明鏡洞は、福井県大飯郡高浜町の若狭湾国定公園「城山公園」にある海食洞です。
この城山公園は、戦国時代には、若狭守護・武田氏の重臣である逸見昌経の居城「若狭・高浜城」でした。
ずいぶん、風光明媚なところを城にしていたと感心してしまいます。
明鏡洞は「めいきょうどう」と読みます。
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由来ですが、丸くあいた巨岩の先には、若狭湾の水平線が「鏡」のように見えることから、明鏡洞と言う名前になったようです。
この城山公園の海岸には「八穴の奇勝」と呼ばれる珍しい洞穴が他にもあります。
蛭子が洞・鼓ヶ洞・猩々ヶ洞・乙女ヶ洞・外ヶ洞・鋏み洞・揚ゲ小洞です。
城山公園には散策路が整備されており、多少、坂道を登って行けますが、外ケ洞などを望むことも可能です。
ただし、見学しやすく、特徴的で一番大きい穴は、その明鏡洞と言う事になり、まさに絶景です。
より雰囲気が伝わるように4K動画でも撮影してみました。
明徳4年(1393年)には、室町幕府の3代将軍で、京都に金閣寺を造営したことでも知られる足利義満も、この地を訪れて、この景色に見とれたと伝わります。
青葉山に沈む美しい夕日は「夕日百景」にも選ばれており、磯では釣りも楽しめるスポットです。
春には芝生広場が桜の名所にもなります。
入園料などは不要で24時間散策可能です。
今回、訪問させて頂いた際には、天王山と言う右側の小高い丘は、何か崖崩れがあるのか?、立入禁止で散策できず、天保山展望台へは行けませんでした。
見学所要時間ですが、明鏡洞だけを見る場合には、砂浜(ベビービーチ)のところから望めますので、駐車場から往復で10分ほどになります。
城山の方を散策した場合には、30分~60分程度は見た方が良いです。
夏場は水分補給など、熱中症対策もしっかり行いましょう。
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明鏡洞への交通アクセスですが、JR小浜線の若狭高浜駅から徒歩15分となります。
60台ほどの無料駐車場やトイレが完備されていますが、城山海水浴場が隣接しているため、夏期(7月~8月)は有料駐車場(1000円以上)となるようです。
当方のオリジナル地図では、その駐車場をポイントしておきます。
・高浜城 逸見昌経が城主を務めた風光明媚な若狭の城
・瓜割の滝 日本で2番目においしい名水
・三方五湖の雄大な景色「梅丈岳」
・氣比神宮(気比神宮) 歴史ある北陸道総鎮守
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