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奄美大島を訪問させて頂きました。
まず、奄美大島の大きさですが、面積は712.35km2と、日本では択捉島、国後島、沖縄本島、佐渡島、奄美大島と言う順番で、5番目に大きな島です。
そのため、奄美空港からレンタカーで周らさせて頂きました。
世界遺産への登録を目指している奄美大島を地元民ではなく観光客の目線からとして、どの観光スポットからご紹介しようか?、迷いますが、北から順番にご紹介して行きたいと存じます。
まず最初は笠利崎です。
笠利崎
笠利崎(かさりざき)は奄美群島最北端の地でもあり、別名は用岬とも呼ばれます。
この笠利崎には、昔から竜宮城の伝説があります。
なんでも、古来より海の彼方には恵をもたらす神の国(龍宮)があると人々に信じられている「ニライカナイ伝説」があり、この話が大和、すなわち日本(九州)に伝わって、竜宮伝説・浦島太郎伝説になったと考えられているようです。
奄美大島の最北端と言う事で笠利崎灯台も設置されおり、道路から階段を登って、岬の上にも行くことが可能です。
東の海には喜界島も望める素晴らしい所です。
バスの場合には、空港(佐仁行き)に乗車して、用バス停下車となりますが、バス停がある用集落からは約2km、約30分の距離となります。
クルマの場合には、10台ほどの無料駐車場とトイレが完備されています。
笠利崎の場所ですが、ページの最後にオリジナルGoogleマップにて示させて頂きます。
あやまる岬
奄美大島から海の展望が素晴らしい岬としては、一番、整備されているのがあやまる岬です。
小高い丘にある展望台からは左手に笠利崎が見えます。
あやまると言う名称は、こんもりと丸い地形が「綾織」のマリに似ていることが由来です。
もちろん、正面には喜界島も見えます。
下記のような「あやまるソテツジャングル」と言う遊歩道も整備されています。
下記写真の左手に見えるのがあやまる岬の先端です。
あやまる岬は奄美空港から約5km、クルマで10分と比較的近いですので、レンタカーを返す前に立ち寄るのにはとても良い場所です。
その「あやまる岬」ですが、無料の駐車場は主に3箇所あります。
最初は岬全体が見渡せる展望台脇の駐車場に行くと、全体を把握しやすいでしょう。
オリジナルGoogleマップにある「あやまる岬観光公園(展望台)」を目指してみてください。
土盛海岸
奄美空港から最も近い観光名所となる海岸は「土盛海岸」となります。
土盛海岸(ともりかいがん)は奄美大島でも屈指の美しさを誇る砂浜があります。
北向きの海岸なので、夏場は特に波も静かで海水浴には持って来いです。
上記の写真も含めて、天気がそんなに良くありませんでしたので、どの写真でも美しさは半減してしまっていますが、機会があればまた訪れたいところです。
宇宿貝塚史跡公園
奄美では初めての国指定文化財となる宇宿貝塚史跡公園も、時間があれば是非見学しておきたいところです。
宇宿貝塚は縄文時代前期頃からの複合遺跡で、昭和8年に縄文時代の終わりごろの竪穴住居跡や土器、石器、骨角器、そして中世の埋葬跡などが発掘されました。
そして、1986年(昭和61年)10月7日に国指定史跡の認定を受けています。
現在は宇宿貝塚史跡公園として整備されており、発掘した遺構を、そのまま建物で囲った形で保存して風化を防いでおり、貴重な遺跡が有料見学可能です。
普通は遺跡公園と言っても、発掘した遺構は「埋め戻して保存」することが多いのですが、このように発掘した状況をそのまま拝見できるのは貴重です。
下記は人骨が発見された埋葬跡となります。
赤ちゃんと母親が一緒に埋葬されていたとの事です。
空港からも遠くない宇宿貝塚史跡公園ですが、下記の大瀬海岸の入口に位置します。
大瀬海岸
大瀬海岸は「岩場」となっているため、海水浴などには向きません。
ただし、野鳥や渡り鳥のエサ場としては絶好の場所であるため、奄美大島でのバードウオッチングとしては大変貴重な場所と言えるかと存じます。
海外には大きな岩もあり、砂浜とはまた違って風景が残されています。
大島代官所跡の石塀
奄美空港から西にある赤木名地区には、薩摩藩関連の史跡があります。
一番は大島代官所跡の石塀の石垣が見どころとなります。
