1997年12月にJR東日本・東北新幹線で運転開始したE4系。
全車両2階建ての新幹線ですが、2019年時点では上越新幹線のみで運転されています。
2階建てと言う事で、16両の定員は1634人で高速鉄道車両としては世界最大級です。
朝夕の新幹線通勤ラッシュ時、帰省シーズンなどでは大量の乗客が「座れる」ので、うってつけの車両でした。
特に、北陸新幹線・北海道新幹線と相次いで新線が開通し、上越新幹線・東北新幹線なども併用している、東京~大宮間は、本数(ダイヤ)もこれ以上増やしにくい状況になっているので、本数を増やせない分、座席数を増やしてみたと言う事です。
ただし、E4系は2階建てにしたので、最高速度は245km/hしかスピードが出ないそうです。(営業速度は240km/h)
重いので、北陸新幹線の軽井沢の勾配もキツイとの事で、軽井沢駅まで入るのを前提として改良したのは4編成しかありません。
はやてが時速275km、はやぶさが時速320kmと、時代は明らかに「高速化」「時間短縮」を求めています。
そのダイヤの中で、240kmそこそこで走られてしまっては、当然、ダイヤ上の問題も生じるため、やっかいものとなってしまいました。
E4系は2013年から順次廃車が開始されており、2017年3月までにすべての編成が全廃されると一部では報道されています。
その後、2021年3月末までにE4系をすべて廃止し、E7系に順次切り替えて行くと、JR東日本から発表があり、日本で唯一の2階建て新幹線車両が姿を消します。
よって、今回、東北に行く際に東京駅で簡単に写真に納めましたが、私に取りましては、もうE4系、見納めになるかも知れません。
最近は、夜行寝台特急がどんどん廃止となるなど、非常に寂しく存じますが、新幹線も引退する車両もあれば、最新鋭の新型も登場するなど世代交代していますね。
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