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多摩の新選組ゆかりの地
新選組ゆかりの地を巡りますと、本当に女性の方が多いので、驚かされます。
中には女性お一人で見学なさっている方も多数おられますが、不慣れな地ではなかなかうまく、何箇所も観光しにくいものです。
そのため、遠方から、日野や府中で土方歳三・近藤勇・沖田総司らゆかりの地をご訪問される場合のご参考にと「モデルコース」として周る方法をご紹介したいと存じます。
下記のコースは、新選組のふるさとを2日間で効率よく、ほぼ完璧に周れる方法です。
電車利用の場合、宿泊するホテルは立川駅近くで予約すると便利です。
下記の行程は電車で周る場合を想定していますが、お車で周る場合にもそのままの行程で生かす事ができます。
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なお、電車で周られる場合には、歩く事があるため、荷物が多いと疲れてしまいますので、できる限り軽装備にてお願いしたいと思います。
どうしても、荷物が多くなる場合には、事前に予約先ホテルに連絡をしてから、宅配便で着替えを送っておくなどの対策をお願い申し上げます。
1日目
早く東京に到着するのは越したことはありませんが、昼12時~13時に武蔵境駅に到着すると仮定して、コースをご案内させて頂きます。
訪問地の詳細は、各リンク先に記載がありますので、ご参考賜りますと幸いです。
まずは、JR中央線の「武蔵境」駅に向かいます。
武蔵境駅は、三鷹駅より西では各駅停車となる中央線「快速」が止まる駅です。
中央線は、武蔵境駅に止まらない「中央特快」や「青梅特快」もあります。この「特快(特別快速)」は武蔵境駅には止まりません。
なお、黄色いラインの電車である、中央・総武線(各駅停車)は、三鷹までしか行かないので、武蔵境には「快速」となるのです。わかりにくいですね。
中央特快(青梅特快)に乗った場合には、三鷹で「快速」に乗り換えて1駅目が武蔵境となります。
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ちなみに、東京駅から中央特快(青梅特快)で三鷹で快速に乗換だと武蔵境まで約33分。
東京駅で最初から快速に乗った場合には武蔵境まで乗り換えなしで約37分ですので、心配な方は最初から中央線の快速に乗った方が無難と言えます。快速は1時間に8本くらいあります。
快速の武蔵小金井行き以外でしたら、どこ行きでも武蔵境駅に止まります。繰り返しますが、中央特快(青梅特快)は止まりません。中央・総武線(各駅停車)は武蔵境駅の手前が終点で時間も掛かります。
そして、武蔵境駅で私鉄の西武多摩川線に乗り換えましょう。
西武多摩線は武蔵境駅が始発となりますし、各駅停車のみですのでご安心ください。本数は1時間に5本運転されています。
「是政」行きに乗って2つめ目の「多磨」駅にて下車。
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多磨駅の改札を出でちょっと北上すると、すぐに「人見街道」(バス通り)に出ます。
その、人見街道を東へと約10分歩くと、左手に「近藤神社」が見えてきます。
近藤勇の誕生地の碑などがあり、新選組ののぼり旗もありますので、行けばわかります。
近藤神社がある人見街道の向かいには、試衛館(小屋)がありますが、試衛館は非公開で個人所有ですので、敷地内に入るのはNGです。
更に人見街道を東へと約3分歩くと、近藤勇の墓がある「龍源寺」に到着します。
人見街道沿いに石碑もあるのですが、近藤勇の墓は本堂の左裏手にありますので、境内に入って是非、お参りなさってください。
近藤勇も子供の頃から何度も歩いたであろう、人見街道を戻って多磨駅に戻ったら、また「是政」行きにの電車に1区間だけ乗って「白糸台駅」で下車します。
すみません。この白糸台駅から、京王線の駅「多磨霊園」駅まで、歩いて頂きますが、この方が時間効率が良い為です。
約8分の距離ですが、スマホで地図を見ながらだと良いかと存じます。
多磨霊園駅からは京王線の「京王八王子」行き、又は「高尾山口」行きに乗ってください。
1時間に6本運転があります。
各駅の普通しか止まらない駅ですので、来た電車に乗って頂いてOKです。
そして2駅目の「府中」駅にて下車します。
府中駅から南へと約5分歩くと近藤勇が襲名披露の野試合を行った「大国魂神社」です。
由緒ある神社ですので、参拝客も絶えずいます。
府中駅に戻ったら、再び京王線の「京王八王子」行き、又は「高尾山口」行きに乗って「高幡不動」駅にて下車します。
