倉敷に宿泊したついでと言っては失礼ですが、倉敷美観地区を再訪してみました。
倉敷は徳川幕府の天領であり、関ヶ原の戦いのあと1600年に、備中国・奉行領となりました。
そして、倉敷は松山藩の玄関港となり、海運物資の輸送中継地として栄え、1642年には代官所が設置されました。
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以後、江戸幕府の保護や豊かな産物などを背景に、物資の集積地として倉敷は発展し、現在の倉敷美観地区は活気があったと言います。
当時の倉敷川は潮の満ち干きを利用して、多くの船が航行していたそうです。
下記の倉敷物語館は、美観地区の入口にあり、長屋門・塀などは江戸時代の建物と考えられているそうです。
ただし、前日夜に倉敷に到着して、【広告】倉敷ロイヤルアートホテルに宿泊し、姫路城に向かう直前に、ちょこっとだけ散策する形となりましたので、朝早くて当然ですが、大原美術館などもまだ開館していませんでした。
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ともあれ、観光客もまだ繰り出していなかった訳で、人が入り込んでいない倉敷の街並みも撮影できました。
大原美術館は、西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初の1930年の開館で、私営です。
倉敷美術館では、ピカソ「頭蓋骨のある静物」、ゴーギャン「かぐわしき大地」、セザンヌ「水浴」「風景」、ミレー「グレヴィルの断崖」、モネ「睡蓮」「積みわら」、ロダン「歩く人」「洗礼者ヨハネ」「カレーの市民—ジャン=デール」、トゥールーズ=ロートレック「マルトX夫人の肖像―ボルドー」、エル・グレコ「受胎告知」など、これらの名画などが日本にあることじたい、スゴイことです。
外国人が描いた絵は、国指定の文化財にはなりませんが、日本人が描いたりしたものとしては、国指定の重要文化財が、大原美術館には4点あります。
これだけ立派なコレクションが美術館は珍しいですので、もし、倉敷に行き、時間が許せば(開館時間であれば)、絶対にご訪問して頂きたいところです。
大原美術館がある場所は、倉敷の美観地区の中心とも言えますので、迷う事はないと存じます。
下記は大原邸を倉敷川越しに撮影してみました。
大原邸は国の重要文化財ですが、通常は非公開です。
下記は、倉敷の旅館「鶴形」です。
しかし、このような街並みが残されていると言うのは、本当に貴重ですよね。
若い頃に、ツアーの添乗でも、ここ倉敷に来たことがあります。
そのとき、お土産物屋さんで、お客様全員にプレゼントする「しゃもじ」(ツアーの特典のひとつ)を、倉敷に寄る前の立ち寄り先で、もらうのを忘れてしまったことがありました。
普通は、お店との契約に入っていますので、こっちから申し出る事も無く、先方から「どうぞ」と渡されるのですが、滅多に催行されるツアーではなかったので、そんな契約も先方は忘れていたようです。
当時はまだ携帯電話も無かった時代で、もってきてとも連絡できず、パンフレットには「しゃもじプレゼント」と記載されているので、涙をのんで「自費」で人数分のしゃもじを、ここ倉敷の美観地区にて購入した記憶があります。
まぁ、だいたい添乗員だとお土産物店は、割引してくれる事が多いので、ちょっとは安くなるのですが・・。
こんなことばかりは、忘れずによく覚えているものです・・。
夕方の倉敷の街並みも少しご紹介したいと存じます。
結構、夕方・夜間でも、散策されている観光客はおられました。
ただ、17時を過ぎますと、お店などは閉めるところが多く、ほとんど空いていませんでした。
苦い思い出もある倉敷ですが、昔に訪れた時と変わりない姿がココにあり、ホッとしたような感じを受けます。
下記は、倉敷「今橋」です。
近代化産業遺産にもなっている倉敷アイビースクエアにも、時間があれば寄りたかったのですが、当然、まだ開いていませんし、朝早いと言えどもかなり外気温が高く、断念しました。
その後、宿泊もして参りましたので、追記させて頂きます。
倉敷アイビースクエア
かつて倉敷代官所があった場所に、明治に入ると倉敷紡績所が建設されました。
「近代化産業遺産」に認定されて倉庫は、現在、ホテルとして開業していますが、レストランやお土産物店は、自由に出入り可能です。
アイピースクエアの中にも資料館などがありますので、お時間が許せばぜひ、訪ねてみて頂ければと存じます。
【広告】倉敷アイビースクエアに宿泊する場合には、結構、予約が取りにくいですので、早めが良いです。
さて、倉敷の美観地区に行くのに便利な有料駐車時は下記の地図ポイント地点となります。
ただし、いい時間になると、満車になってしまうと思います。
その時には、周辺にいくつかコインパーキングもあります。
他には、下記の倉敷市の駐車場マップもご参照願います。
JR倉敷駅からのアクセスは、南口から出て徒歩約15分であり、行き方も分かりやすいです。
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