下田条約の交渉の際に、下田奉行所が置かれたのが宝福寺になるようだ。

1856年、アメリカ総領事タウンゼント・ハリスが下田に到着すると下田・玉泉寺にアメリカ領事館を構えた。
1857年、下田協定が調印されたが、ハリスは体重が約18kg減るなど体調を崩しており、ヒュースケンが下田奉行所に看護婦を要請。
支度金25両、月給10両にて下田で芸者をしていた斎藤きち(17歳くらいか?)が派遣されたが、体に腫物があったので3日で返されたと言う記録もある。

唐人お吉

きちの隆割に下田在住・為吉の娘「さよ」が派遣されたとある。
この話が昭和に入ってフィクション小説「唐人お吉」となったのでよく知られているようだ。

斎藤きち

その後、1863年(文久3年)2月25日、勝海舟が宝福寺に滞在中であった土佐藩の山内容堂を訪ねた。
なんでも勝海舟は坂本龍馬と船で航行中に荒波を避けて下田に入港していたようだ。
一方、山内容堂も江戸から大鵬丸にて上洛途上に下田に寄っていた。
勝海舟は下戸でしたが、飲めない酒を飲みほして許しを願ったともある。
そして、坂本龍馬は土佐藩から脱藩の罪の許され、この朗報を下田の住吉楼にて受けた。
<注釈> 脱藩と言うのは、藩の許可なく藩の外に出たことで言わば藩の仕事を放棄した罪を問われた。


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1865年には、韮山代官所の江川英武が本陣を置いて、農兵調練所にした模様。

ちなみに、唐人お吉(斉藤きち)は、晩年乞食になっていたようで、51歳のとき豪雨の夜半に川へ身を投げ、自らの命を絶ったと言う。
3日間、そのままになっていた遺体を宝福寺の住職・竹岡大乗が手厚く葬ったので、斎藤きちの墓(唐人お吉の墓)がある。

斎藤きちの墓(唐人お吉の墓)

本堂の横には「唐人お吉記念館」が併設されており、非業の最期を迎えたお吉の墓もあります。
<注釈> 有料拝観でないとお吉の墓へのお参りはできない。

唐人お吉記念館の見学所要時間は10分~20分程度。
宝福寺から下田駅までは徒歩で約5分。
広い無料駐車場もあった。
このあと、下田駅に戻った。


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今回は2時間で周れる範囲としてご紹介したが、下田の魅力はこれだけに留まらない。
他にも、観光船「下田港内めぐり」や「下田開国博物館」なども観光スポットだ。
戦国時代に興味がある方は、伊豆・下田城跡も見どころである。

伊豆・下田温泉に宿泊するのであれば下記もご参考願いたい。

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なお、伊豆・下田は平坦な土地であり、散策するのにはもってこい。
ただし、強い地震を感じた際には、すぐに高台へ避難して頂きたい。

ペリー提督とは~マシュー・ペリー~アメリカ海軍大佐と日本各地のペリー銅像も
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髙田

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