各駅でも特急でも、来た電車なんに乗っても、高幡不動駅に止まると思います。
約10分乗ると高幡不動駅です。
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高幡不動で降りたら、駅から「高幡不動尊」までは徒歩5分位で、お土産物店や飲食店も豊富です。
土方歳三の菩提寺でもある高幡不動尊の境内には近藤勇・土方歳三両雄の碑があります。
また、境内奥にある「大日堂」を特別拝観(有料200円)しますと、土方歳三の位牌や新選組隊士慰霊の大位牌などがあり、また「奥殿」の特別拝観(有料300円)をしますと、新選組に関する史料などが展示されています。
ただし、特別拝観の中は撮影禁止なので、念のため記載しておきます。
特別拝観は朝9時~16時ですので、夕方遅くなると見れませんので、できればお早めに東京にお越し頂くと良いかと存じます。
また、特別拝観は月曜日が休館の場合がありますのでご注意を。
次には、土方歳三の墓がある「石田寺」へ向かいましょう。
歩くと1.8km(25分)くらいです。歩く場合には、土方歳三が幼い頃、駆けずり回った高幡不動と石田村を堪能できますので、スマホで地図を見ながら行きましょう。
ただ、疲労面を考慮致しますと「多摩モノレール」の高幡不動駅から万願寺まで1区間だけ乗車することをお勧め致します。
多摩モノレールの高幡不動駅から「立川方面」に乗って、1つ目の万願寺で下車し、石田寺までは約8分の距離です。
石田寺の土方歳三の墓は、ちょっと分かりにくいですので、土方歳三サイトの案内を参照願えますと幸いです。
また、ついでですので「稲荷森」も訪れてから、万願寺駅へ向かってください。
万願寺駅の近くには、サイゼリアや夢庵と言ったファミレスもあります。
土方歳三が子供の頃、遊んでいた地にて夕食と言うのもシャレてますね。
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なお、石田寺は2日目のスケジュールを考えて1日目に入れましたが、初日に時間が押してしまった場合には、2日目の最後に持って来ることも可能です。
しかし、できる限り初日にお参りした方が、あとあと時間に追われなくて済みます。
日野にはホテル類は一切ありません。
宿泊地としてお勧めしている「立川」は、大きなターミナル駅でして、ホテルもたくさんあり、翌日の行動開始にも便利です。
大規模災害時にはすぐ近くの昭和記念公園が、東京消防庁などの拠点となりますので、立川に宿泊することはご家族の同意も得やすいと思います。
あとは高幡不動駅から近い「シティーホテル高幡」もありますが、電車の場合は翌日の行動を考えると立川の方が便利です。
逆にお車でお越しの場合には、シティーホテル高幡の方が、翌日に行く日野にも出やすく便利です。
予約時に連絡したホテルへのチェックイン予定時間を過ぎそうな時には、ホテルに遅れると電話するマナーを忘れずに。
なお、多摩モノレールの立川駅と言うものはなく、南立川駅か、北立川駅のどちらからでも立川駅に繋がっています。
2日目
さて、第1日曜・第3日曜日と仮定して2日目をご案内致します。
第1日曜と第3日曜日は、日野の「土方歳三資料館」「井上源三郎資料館」「佐藤彦五郎新選組資料館」が開館する予定の日程です。
逆に言いますと、それ以外の平日や土日は開いていませんので、日野を訪れる意味が大きく低下してしまいますので、第1日曜・第3日曜日に効率よく周る方法としてご案内致します。
井上源三郎資料館は昼12時~16時、土方歳三資料館は12時~16時、佐藤彦五郎新選組資料館は11時~16時ですので、周る順番としては
佐藤彦五郎新選組資料館・井上源三郎資料館・土方歳三資料館となります。
その前に午前中、まずは「新選組のふるさと歴史館」に行きましょう。
朝9時30分から開いてますので、立川駅09:15発の中央線・高尾行きに乗るような感じが良いです。
立川駅から中央線の高尾方面に来た電車は、青梅行き以外は、快速でも特別快速でも何でも良いです。
一駅で「日野」駅に到着です。
ただ、日野駅から「新選組のふるさと歴史館」へは徒歩15分くらいですが、実は「登り坂」となりますので、頑張って下さい。
スマホで地図を見ながら行くと良いですが、時間には余裕がありますので、ゆっくり歩いてちょうど良い位だと思います。
入場券は「日野宿本陣共通観覧券」を購入しておきましょう。割引になります。
また、歴史館では、地図を得るために日野のパンフレットをGETしておきましょう。
そして「日野本陣」までは、歩いて15分くらいです。
あとの見学時間を考慮して、あまく新選組歴史館と日野本陣をご見学なさってください。
もし、時間がだいぶ余りましたら、佐藤彦五郎と土方歳三の姉の墓がある「大昌寺」にお参りしてから、日野本陣へ向かうと良いです。
