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今回は河口湖から富士山に登る、富士スバルラインをご紹介します。
有料道路富士スバルラインは、富士山の５合目、標高約2300mまで、車で行く事ができる、片道約30kmの山岳ドライブウェイです。
スバルラインの終点となる標高2300mの河口湖五合目(河口湖口)には約900台分の無料駐車場があり、晴れていれば眼下に西湖・精進湖・河口湖・山中湖を望む他、富士山の山頂も間近に見ることができます。また遠くには南アルプスや八ヶ岳の展望も期待できます。
なお、小生は何回か５合目に来ていますが、昔訪れた30年前は、1～2m程度の低木しか生えない高山地帯で、５合目に立てば、どこからでも富士山頂が見えました。
しかし、驚く事に現在は、背の高い木も生えて、５合目から富士山頂が見えにくくなっており、今回、非常にビックリしました。
これはあきらかに地球温暖化の影響によるもので、このまま温暖化が進めは、そう遠くない未来に、富士山の山頂まで「緑」で覆われるそうです。

富士山５合目を実感するお勧め方法としては、是非、登る前にポテトチップスを購入して、高度2300mの五合目まで登ってみて下さい。お菓子の袋がパンパンに膨れます。要するに気圧が低いのがわかるのです。「気圧」と言う物を子供に教育するのに最適です。
標高2000mだと約0.8気圧で、航空機内の気圧とほぼ同じです。
なお、５合目のロータリー付近には、数件のレストハウスのほか、観光の「馬」もあり、馬に乗って付近を散策することも可能です。
また、土日には五合目付近で、ビニールシートをひいてお弁当を食べているご家族も見受けられます。ただし、地面は軽石(溶岩石)なのでゴツゴツしています。

富士スバルライン攻略法

走行距離は往復で60km。ガソリンスタンドはないので、河口湖にてガソリン残量を必ず確認しましょう。
また、通行料金の精算ですが、ETCは使えません。現金払いとなります。
なお、原付バイクや自転車も富士スバルラインは通行可能ですが、もちろん通行料が必要です。
５合目には４～５件のレストハウスがあり、食事をしたり、お土産物を購入でき、展望台もありますが、５合目に水道は来ておらず「水」は麓から給水車で毎日せっせと運んでいます。その為「水」がとても貴重なのでトイレは100円など有料な場合が多いです。
５合目の駐車料金は無料です。と言うよりは、有料道路代に含まれているといった感じなのでしょう。
シーズンの土日は午前中から午後に掛けて、五合目駐車場が満車状態となり、すぐに止められない場合があります。登山客も車を止める事が多いからです。
ただし、警備員が配置されますので、空きが出次第、順次駐車できます。混雑状況により、1km以上手前の道路上で一時停止させられ、付近の路肩に止めることを警備員から勧められる場合がありますが、そのまま待ち時間(渋滞)が長くても、一番奥の駐車場がある五合目まで車で行った方が時間的にも得策な場合が多いようです。
なお、五合目手前の渋滞時は、途中からバスやタクシー・業務車両、送迎車両が通行優先となり、警備員の指示により、優先車両が反対車線を逆走すると言う優先走行をしたりします。
夏休み期間中は、マイカー規制される場合があり、一般車両は通行禁止になる期間があります。規制は毎年異なる場合がありますので、富士スバルライン公式HPで確認が必要です。
富士山の五合目は標高2300mの高所です。地上より気温が低く、風が吹くと夏でも寒く感じます。上着などがあると良いでしょう。
夏場、車のエアコンも、途中から消して、窓を開けて、自然の冷たい風でＯＫです。
夜は、晴天であれば星がとてもキレイに見れます。ただし、季節によっては凍結などの為、夜間通行止になる場合がありますので、公式HPで確認してから出かけましょう。
冬季、除雪が追いつかない場合、道路は通行止(閉鎖)となります。チェーンを履けば通行可能な場合がありますが、状況により４合目までしか行けない場合などもあります。
見通しが悪いカーブもありますので、登りの際、遅い車を追い越す際には対向車に注意が必要です。反対から下って来る車は相当スピードが出ている場合が多いです。

富士山から下山すると、車のエンジンも元気がよくなっています。エンジンも高所まで一気に登るので苦労したと申しましょうか、鍛えられたと言って良いかと存じます。（エンジンの掛かりが良くなったり、回転が良くなったりと言う効果があります。）
ちょっと古い車の場合、酸素が薄いため、５合目でセルスターターを回しても、１発でエンジンが掛からない場合がありますが、何回かのうちにはエンジン掛かると思います。（１度エンジン掛かれば心配はありません。）
高山病は2000mくらいから発生する方もいます。ご年配の方は、高所では、ゆっくり歩くようにして、お子様は、走ったりしないように注意しましょう。
国立公園内ですので、植物だけでなく、溶岩などの石ころ1つを持ち帰るだけで罪になります。
また、ゴミは必ず持ち帰るなどマナーも守り、富士山をキレイにして後世に残したいですね。

富士スバルラインの所要時間など

通常は片道40分～50分程度。観光バスなど遅い車に出会うと時間が掛かります。
駐車場混雑時は、待たされる時間(渋滞通過)にプラス30分～60分程度。
※状況により異なる場合がありますので、ご参考までにお願いいたします。

なお、富士スバルラインは、将来的に「富士山登山電車」(仮名)に「転換」する計画が練られています。
道路を線路にして、LRT（路面電車）を走らせると言うプランです。
増えすぎている観光客・登山客を、ある程度抑制するため、環境保護の負担金も含めて、ひとり往復1万円の運賃にすると言う試算もあります。
自分のクルマで登れるのは、今のうちからも知れません。

河口湖付近の日帰り温泉

河口湖付近には何軒かの日帰り温泉施設もあります。
富士登山のあとや、５合目ドライブのあとに立ち寄られてはいかがてしょうか？

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