草戸稲荷神社(くさど-いなりじんじゃ)は広島県福山市草戸町にある稲荷神社です。
祭神は保食神(うけもちのかみ)、宇加之魂神(うかのみたまのかみ)、大己貴神(おおなむちのかみ)の三神であり、草戸稲荷の境内には、五社稲荷、十社稲荷、葛木稲荷など約20社ほどの稲荷神社と八幡神社が末社として祀られています。
福山市では、一番、初詣の参拝客が多いことでも貼られ、広島県内でも広島護国神社についで2番目に多い、40万人以上がお正月に参拝します。
橋の方まで長蛇の列になっていますと、さすがに混雑していて90分以上、かかる場合もあるそうです。
24時間境内には入れますが、高いところにある本殿の開門時間は原則として朝9時~16時までとなっています。(お正月などを除く)
今回、到着したのは16時10分でしたので、本殿までは参拝できませんでした。
明王院と言う神社が隣りにありますが、もともと明王院の鎮守社が草戸稲荷だったとの事です。
大同2年(807年)に明王院の開基空海上人が鎮守社として草戸稲荷を建てたと言うことになります。
なお、芦田川の中洲には、日本のポイペイとも呼ばれる遺跡・草戸千軒町(くさどせんげんちょう)があります。
約300年間、栄えた大規模な港町で、いわゆる門前町でしたが、江戸時代の1673年に洪水が発生し、川底に沈みました。
草戸稲荷神社も、その街の中にあったようですが、度々、洪水に悩まされたため、街が全滅する数十年前に、福山藩主・水野勝成などが現在の地に移転させたようです。
交通アクセスですが、電車の場合、JR福山駅から鞆鉄バスで約15分「草戸大橋」下車して、徒歩約15分となります。
クルマの場合、山陽道福山東ICまたは福山西ICから約30分で、無料駐車場が完備されています。
臨時駐車場も含めると2000台確保されているため、駐車場には困りません。
正月以外でしたら、下記の駐車場が近くて便利です。
日本三大稲荷ともされますが、備中高松城近くの最上稲荷もそうです。
国宝建物があるお隣りの「明王院」とセットでどうぞ。
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