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明日香・亀石とは
明日香の亀石(かめいし)は、奈良県高市郡明日香村川原にある石造物。
日本全国には亀石と呼ばれる岩や石が多数あるため、ここでは明日香(あいか)の亀石として分類させて頂く。
明日香の亀石は、その姿が「亀」に似ていることから人気だ。
若い頃に拝見した際には、特に疑問にも思わず自然にできた岩だと思い込んでいた。
しかし、今回再訪して改めてよく見ると、人工的に掘られた彫刻品であることを、ようやく理解した。
巨大な花崗岩に亀に似た彫刻が施されている訳だ。
少なくとも、1116年「弘福寺寺領申請文書」に「字亀石垣内」の記述があるため、平安時代には存在していたことがわかる。
問題は、誰が、いつ、どのような理由で、ここに亀石として掘ったのか?、別の場所から移動させたのか?
神社の境内にある訳でもなく、周囲に史跡が存在している訳でもなく、なぜここにポツンと大きな岩があるのか?すら理解に苦しむ。
色々と調査も行われたようだが、何もわかっていないようなのでミステリーだ。
しかし、このユーモラスな亀の顔は、現代にも通じるものがある。
西を向いた時、大和盆地は泥沼(海)になるという伝承もあるが、まぁ、作り話であろう。
いずれにせよ、奈良の亀石は非常に興味深く好きな部類になる。
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明日香・亀石の見学は無料で、いつもたくさんの観光客が訪れている。
ただし、大きな通り沿いや交差点にある訳ではない。
1本、裏手の農道のような道沿いにある民家の軒先に亀石があるので、場所も奇妙なところだ。
生活されている住民もおられるため、大声など出さず、静かに見学願いたい
亀石の見学所要時間は1分。
交通アクセス
亀石への行き方・アクセスだが、電車の場合、近鉄橿原神宮前駅または近鉄飛鳥駅から「赤かめ周遊バス」に乗車し、中央公民館バス停下車し徒歩2分。
1日周遊券「周遊バス1日フリー乗車券」などがお得か。
クルマの場合、平日でも満車気味だったが、短時間であれば明日香村中央公民館の無料駐車場が利用できる?ようだ。
セブンイレブンなどには止めないようにご注意を。
なお、明日香レンタサイクル亀石営業所の有料駐車場を使用するのが常道手段と言える。
貸自転車(レンタサイクル)の場合には、亀石の目の前の道路に直接入っても良いだろう。
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亀石がある場所などは、当方のオリジナル地図「大阪・京都・奈良方面」にてポイントしている。
大坂・京都・奈良など関西方面の史跡
スマホ画面などで表示して「検索窓」から検索して、カーナビ設定することでも使用可能。(徒歩ナビとしても可能)
亀石前にある広大な田んぼに重機が入って、何やら造成していた。
かなり広い土地であるが、大きな建物でもできるのだろうか?
駐車場ができることをちょっと期待しているが、駐車場ができたらできたで観光客が増えるので、亀石のご近所にお住いの住民には迷惑な話かも知れない。
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