日野本陣もガイドさんの説明を聞いていると30分は要します。
なお、日野本陣と新選組のふるさと歴史館は基本的に月曜日が休みなので、月曜を有給休暇取って日野を改めて周ると言う事ができないのが、ちょっと残念なのです。
日野本陣を10時55分に出て「佐藤彦五郎新選組資料館」に朝11時ちょうどに入館しましょう。
だいたい館長さんなどのご説明を聞いていると30分くらい掛かると思いますが、急ぐ事はありません。
ご昼食は、日野駅の方に言って適当にどうぞ。
その後は「井上源三郎資料館」です。
こちらも、館長さんと先生のご説明を聞いていると30分くらい掛かると思います。
その後は「日野宿交流館」の2階無料展示を見学して、トイレに寄ったら、いよいよ、土方歳三資料館へ向かいます。
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標準であれば13時30分くらいに日野宿交流館を出発して、甲州街道を東へと歩き、多摩モノレールの「甲州街道」駅を目指します。
日野宿交流館から、甲州街道駅まで歩いて15分くらいです。お疲れだとは存じますが、頑張って下さい。
甲州街道駅から、多摩センター方面へ1区間乗りますと、昨日寄った「万願寺」駅です。
駅から「土方歳三資料館」へは徒歩5分くらいです。
土方歳三資料館は、人気ですので入場するのに待たされる可能性があります。見学には最大90分くらい必要だと考慮していた方が良いかもしれません。
このあとは、モノレールで立川に出るなどして、どうぞ、お気をつけてお帰り下さい。
立川からは「特快(特別快速)」の東京行きに乗ってください。
東京発の新幹線の場合、お帰りは17時以降の列車が無難です。
立川駅から東京駅まで、中央特快(青梅特快)で45分くらい。東京駅での乗り換えも見ると60分、万願寺駅から東京駅は合計90分くらい見た方が良いです。
以上、大変お疲れ様でした。
その他
あと、新選組にゆかりある資料館は、小野路(町田市)の小島資料館がありますが、さすがに4つの資料館を同時に周るのは、電車では厳しいですので、今回の2日間で周る方法ではカットさせて頂いております。
ただし、自動車やレンタカーを使えば、佐藤彦五郎新選組資料館・井上源三郎資料館・土方歳三資料館・小島資料館とギリギリ訪問する事はできますが、事前に道路など念入りに調べて、迷わないようにしておく必要性があります。
また、新選組隊士の名前がついた資料館は、子孫の方が運営する個人の私設資料館ですので、臨時休館になったり、冬は開いてなかったり、逆に臨時開館日があったりと、状況により変化しますので、最新情報は資料館サイトにてご確認願います。
過去には当日、突然都合が悪く開館できなかったと言うケースもあったようですので、個人の資料館と言う事を念頭にご訪問願いたく存じます。
最後に、初日の「武蔵境」駅への出かたですが、不慣れな場合には下記をご参照願います。
JR東京駅からの場合、JR中央線の「特快」始発に乗ります。特快であれば中央特快でも青梅特快でも何でもOKです。
そして「三鷹」駅にて中央線の各駅電車である「快速」に乗換えると1駅目が武蔵境駅です。
※一番安心できるのは、東京駅から「快速」に乗る事ですが、武蔵小金井行き以外の「快速」に乗れば乗り換えなしで武蔵境駅まで行けます。
※三鷹駅から西への中央線は、快速が各駅停車で、特快がいわゆる快速となるのです。
乗車券が東京23区内の場合は、西荻窪まで有効ですので、その先は乗り越し精算を降りるときに行えばOKです。
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JR大宮駅からの場合、東京に不慣れな場合、埼京線で新宿に出て、中央線が良いと思います。
羽田空港からの場合は、京浜急行で品川駅、そして山手線で新宿に出て、中央線が良いかな?
その場合でも新宿駅からは「特快」に乗車して「三鷹」駅にて中央線の各駅電車である「快速」に乗換えると良いでしょう。
温泉に泊まりたいと言う場合ですが、残念ながら、多摩には温泉旅館はありませんが、ホテルグランスパ八王子と言う温泉設備もあるホテルが八王子駅前にあります。
日帰り温泉の利用でしたら、 ・国立温泉が大変お勧めですが、宿泊はできません。
最近、安いホテルは外国人に人気で予約が取りにくいです。
当日探すのも厳しいですので、もちろん、事前予約する事をお勧め致します。
以上、皆様のご参考になれば幸いですが、ご質問などございましたら、コメント欄よりお寄せ頂けますと幸いです。
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