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日御碕神社の解説【日の本の夜を守る】鮮やかな朱色の社殿

日御碕神社



日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)は、島根県出雲市大社町日御碕にある神社です。
島根半島の日御碕に鎮座しており、日御碕神社の通称は「みさきさん」で、出雲大社の「祖神」(おやがみ)さまとされます。
出雲国風土記では「美佐伎社」と記載があり、下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と、上の宮「神の宮」の上下二社を総称して「日御碕神社」と呼びます。
出雲大社同様に創建はかなり古く、上の本社(神の宮)は、第3代天皇になる安寧天皇13年(紀元前536年)に、天皇の勅命にて、社殿が造営されたとあります。



下の宮の「日沈の宮」は、創建由緒として、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守れ」 との「天皇勅命」を受けたことに始まります。
日御碕神社の日沉宮(下の宮)は天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀ります。

日御碕神社の日沉宮(下の宮)

日御碕神社の神の宮(上の宮)は、出雲のヤマタノオロチ退治で知られる素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀ります。

日御碕神社の神の宮(上の宮)

神代の昔、素盞嶋尊(スサノオノミコト)が、根の国(黄泉国)にて柏の葉を使って占い「吾が神魂はこの柏の葉の止まるところに住まん」と放つと、柏葉がこの地「隠ヶ丘」に止まったとも伝わり、日御碕神社の神紋の由来とされています。
その隠ヶ丘(かくれがおか)にあるのが、上の宮「神の宮」と言う事になります。

日御碕神社の神の宮(上の宮)

素盞鳴尊の奇魂(くしみたま)と、日の神・天照大御神の和魂(にぎみたま)の御霊威をいただいた御神徳(ご利益)としては「邪心を払い給う神」「厄除けの神」「産びの神」「縁結び、夫婦円満、家運繁栄の神」「交通安全の神」「殖産興業、安産の神」などがあります。

日御碕神社

室町幕府が成立したころの出雲守護であった塩冶高貞(えんや-たかさだ)が奉納した、国宝・白糸威鎧(しろいとおどしよろい)兜・大袖付も、文化財として保管されているようです。
塩冶高貞は、箱根・竹ノ下の戦いにて、新田義貞から足利尊氏に寝返り、足利勢の勝利に貢献しました。
国宝の甲冑は、拝見できないようですので、ご紹介されているサイトへ、リンクをつけておきます。
鎌倉時代のとても素晴らしい甲冑です。
(参考) 国宝・白糸威鎧

戦国時代には、月山富田城尼子晴久が、日御碕神社を出雲全体の守護神としており、近くの宇龍港を直轄港にし、宇龍城も築いた模様です。
その後、兵火にあい衰退しましたが、江戸時代に入ると松江城の堀尾氏が780石、江戸幕府は600石もの社領を寄進しています。

日御碕神社

日御碕神社の大鳥居は、寛永16年(1639年)に徳川家光が寄進したもので、こちらも国の重要文化財となっています。

日御碕神社の大鳥居

日御碕神社のすぐ西側は、日本海に面した漁村(日御碕漁港)となっており、日御碕灯台方面への散策路(ハイキングコース)も整備されています。
かつては、日御碕海中公園のグラスボートも出航していましたが、今は、運行されていません。

日御碕漁港

日御碕神社の有名なおみくじとしては「だるまみくじ」(300円)があり、だるまの中に、おみくじが入っているようです。
また「御神砂守」(500円)には、神がかり的なパワーを持つ「お清めの砂」が入っているとの事です。
朱印印の朱印料は500円で、特別に護縁珠が付与され、8時30分~18時です。
※護縁珠(ごえんじゅ)だけの授与はありません。



日御碕神社への交通アクセス・行き方ですが、出雲大社連絡所バスターミナルから、一畑バス「日御碕線(ひのみさきせん)」(日御碕・宇竜方面)に乗車して所要20分、日御碕バス停にて下車して徒歩1分。
バスの本数は1日8本くらいです。
なお、終点の日御碕灯台バス停まで行って、電動自転車を借りて、訪問する方法だと、付近を自転車でまわることもできます。(坂があるので徒歩だと疲れます)
山陰道出雲ICからですと、車で海沿いを走る事、約35分で、無料駐車場は20台ほど完備されています。
ちょっと、行き方が、わかりにくいので、当方のオリジナル地図をカーナビ代わりにご活用頂けますと、迷わずに行けるかと存じます。
手前の駐車場が満車の時には、奥の方に進むと、別の駐車場(神社脇)も利用できます。

ちなみに、駐車場近くのお土産物店にて、帰りに寄るからと「イカ」を、先に焼いてもらっておくと、待たずに美味しく頂けます。
昼食(ランチ)の場合、灯台のほうが、お店が集まってますが、神社近くのお店も助けて頂きたいところです。

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髙田

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