他にも赤木名城跡、津代古戦場跡があります。
この赤木名の史跡は下記にてご紹介していますので、ここでは割愛させて頂きます。
アマンディ (Amandhi)
アマンディは奄美大島の伝わる神様です。
こちらも空港から近い所に史跡がありパワースポットにもなっています。
もし、興味がある方は、下記をご参照願えますと幸いです。
ハートロック
観光客に人気なのが奄美大島のハートロックです。
海岸にあるハート型をした潮だまりのことで、春・秋・冬の干潮時にのみ現れます。(夏は海中で見れません)
恋に効く?と言われる奄美の「ハートロック」ですが、地元の人でも行ったことが無い方のほうが大半なようで、案内板のようなものも皆無です。
ばしゃ山村と言う所から、更に先に入った左側に駐車スペースがあるらしく「Heart Island Cafe」さんの前から海岸に入って行くらしいです。
緊急で行ってみた小生は、事前情報不足でわかりませんでした。
ただし、繁みの中を歩くようなので「ハブ注意」だと思います。
と言う事で付近の海だけ撮影しましたので、念のため、どのような雰囲気の所かわかるように掲載しておきます。
沖縄にもハートロックがあるそうですが、奄美の方がハートの形をしているようです。
まぁ、ハートロックは宿題になってしまいました。
次は、平家落人関連です。
平家落人伝説
奄美大島には平家の落人が逃れてきたと言う伝説があります。
ご興味がある方は、下記をご参照願います。
西郷隆盛関連
奄美大島は、大老・井伊直弼による「安政の大獄」の際に、西郷隆盛が藩命で約2年過ごした地でもあります。
下記にまとめてあります。
・奄美大島にある西郷隆盛の史跡~西郷松と西郷南洲謫居跡への行き方
・愛加那と西郷菊次郎・菊草~西郷隆盛が奄美大島で愛した家族のその後
大熊展望公園
奄美大島で人口が一番集中している街「名瀬」を見下ろせるのが大熊展望公園です。
10台ほどの駐車場とトイレもありますので、ちょっと寄るのには最適です。
名瀬はフェリーも発着する港です。
大浜海浜公園
サンセットでも有名な大浜海浜公園です。
大浜海浜公園は西に面している事から、夕日がとてもキレイらしいです。
奄美大島近海に生息する海の生き物が見られる「海洋展示館」と言う、ちょっとした水族館もあります。
以上、今回訪問させて頂きました奄美大島の観光スポットでした。
オリジナルGogoleマップ
このページでご紹介している観光地は当方オリジナルGogoleマップにて駐車場の場所などを示しております。
Google地図は、カーナビ代わりにもなりますので、うまく使用すれば、迷わずに観光地をご訪問頂けるかと存じます。
デフォルトでは鹿児島が地図の中心になってしまいますので、奄美大島の方に移動させてご確認願えますと幸いです。
奄美大島は鹿児島県となりますが、自治体としては奄美市、龍郷町、大和村、宇検村、瀬戸内町に島内は分かれています。
島内の人口は約5万人といったところでしょうか?
沖縄本島の海岸線長は476kmですが、奄美大島は461.1kmと、そんなに沖縄と海岸線の長さは変わりません。
このように、結構、奄美大島も大きいですので、北から南まで全部を1日で周るのは困難です。
このページでは紹介していない、南側の観光スポットも周る場合には、最低2泊3日は必要だと存じますので、付け加えさせて頂きます。
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ご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
・薩摩藩による奄美大島侵攻と本仮屋(代官所)跡~赤木名城も
・奄美大島の平家落人伝説を追って~神様アマンディの墓も
・奄美大島にある西郷隆盛の史跡~西郷松と西郷南洲謫居跡への行き方
・愛加那と菊草~西郷隆盛が奄美大島で愛した家族のその後
・西郷菊次郎~西南戦争にて右足負傷で切断するも京都市長などを歴任
・奄美大島・名瀬「奄美ポートタワーホテル」 大浴場もあるビジネスホテル
・当方オリジナルGogoleマップ (奄美大島を含む)
・東京から奄美大島への行き方~奄美大島でのお勧め移動方法など観光手段情報
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